−なぜ、タイの食べ物の味が極端なのか−

 

 三月十日、後期の合格発表もまだなのに、私は長年の夢であった初の海外旅行に一人で行った。著名人の旅行記などを読むのが好きで、それを読むうちに一人旅に憧れるようになり、そのうちに私はいつか海外で一人旅絶対行こうと心に決めたのだ。そして、私はその中でもっとも興味を惹かれたタイに行くことにした。ガイドブック片手に私はタイを歩き回った。日本とは違う風景、習慣にカルチャーショックを受けたが、もっともショックだったのが食べ物の違いだった。なんとタイの緑茶には砂糖が入っているのだ、私は思わず吹き出した。何で緑茶甘くするのだろうか?

 緑茶だけではなくファンタもレモンティーも甘い、ミルクティーには練乳を山ほど入れる。辛い料理を食べたときは胃が荒れて一日なにも食べられなかった。タイの料理の味は極端に偏っている。甘いものはとろけるように甘く、辛いものは大人が泣くほど辛い。タイだけでなく年中暑い国はそういう食べ物が多いらしい。カレーやキムチ、トムヤムクンなどがそうだ。一方、寒い国の食べ物は甘さと辛さのバランスがいいと私は思う、日本の食べ物も極端な味のものはない。なぜこんな違いがあるのだろうか私は自分なりに考えてみようと思う。

 最初に思いつくのは、体力の消耗が激しいので糖分が必要ということである。気温が高いので働くと非常に疲れる、汗もだらだら流れる。日本のように中間の季節がない、夏ばかり、日本人には考えられない感覚だろう。しかし、夏の日の仕事の疲労感わかる。糖分は人を元気にする。彼らは過酷な労働に耐えるために砂糖を多量に使った食べ物を食べるのだ。しかし、なぜ食べ物が辛いのかということはわからない。なぜ、こんなに激辛な食べものを好むのか?タイの食べ物は辛いというより痛い。舌にふせぎようのない痛みが走る。タイは暑い、年中暑い。暑いとき人間は頭がぼやける、ぼーっとしているうちに気力が奪われる。こういうときには刺激的なものが、目の覚めるようなものが必要だ。だからこんな唐辛子のいっぱい入った辛いものを食べるのだ。これが私の考えた「なぜ、味が極端なのか?」ということについての結論である。