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すべては傍受されている―米国国家安全保障局の正体
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 197805 位
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本書は、米国国家安全保障局NSAの成立と携わった事例、そして今後の行方を、正負両方から展望している。外交や戦争の勝敗を決定するのは情報の入手と適切な利用である。たとえば、アメリカでの同時多発テロでは、実行犯の行動を適切に分析すれば防げたかもしれないし、イラク戦争ではフセイン大統領の所在についての情報が開戦および終戦のきっかけになったようだ。そのような意味で、本書の出版はタイムリーと言える。 主に扱われている事例は、キューバ問題、朝鮮戦争、中東戦争、冷戦時の対ソ関係、ベトナム戦争である。これらについてNSAの関与と作戦行動が、著者が独自に入手した情報、多くの当事者たちの言葉、公開情報を駆使して描き出されている。NSA内部の問題、NSAと軍あるいはCIAとの確執、入手した情報の処理や政策に取り入れられる過程、あるいは謀略や政治的・外交的失態につながった例を、多くの人に知らせ、その問題点を白日の下にさらけだしている。平行して技術的な変遷、初期の暗号機器の製作、敵の機器の奪取、船や潜水艦、飛行機から人工衛星を利用した電子情報の入手と分析手段、高速コンピュータの利用が解説されている。 原著がジャーナリスティックな文体であるのかもしれないが、訳文に読みにくさを感じる箇所もある。ただし、訳者によって適時補足はなされているようだ。訳者も後書きで述べているが、原著の参考文献等の出所が省略されているので、それらを確認できないのは残念だ。(村藤一雅)
株や円ドル取引を行っている人にもお奨め
米国の政策決定過程の一端が、キューバ問題、朝鮮戦争、中東戦争、冷戦時の対ソ関係、ベトナム戦争など具体的な事例を通して学べる。株や円ドル取引などを行っていると、一番怖いのはこうした戦争などの不慮の出来事。こうした戦争などのぼっ発を「不慮の出来事」としないためにも一読を奨める。
NASAじゃないよ、NSAね
2段組650頁の大物(おおもの)書籍である。NSAの収集した情報は米政府の行動を大きく左右する。もともとの発祥は軍事暗号の解読だったが、戦争における情報戦の重要度が増すにつれ、組織も大きくなっていく。潜水艦で海底にある通信ケーブルを盗聴したり、月面からの反射電波を拾ったりとそれはもうありとあらゆることをする。傍受対象国のぎりぎりまで近づいて電波を拾う傍受要員。相手国に見つかって攻撃を受けて死傷者が出ることだってあるのだ。そして、集められた情報を解析する技術。いやはや米国のこういうことにかける執念は凄いのひとこと。CIAとの確執、歴代NSA長官の人物像をふくめ発祥から発展、苦難を描いたNSA解体新書。必読ッ!
角川書店
Of Paradise and Power: America and Europe in the New World Order The Puzzle Palace: A Report on America's Most Secret Agency 円の支配者 - 誰が日本経済を崩壊させたのか エシュロン―アメリカの世界支配と情報戦略 (角川oneテーマ21) 世界のインテリジェンス―21世紀の情報戦争を読む
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