Labidochromis caeruleus
| Labidochromis caeruleus ラビドクロミス カエルレウス 本魚は、非常にポピュラーで、マラウィシクリッドの中では非常に良く知られた種類ではありますが、本魚にはとても面白い裏話が紹介されています。 本魚は、日本、中国、香港はとわず、おそらく世界各地のペットショップで無数に見られる魚種ですが、実はこれらの無数の魚はたった1ペアの魚からここまで世界中に広がったと言う事です。 実は、本魚は80年代の前半に一部のシッパーさんにその存在を知られていたのですが、スウェーデンのシッパーさんより、初めて国外にもたらされました。その時は、1ペア 2匹の個体だったらしいのですが、たまたま、それを見た、ブリチャージ氏は、これはすごい魚だ!と言うことで、そのスウェーデンのシッパーさんに頼んで2匹を譲ってもらったそうです。 それから、ブリチャージ氏は自分の本拠地、タンガニーカのブルンディで本魚の飼育を始めました。そして苦節4年間、その2匹を元手に1000匹までブリードを行い1986年に一斉に輸出を開始しました。 しかも、その当時の名前はラビドクロミス タンガニカエ"Labidochromis tanganicae"と名づけられたこともあり、当初はタンガニーカシクリッドの一種として誤認されていました。 一方こうした動きとは別にスチュアートグラント氏は、この魚は非常に深場に生息しており、その数も非常に少なかった為、当初は、ビジネスとして成立し得ないと目していたようです。しかしながら1990年に終に本魚のブリードを行うことを決定をし、ダイバーに集めさせること1ヶ月、22匹の個体を見つけ出しました。そして、スチュアートグラント氏のマラウィの本拠地であるKambiri Pointでブリードを始めるのですが、なんと地震が彼の地を襲い、養殖池は破壊され、全ての個体が死んでしまい市場に出ることは無かったようです。 そして、スチュアートグラント氏によるルートは閉ざされたまま、90年代はワイルド個体の輸入は一匹もされず、現在流通している多くのカエルレウスは、ブリチャード氏がスウェーデンで購入した1ペアの個体により世界に広まったと考えられています。 |