田中さんに1票を投じた有権者に聞いたところ、過半数の人が今回の知事選のきっかけとなった知事不信任そのものに納得できないことや、任期途中の田中県政に「ノー」を突き付ける材料に乏しいことを理由に挙げ、「積極的な支援者」は少数派だった。
調査は、長野、松本、飯田市など県内10か所の投票所で田中さんに投票した100人を対象に、6項目からの選択式で行った。
最も多かったのは、「県議会の不信任に納得できない」の30人。須坂市の主婦(32)は「県議は横暴。弱い者いじめに映る」、飯田市の会社員男性(28)は「議会は不信任で利権を守ろうとしている」と話した。県民への十分な説明を欠いた県議会の姿勢が、〈田中圧勝〉を結果的に後押しするという皮肉な結果になった。
「1年8か月では短すぎて(田中県政を)評価できない」は27人。上田市のホームヘルパー女性(52)は「判断するには短すぎる。ダメなら次で変えれば良い」と述べた。
「(有力対抗馬の)長谷川(敬子)さんでは県議会のいいなりになってしまう」と答えた佐久市の主婦(40)のように、「旧来型」県政への回帰に対する懸念を示した人も18人いた。
これに対し、「県政をガラス張りにした」「脱ダムの理念に共感した」など、田中さんの政策や政治姿勢を積極的に評価した人は、13人にとどまった。須坂市の主婦(66)のように、「人格、政策面は評価しない。ただマンネリは打破した」と話す人もいた。
(9月2日00:22)