初林檎を手に入れました。Windows に乗り換えた友達から 1 万円で譲り受けたんです。
初めて見る、MacOS (正確には漢字 Talk だけど) の起動画面にちょっぴり感動を覚えつつ確認したスペックは、
って感じでした。
譲り受けた段階では何をどう操作して良いやらさっぱりでしたが、いろいろ触ってるうちに掴めてきました。さすが林檎。
前のオーナーが使っていた状態をそのままもらってきたのですが、Simple Text (Windows のメモ帳相当) が何故か起動しないので、一緒に色々もらってきた CD-ROM を引っ張り出して jedit をインストールしました。
取り敢えずテキストエディタが使えないと不安な僕もこれで一安心(笑)
この非力なマシンを、ちびちび学びながらインターネット端末に育てることが出来たら面白いかもなと思っています。
いまどきパソコンたるものはオンラインで使えないことにはどーにもならないと考えている僕は、取り敢えず Perfoma 用のネットワークカードをなんとかしないといけないなと思い、日本橋まで行ってみました。
中古では残念ながら掘り出し物を見出すことはできなかったものの、まだ新品でも手に入ることを確認しましたがその値段はなんと \13,000 弱。
ちなみに DOS/V だったら \1,000 ぐらいで手に入る代物です。
悩んだ末にもう少し勉強してから購入を検討することにしました。
帰宅してから、前のオーナーが購入したけど取り付けずにそのままになっていた純正メモリを増設。当時の値段で SIMM 8MB が \13,800。
ちなみに今日、日本橋で確認した DIMM PC133 256MB は、\7,500 程度。
で、メモリ増設時に中をのぞいてみたり他の部分をいろいろ弄くってみた感想。どうもハードウェア製作時の品質管理が全体的に甘いのではないでしょうか。
中古とはいえモニターのビームは軸がずれてるし、CD ドライブ開閉ボタンとかもちゃっちい。ホントにこれで当時何十万もした商品なのか?全然納得できません。
確かに Mac は熱烈なファンが多いし、Mac を愛する人たちは不思議と人間的に魅力的な人たちが多いけれども、そういったファンに甘えたビジネスを展開したことが今日の Apple 社の没落の一因になったことは十分感じ取れたのでした。
駄目だ。。。。。(>_<)
TCP/IP (インターネット標準プロトコル、コンピューター間通信言語)を使うためには、Open Transport 1.1.1 か 1.1.2 をインストールする必要があるけど、1.1.1 は Perfoma 6210 をサポートしてないし、1.1.2 は漢字 Talk 7.5.5 以上である必要があるみたい。
しかし、漢字 Talk 7.5.1 をアップグレードするためには、7.5.3 そして 7.5.5 と二段階のステップを踏む必要があってそれぞれ、フロッピーに入りきらないサイズ(さらにぎゅうぎゅう圧縮すれば入るかも)のファイルを何十枚分もダウンロードしなきゃいけない。( MO も CD-R も持ってないですから。)
想像しただけでも途方も無い手間。。。面倒くさがりの僕はこういう作業は苦手。やはり Perfoma 6210 をオンラインに乗せるのは無理があるのか。。。。。
1995 年暮れの製品だというのに、TCP/IP すら実装せず、AppleTalk という独自技術にこだわった林檎屋の悪癖の産物だということで責任転嫁(笑)
※註 同時代の Windows 95 はまだ Microsoft がインターネットの重要性を意識してなかった時代の製品でも、設定を切り替えることで TCP/IP が使えるようになりますし、最新の Outlook Express 5.5 も無条件で使用可能。MacOS で Outlook Express 5.0 が使えるのは 8.1 からです。
後にネットワークカード(GREEN HOUSE GH-ELM 10/LC)を Sofmap 梅田店にて \5,699 にて手に入れました。Perfoma6210 の LC Bus に適合する 10Base-T のカードです。TCP/IP を標準搭載する MacOS8.0 も入手し、いざ Perfoma でインターネットの世界へ。
InternetExplorer5.0 を利用するとテキストボックスが文字化けしましたが、それでもなんとかエンコーディングの壁を越えやっとまともに使えるようなったのに。。。
重い。とにかく処理の一つ一つがとっても遅くてお話になりません。
例えば、Mac USER のデフォルトサイトである Apple Japan のフロントページ。構成データの殆どが画像データという HTML の基本の観点から言うととんでもないページなのですが、それはさておき、OS8 と IE5 の組み合わせでは画像パーツの一つ一つがのんびりのんびりダウンロードされている様子が目で見えると言えばどんな感じか想像していただけるでしょうか?
初期のものとはいえ腐っても PowerPC プロセッサーを搭載していますから 68000 の時代に作られたようなアプリケーションならそれほどストレスは溜まることなく使う事が出来るのですが、計算機のベースクロックが 37.5MHz、プロセッサーの逓倍率は 2、PIO 転送の IDE HDD といったスペックでは現代の Web ブラウジングを快適にこなす事はかなり荷が重いようです。相当忍耐力のある方でないと耐えられないでしょう。
現在のインターネット、すなわち TCP/IP は BSD から生まれ、BSD と共に育ち、そして BSD によって支えられてきたといっても過言ではありません。MacOS X の中身は実は FreeBSD である事を御存知の方も少なくないでしょう。
MacOS を用いたインターネットクライアントマシーンとしては限界を露呈している Perfoma6210 ですが、インターネット界のサラブレッド、BSD の血を引きつつ Mac 用 RISC プロセッサーに最適化をかけられた NetBSD を使ってのサーバーとしての用途ならまだまだ有効活用してやれるかもしれない。そんな希望を抱いていました。
しかし、残念ながら Perfoma6210 は NetBSD のサポート外。どうも LC Bus マザーボードをカーネルがサポートしていないのが原因のようですがなんとも悔しい限りです。クライアントとしても駄目、サーバーとしても駄目。インターネットとはつくづく縁の無い Perfoma6210 なのでありました。