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I Scream the Body Electric

  「新しい仲間」



 ソーンに捕らえられたブレナンが格闘術を駆使して警備隊員たちを倒しながらジェノマックス社内を逃げ回っている。逃げ回っているうちにとある部屋に入り込んだ彼がそこで見たものは、幾つものポッドに入れられた実験用のミュータント達だった。ソーンはあっけにとられている彼を不意打ちし、再びブレナンは捕らえられる。ミュータントXの本拠地「サンクチュアリ」では不安がるエマを宥めつつブレナン救出の為に動きだす。

ジェノマックスではエックハートとソーンがエマや他のアダム側のミュータント達を狩り出す計画を立てている。それを予測していたのかミュータントX側も他の隠れ家に移る準備を始めだす。四肢を拘束されたブレナンはエックハート達にミュータントの力さえも拘束することのできるサブダーマル・ガバナーを装着されてしまう。装置の威力を信じないブレナンはソーンに向かって放電しようとするが装置が機能して苦痛の為にその場に倒れ込んでしまった。エックハートは彼に自分の部下になりジェネティック・セキュリティの隊員になるように誘う、もちろん拒否は許されない。

 エマはアダムに自分のミュータントとしての生い立ちを明かしていた。彼女は五歳の時にはぐれた両親を見つけだしたことが最初の力を発揮したのだった。ミュータントXのメンバーであるルビーがソーンに捕らえられエックハートの元へ連行されてきた。怯えるルビーにエックハートは自分の心を読ませることによって彼に暗示をかけ隠れ家の場所を吐かせてしまう。シャリマーはエマに自分も以前はエマ以上に自分の力に対して混乱していたことがあると告白し、ミュータントも授かった力を効率良く思う通りに使うために開発する努力は必要だと言ってトレーニングに誘う。その二人の姿をそっと物陰から見守るアダムの姿があった。

 ルビーもまたサブダーマル・ガバナーを着けられソーンの言葉のままに別の隠れ家に移った仲間のミュータント達のことを話してしまう。サンクチュアリの診断室ではスキャン装置で診断を受けながらシャリマーがアダムにエマにチャンスを与えてくれたことに礼を述べている。アダムも2度目のチャンスを与えたのはエマだけでなくシャリマーも同じだと言って気遣いながら、エマの能力はまだエックハート達と戦うには不十分だがかなり成長していることを教える。

 ジェシーが新たな隠れ家で仲間のミュータント達に新しいIDカードを渡していると不振な衝撃が隠れ家を襲う。侵入者達の足音が近付き皆外へ逃げようとするが、既にジェネティック・セキュリティーのエージェント達に周囲を包囲されていた。ジェシーを始め戦える者は抵抗を試みるが空しく鎮圧されてしまう。八方を囲まれたジェシーに近付いてくるソーンと今や奴らの命令には逆らえないブレナン。ソーンはブレナンの力を解放してやるとジェシーを攻撃するように命令する。躊躇うブレナンをソーンは脅し仕方なく彼はその両手に高圧電流を溜めると、他のエージェント達に知られないようにジェシーに目で合図を送りおもむろに放電する。ブレナンの意図を読んだジェシーはタイミングを合わせて体密度を薄くしブレナンの放電攻撃をさけ、その電撃は後ろにいたエージェント二人を吹き飛ばしてしまった。そのままジェシーは床に吸い込まれるように消え、ソーンはブレナンの不手際に呆れ毒づく。

 サンクチュアリに戻ったジェシーは隠れ家の襲撃をアダム達に報告していた。ブレナンがジェシーを救ったことを聴くとアダムは彼がまだエックハートに買収されていないことを悟る。ジェシーとシャリマーはブレナンを助けに行こうと提案するがジェネティック・セキュリティーの本拠地が分からないとアダムは悩む。そこへ話を聴いていたエマが自分の力を使って居場所を探し出すと提案する。エマの心変わりに驚き喜びつつアダムはエマに自分の力をコントロールする訓練を受けるようにすすめる。ジェノマックス社ではエックハートがソーン達から隠れ家の襲撃とミュータント達の捕獲に付いての報告を受けている。だがブレナンの不手際によりジェシーを取り逃がし他の隊員達を怪我させたことを聴いたエックハートはサブダーマル・ガバナーのリモコンを使用して2人に罰として苦痛を与える。ソーンもまたエックハートの手によって力を制御される存在だったのだ。罰を与えた後エックハートは2人にエマを捕らえるように改めて命令を下す。

 アダム達はダブル・ヘリックスでブレナン他仲間のミュータント達の救出に向かう。エマはアダムの言う通りに気持ちを集中させアリソンやビンスの居所を探ろうと努力する。彼女が念じるとアリソンとビンスが鎖で縛られもがいている姿が目の前に浮かぶ。だが彼等の捕らえられている場所までは分からない。エックハートは捕らえたミュータント達をジェノマックス社建物の野外の檻に全員サブダーマル・ガバナーを装着させ拘束する。彼等の頭上より彼等を眺めながらエックハートはジェノマックスの子供達にようやく会えた感想を述べ、互いに理解し合おうと口先の言葉を投げかける。

