アフリカンとその進化速度について                  
   
私自身、シノティラピア アフラを飼育するようになって、この魚について調べてみるといろんな事を知ることができました。
そして、ここ最近、本魚を対象とした実験が40年ほど前より、アフリカンの進化速度という物の研究が行われていることを知りました。
 
 
内容を抜粋しますと。  
1960年代 - - - -  湖南部のトゥンビ ウェスト島(Thumbi West)の岬、ミタンデポイント (Mitande Point)近くに、輸出業者によって、
                       大量のシノティラピア アフラが養殖の為放流されました。

1980年代 - - - - 調査の結果、本魚は、そのまま、ミタンデ ポイントにそのまま生息していました。ミタンデポイント以外ではアフラは
                      発見されず。


2001年    - - - -  再調査を、5kmごとに距離をとって6つのポイントで標本採集調査行いました。
                       そこでは、本島のいたる所でアフラが広がっており北部と南部では明らかに別のタイプのアフラが出てきている。
                       トゥンビウェスト北部型は背鰭に対して4本の縦縞、一方南部型は2〜3本の縦縞
                       両者はフィンガーチップDNA検査方法では別種との結論が出た。
 
ついては、このツゥンビ ウェストのシノティラピア アフラは、80年代から、2000年の20年間において、トゥンビポイントの北部、南部で種の分化が行われており、恐るべきスピードが確認された。
更に、同島の南部には、シノティラピア アフラとメトリアクリマ ゼブラ(Metriaclima zebra)とのハイブリッド個体が発見された。 これは、同島南部が風が発生する場所で、かつ平坦でなく、水が濁っているからだと考えられています。 ビクトリア湖でも確認されたことでも分かるように、こうした透明度の低い状態と言うのは、シクリッドの視覚識別能力を低下させ、ハイブリッドを作る要因になるとの事です。
 
   
こうした情況をみてみますと、私たちのアフリカンシクリッドが如何にきわどい状態で出てきた産物なのか、そして、非常に危なっかしい状態で現在の種類を保っているのかと言うが分かるような気がします。 ムバンバや!! リコマアイランドや!!いうても、私たち飼育者が何年か後に手にする個体は全く違ったものになっているのでは無いか ?と言うのが危惧されます、それと同時に、心配すべきは彼の地の環境です。食料需要を満たす為に多くの肥料が援助や輸出で持ち込まれているみたいですが、それらが、流れ込んで、富栄養化状態を生み出して、透明度が下がり、いわゆる純血種とはブリード個体のみ・・・・  
参考文献:
http://sciencenow.sciencemag.org/cgi/content/full/2004/802/3
http://www.practicalfishkeeping.co.uk/pfk/pages/item.php?news=382
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15245419