門別競馬場

平成9年12月8日開設
コース:右回り1周1600m・直線325m

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清潔感がただようスタンド内の飲食店
 昭和60年にトレーニングセンターとして開設され、平成9年に競馬場に改修された。これは、慢性的な赤字が続いていた道営競馬(平地競走)の経営改善のため、帯広、岩見沢、函館で行われていた平地競馬を統合する形で開催が始まった。つまり、自前の施設で行うことにより、施設使用料を節約できるというわけである。当初は4月の「開幕シリーズ」も行われていたが、現在では秋の2ヶ月間のみの開催に縮小されている。

 この競馬場へは、北見競馬場を参戦した翌日に訪れた。1周1600mの広々としたコースにおよそ不釣り合いなほどこぢんまりとしたスタンド。観客のほとんどは馬産地関係者か、地元の農業関係者といった趣き。この日は今年最初の開催ということで、場内では様々なイベントが行われており、焼き椎茸、石狩鍋、じゃがバターと様々な「無料配布」にあやかった(これだけでおなかいっぱいになった…笑)。アットホームな中に華やかなムードがあり、暖かさを感じる競馬場だった。馬券はトリガミ1枚拾っただけの惨憺たる有様だったが、晴れやかな心持ちで馬場を後にした。
 残す競馬場は1ヶ所だけとなった。そして、残った万札は1枚だけだった……。

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 4コーナーポケットの並びにある入場門からホームストレッチに沿った小径を400mほど歩いてスタンドに向かう。
 コスモスを従えて誇らしげなヒマワリに蜂が佇む。その背後を研ぎすまされた一陣の蹄音が駆け抜けていった……。

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パドックは正面スタンド前にあります。笠松と同じようなつくりですが、笠松のパドックが本場場奥の内馬場に位置するのに対し、こちらは、馬場の手前、スタンドに向かってせり出す位置にあります。だから、馬がよく見えるのはもちろん、狭いスペースに作られているので、スタンドから石段を下りていけば、「かぶりつき」で見ることもできます。馬産地のお膝元、馬にやさしい土地柄ならではの光景です。それに、もう「スポイトに硫酸」みたいな『昭和の遺物』を心配する時代でもないですしね。
ところで、よく見ると、オーロラビジョンはトラックに積まれた「移動式」です。なんだかとっても可愛らしいです。



5Rのパドックから。左は笹木美典騎手。平成14年にデビューした彼女は、ホッカイドウ競馬唯一の女性騎手として花を添えます。
右はカメラ目線の馬渕繁治騎手。彼はもともと門別出身ですが、単身山形に移り住み、上山でジョッキーになりました。その後、平成15年に上山競馬が廃止になると、故郷・門別にもどり、脊髄損傷の後遺症に敢然と立ち向かいながら、第2の騎手人生を歩んでいます。

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この日は平成17年度の開幕戦。北海道の海や山の幸が次々に振る舞われます。椎茸の香ばしさに鼻をくすぐられ、すぐさま列に加わりました。
左の石狩鍋は先着300名の限定もの。こちらも鮭がたっぷりで大満足。

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 この日の7Rは「フレッシュチャレンジ競走」。その名の通り、この日デビューを迎えた2歳馬によるレースで、「JRA認定競走」と呼ばれる中央でのクラシックにも道が開けるというレース。このレースを制したのはブラックソフィア号(先頭・桃帽)。鞍上は中央でもおなじみの千葉津代士騎手です。



 行きは札幌駅から高速バス「ペガサス号」で、帰りはタクシーで10分くらいのJR富川駅から日高本線に揺られて。ちなみに、札幌から門別競馬場までは無料送迎バスもありますが、事前予約制なので注意が必要です。ちなみに私は送迎バスの存在を知っていたにもかかわらず予約締切日を見過ごしてしまい、乗せてもらえなかったという失態を演じてしまいました。