名言名句の間

「名言名句の間」はいわば言葉の殿堂です。

かなり、大仰に言えば、ですが。本を読んでいるさいちゅう、これはいいせりふだなあ、とか、なんていいことを言っているんだ、とかふと思う瞬間って、ありませんか?私は結構よくあります。

そんなとき、軽く本に記しをつけておいたり、あるいはその言葉を写し取ったり、そんなことを私はしてきたことがありました。この「名言名句の間」では、そんなふうな形で私がいいなあ、と独断と偏見にもとづいて選んだ、古今東西を問わず、ジャンルを問わずの、まあいわばなんでもありーのという形で集めた、言葉たちの殿堂です。よろしければ、ご覧下さい。

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302. 『わが生涯』 第32章 講和 12/01/2002

真理は自ら道を切り開く。しかし、馬鹿げたものも根強く残る。

レフ・ダヴィドヴィッチ・トロツキー Lev Davidvich Trotskii 〔露〕 1879-1940

【コメント】ブレスト講和に関して、これが「講和でもなく、戦争でもない」状態を作り出した、ということが、なかなか受け入れられないというトロツキーですが……それは「馬鹿げたもの」といわれてもちょっと困りますね。

301. 『エリアのエッセイ』 学校教師の今昔 12/01/2002

他人からいろいろな考えを引き出しても、それは差し支えない。ただ、自分なりの考え方、自分の考えを形づくるための鋳型は、あくまで己れのものでなくてはならない。知性の産物は分かち伝えることもできよう。しかし、各人の知性の枠組みはそうはいかないのだ。

チャールズ・ラム Charles Lamb 〔英〕 1775-1834

【コメント】自分の考え方。なかなか難しいものですが、逆に難しく考えると自分の考え方自身も失ってしまいかねないのが、またこれが難しいところです。

300. コラム「わたしはなぜコミュニストでないか」 12/01/2002

人間精神のもっとも非道徳的な贈り物は、一般化という贈り物である。経験を総合する代わりに、たんに一般化で代用することを求めるのだ。コミュニズムの新聞の中では、この世が徹底的に悲惨であること以外には、世界に関することが何も読み取れない。認識の限界を制約されていない人間にとっては、それはいささか不足である。

カレル・チャペック Karel Capek 〔チェコ〕 1890-1938

【コメント】一般化することにより、私たちは個々の具体的な苦しみまでも捨象してしまうのです。

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