えびちゅメカレポート


ENJINE

ボンネットを開けると赤いヘッドにEVOLUTIONと刻印されたエンジンは87年デビューのギャランVR-4からWRCに使われつづけられている4G63型である。2リットル直列4亀頭DOHCターボエンジンのそれはエボ4にて280馬力の大台に乗ったためその後はトルクアップやトルク特性の改善を図り、今回のエボ7では最大トルクは39キロに達した。
 また、ターボチャージャーのタービン側ノズル径断面積の縮小による最適化、吸気系の配管の見直しにより吸気抵抗は20パーセント減り、そして、インタークーラー、オイルクーラーの容量アップにより最大トルクのアップや中速域のトルクをフラット化させている。これによって3500回転で最大トルクを発生させるが2750〜5500回転ののあいだに常に35.6km以上のトルクを発生している。
 目立たないとこでは中空カムシャフトや吸気系配管のアルミ化によって計量化もしている。
 
 次にエボ7最大の進化であるACDについてである。ACDとはアクティブセンターデフの略である。これはVCUの代わりに多板クラッチを組み込んだもので、ハンドルの切れ角、アクセル開度、車輪速度、Gなどの各種情報をコンピューターが受け、その圧着力を油圧でコントロールすることでセンターデフのロック率を自動的に変化させようというものだ。
 簡単に説明すると、ターマックモードではカーブ直前でぶれーキを少しかけフェイントをかければスッという感じで入っていく。また、スノーモードではターマックモードと同じように曲がろうとすると曲がりきれないというか多くハンドルを切るような感じで曲がる。(アンダーステアっていうのかな?)。グラベルモードはターマックとスノーの中間という感じである。
 また、このシステムは85年頃のグループB仕様のスタリオン・ラリーカーで油圧式の駆動配分システムの研究によりWRCで実用化されていたのである。



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