 アリソン達の今の状態を見ることは出来ても彼等の捕らえられている場所が中々つかめないエマは弱気になって諦めようとする。そんなエマをアダムは優しく励まし、知らない仲間よりよく知っているブレナンに焦点を絞って探ることをすすめる。ジェシーとシャリマーの心配そうに見守る中エマはアダムの言葉に従いブレナンの心の状態を透視しついに彼の居場所を掴むことに成功する。街中でミュータント達の隠れ家を探しているソーンとブレナン。ブレナンはソーンの首筋にも埋め込まれたサブダーマル・ガバナーを見て同じミュータントの仲間を裏切る気分はどうかと訪ねる。しかいソーンは選択の余地がなかったわけでなく自分から志願したことだときっぱり言う。そこへエマがブレナンを探し当てて姿をあらわし、その姿を見たソーンは喜んで彼女を追いはじめる。必死に逃げる振りをするエマをソーンは念動力でエマの前方に障害物を移動させ彼女を捕らえる。捕らえられたエマを残念そうに見つめるブレナンがそこにいた。

 他のミュータント達が捕らえられている野外の檻の中に今度はエマとブレナンが放り込まれてしまった。既にサブダーマル・ガバナーを装着されたエマにエックハートが会いにくる。エマに自分の部下になって他のミュータント達を捕らえるよう誘い、そしてブレナンには戦力として使えない程目にあまる所業故に今後は実験用として使用すると言い渡す。ジェノマックス社に警備隊員として侵入したジェシーは警備システムを解除する。すぐに警報が再起動するため許された時間は五分のみだ。同じく侵入しているアダムとシャリマーはエマや他の仲間達の居所を突き止めるため制御室に入らねばならないが、制御室の前には警備隊員達が警護をしている。シャリマーは警備隊員の注意を引き数人の隊員達を超人的な体力とスピードですぐにのしてしまった。その間にアダムは制御室に忍び込みコンピューターを操作してサブダーマル・ガバナーを解除し持ってきたウイルス入りのディスクを設置する。

 捕らえられているエマ達の元に隊員に扮したジェシーがやってきて分子密度を濃くしたパンチで見張りをやっつけると、今度は密度を薄くして檻に侵入し仲間達にアダムがサブダーマル・ガバナーを解除したことを告げ新しいIDカードを配る。囮になったことを何故教えなかったのかと質問するブレナンにエマは用心の為とちゃかし、ジェシーは彼に自分を助けてくれたことに礼を述べた。ブレナンは何ごともなかったかのようにミスっただけだととぼける。

 異変を聞き付けた警備隊員が集まってきたので制御室前で見張りをしていたシャリマーの彼等を引き付けつつその場を去り全員を軽く倒してしまう。制御室から出てきてシャリマーを探すアダムの背後から聞こえるエックハートの声。エックハートはアダムに研究の失敗作を救済すること等愚かな夢だとなじり自分は人類に貢献していると言う。だがアダムも負けじと自分の独断と偏見で決めつけた者たちへの偽りの貢献だとエックハートを貶し返す。ミュータント達が捕らえられている檻に警備隊員達が集まり檻の鍵をあけようとする。身構えるジェシーをよそにブレナンは檻全体に高圧電流を流し隊員達を感電させそのまま檻の鍵を開けてしまう。驚くジェシー達にブレナンはやり残した仕事を片付けると言って先に出ていく。

 昔からの因縁を引きずるアダムとエックハート。2人の間に噛み合う話は存在しない。エックハートはアダムが守ろうとしているのは怪物であり自分の立場を脅かす存在だと決めつけ、アダムはその怪物はジェノマックスの研究の産物なのだと反論する。ソーンを見つけだしたブレナンは今までの仕返しをすべくソーンを呼ぶ。ブレナンが檻を逃げ出したことを知ったソーンはサブダーマル・ガバナーによる苦痛を与えようとリモコンを操作するが既に解除されたそれはもう機能しない。アダムはすでに仲間達がミュータント達を救い出したこと教え、さらに驚くエックハートにデータベースにウィルスをアップロードしたことを告げた。平静を装いながら近くの端末機でデータベースを確認するエックハート。一見何ごともないモニターを見つめながらハッタリは通用しないと言いつつ振り返ったとき、もう既にそこにはアダムの姿はなかった。そしてその直後にデータベースがウィルスにより崩壊しはじめ、それを呆然と眺めながらエックハートは立ちすくんでいた。

 サブダーマル・ガバナーの効力が失われたことを知ったソーンは驚くがすぐにブレナンの背後にそっと近付く警備隊員の姿を見つける。安心したソーンはそのままブレナンに近付いていくが、ブレナンは背後の隊員に気付き一発の蹴りで倒してしまう。ブレナンが改めてソーンに向き直り両手に電気をためるのを見てソーンは一目散に逃げ出してしまった。逃げるソーンの背中を見つめながらブレナンは放電を中止し、そこへシャリマーが現れみんなと一緒に脱出しようと提案する。憤慨しながら空っぽの檻にやってきたエックハートの目に飛び込んできたモノは檻の床に大きく書かれた「Mutant X Lives」と言う彼への挑戦状のごとき文字だった。

 戦いが済んでサンクチュアリに戻ってきたアダム達。初めて足を踏み入れたブレナンは驚きながら辺り見ている。アダムは戻ってきたエマに彼女は自分の持つ力の重みに耐えることのできる理想の戦士だとほめ、ブレナンには与えられた自分の力を悪事に使い反逆者の道を歩んできた彼を敬遠していたが、アダム自身がジェノマックスを抜け反逆者になった今同じ反逆者と協力しあっていくことが一番だと気付いたと告げる。エマにとっては新たな可能性を引き出すチャンスであり、ブレナンにとっては過去を捨て去るチャンスだと言って2人がミュータントXのメンバーになることを希望する。シャリマーはエマに、ジェシーはブレナンにそれぞれコムリングを渡す。2人とも快く仲間になることを承諾し、アダムは心から彼等2人に感謝を述べる。そこへ新たな戦いを予感させる通信が入り...。


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