山県昌景(まさかげ) (PHP文庫)



山県昌景(まさかげ) (PHP文庫)
山県昌景(まさかげ) (PHP文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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戦国時代狂

武田軍団の中で真田を除けば数少ない人物小説である。赤備えはやがて徳川の井伊直政に引き継がれてゆく名物武将だけ合って面白くまとめられている。歴史小説121作品目の感想。
信玄に心酔した昌景

武田四名臣の1人である、山県昌景を描いた作品です。
最近の研究で昌景は飯富虎昌の弟ではなく甥であるとする説が有力になりつつあるようですが、この作品では従来からの弟として描かれています。

徳川家康に「さても恐ろしきは山県」と言わせた昌景は、しかし人より小柄で貧弱な体躯しか持ち合わせていませんでした。
しかし文武に修練を重ね、近習から侍大将に進み、義信事件の後には飯富の赤備えを継いで武田軍団の中核を担います。
そんな昌景は、近習として武田晴信に仕えた時に言われた「強さとは心から生まれるもの」という言葉を噛みしめ、また「戦に臨むにあたっては常に初陣のような覚悟で慎重に策を練ることことそ肝要」と堅実な戦いぶりを見せます。
惜しくも設楽が原の露と消えますが、そんな昌景の半生を描いた数少ない作品です。
もっと小説ぽく・・・

著者の小川氏の作品は、読んでいると通史のようだ。昌景の話よりむしろ武田信玄の通史ぽい。合戦場面も簡単にさらりと流してしまっている。読者に対して著者の見せ所が感じられない。読んでいてつまらない。
山県昌景(まさかげ)

全体を通して良く書かれていると思う。生い立ちから死まで信玄との手となり足となり
奔走し、その生き方は現代人にも学ぶ所があると思う。勝頼には冷遇されても、決して
信念を曲げない人物。武士の一分が騒がれてる昨今、戦国時代の武将の生き方は、今一瞬にすべてを
賭け、生をまっとうする姿が現代人の踏み込めない境地と覚悟の持ち方を改めて考えさせられる。
信玄について書かれた本は多くあるが、山県にライトをあてた書は珍しく、購入しました。
もう少し図説があればよりよく、全体が把握できると言う意味で☆3つにしました。
でも、よんで良かった本の一冊です。



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