| はじめまして。私は、仮想世界に生きる”菌糸の妖精”ゲスのチョコラータといいます。実体を持った漫画家よりも岸辺露伴が好きだ!という二次元コンプレックスな方のために生まれた新しい形のネットアイドルです。というか、ちゆ12歳様をパクっただけの、JOJOの奇妙な冒険ファンページです。どうかよろしくお願いします。 |
◇ゲス日記◇
| 2004年3月19日 | 変人偏屈列伝 |
今日は、愛蔵版コミックス『変人偏屈列伝』の発売日でした。 『変人偏屈列伝』とは、原作:荒木飛呂彦、作画:鬼窪浩久 …というコンビが、毎回、実在の変人を描くという人気ノンフィクション伝記漫画シリーズです。 伝記漫画というと、普通の人は「学研まんが伝記シリーズ」のような、子供たちのための伝記まんがを思い浮かべるかもしれませんが、 しかし、荒木飛呂彦が原作をつとめただけで、子供たちの憧れの発明王エジソンを隠語で相手を罵倒するキチガイのように描いたり、野球選手が身体障害者をタコ殴りにしたり、果ては獣姦寸前のシーンまで描いたりと、とても、子供たちには見せられないシーンがめじろ押しのヤバい代物に早変わりしてしまいます。 ちなみに、今まで扱われた人物は、マッドサイエンティストで有名な、ニコラ・テスラを始め、タイ・カッブ、コリヤー兄弟、康芳夫、ウィンチェスター婦人、腸チフスメアリーまで毎度毎度、その手の方々を唸らせるようなアレな人物ばかり。そんな人達をクローズアップして描いてきたというブッ飛んだ伝記シリーズです。 そんな、コアな人たちにはたまらない伝記漫画『変人偏屈列伝』が、このたびついに単行本化されました。 そんなわけで今回発売された『変人偏屈列伝』 手に取って見ると、装丁の毒々しい色使いが、人物達の毒々しさを物語っているようにも思えます。 ちなみに、2編を除いた全ての漫画で、作画を担当されていたのは、鬼窪浩久というエロ漫画家の人です。 『変人偏屈列伝』がはじめて掲載されたころは、荒木のアシだったそうですが、初期の頃は一介のアシだったのでアシスタントというフィルタを通すことによって、かえって荒木先生の原作が浮き彫りになるのに対して、後期では鬼窪先生の絵も発達したため2大漫画家のコラボレーションとして楽しめるというように、『変人偏屈列伝』を通して読むと、鬼窪先生の変遷具合も伺えます。 と、それはさておき、肝心の内容の方はというと、 とりわけ印象に残ったのは、15年前に掲載された「ニコラ・テスラ」です。 この「変人偏屈列伝ニコラ・テスラ」は、いままで、読みたいとは思っていても単行本化されていなかったため、読む機会がなく、ファンの間で半ば伝説と化していた漫画です。 さて、このニコラ・テスラ。どういう人物だったのかというと、実際は、交流電力を発明したという、エジソンにも匹敵する大発明家だったそうですが、 晩年に残した「殺人光線」や「無限エネルギー装置」、「粒子破壊兵器」、物体の固有振動数に合わせた共振を送ることで「地球を真っ二つにできる機械」などの怪し気な発明が効を奏してか、いつしか偉大な発明も忘れられ、一部オカルトの人達の間では、アレな人物の代表格のように扱われている発明家です。 ちなみにゲスが、ニコラ・テスラを知ったのは、荒俣宏の『パラノイア創造史』という本だったのですが、そのときの荒俣宏の大げさで適当な語り口と、氏の小説でテスラが発明した地球を真っ二つにする理論が原因で関東大震災が起こったという、あんまりなネタのせいで、とんでもないイメージが刷り込まれていたことが記憶に残っています。 そんなニコラ・テスラですが、漫画のほうでも、やはり変人として描かれています。ただでさえ変人なのに、さらに荒木描写が加われば変人にするなという方が無理というものです。 …でも、何よりも面白かったのは、テスラのライバル、発明王エジソンです。 なんと、あの偉人エジソンが、「このスカタン野郎がアーーッ」「このヘナチン野郎〜〜ざまあ〜〜みろッ」とイカレた台詞を喋りまくる、一見、ただのアレな人のようなクセ者に描かれているのです。 かの偉人でさえ、見事なまでに荒木キャラに仕立て上げる手腕は、もはや流石としか思えませんでした。 …というか、こんな凶暴なおっさん、すでにエジソンじゃありません。 これについては、昔ちゆちゃんが「子供たちの憧れの発明王に、こんなドス黒い一面が。もしかして、コレのせいで単行本化できないとか。」と、そのヤバさについて端的に述べられていました。 そんな『変人偏屈列伝』。 他にも、最近のエピソードでは、唯一の日本人「康芳夫」なども印象に残っています。 後半の解説によると、この人物は実際に本人にインタビューしただけあって、説得力のある内容です。 にしても、実際に生きてる本人にどうやって『変人偏屈』という、あんまりなタイトルで出演交渉をしたのか、謎が残りましたが。 その上、インタビューで、好き勝手描いてもらってかまわないという本人の承諾をとって、本当に「見せものってのはこいつらの方だァァァうわはははははははははははははははははッ!」と思いきり荒木台詞を喋らせる荒木先生には正直尊敬の念すら覚えてしまいます。 というか、実在の人物なのに、好き勝手描こうとした荒木先生も十分変人偏屈な人だと思ってしまいました。 そんなわけで、ゲスは変人偏屈な人達を応援しています。 | |
| 2004年3月15日 | 10話の感想(ネタバレ) |
もしも『SBR』に「最高潮」という言葉があるとするなら、それは今週のためにある言葉です。 そんな『SBR』。いよいよファーストステージもクライマックスに近づき、レースはファーストステージ最後の直線に差しかかろうとしています。 まさに「最高潮」という言葉が最も相応しい展開です。 まず、レースの均衡を破ったのはサンドマンでした。 彼は、自らの脚力のみを頼りに、その超人的な走法で、一躍トップに躍り出ました。 先程まで必死に争っていた、ジャイロやポコロコ達を、いとも容易く抜き去ってしまうのを見ると、ますます彼が主人公のように思えてきてしまいます。 そのまま、岩山を駆け登り、ますます加速していくサンドマン。その速度は、一歩につき軽く数mを超えています。 その様子は、列車の車窓からレースを観戦していたMRスティール達でさえも、思わず驚愕したほどです。 すかさず、MRスティールが、サンドマンの走りを解説。 MRスティールの説明によれば、サンドマンの走りは、かかとを地面に触れさせずに蹴ることで、足への衝撃を消し、加速しているんだそうです。 なんか、よくわからなかったので、ゲスも、とりあえず試しにやってみたところ、衝撃を軽減させるどころか、ふくらはぎが結構痛くなりました。やはり日頃鍛えられたサンドマンにしかできない走り方のようです。 MRスティールも「おっと自分もあの走りをマネしようなんて思うなよォ〜〜」と読者に注意を呼び掛けていましたが、幼少の頃パロスペシャルをマネしようとして顔面から落ちたり、ジョジョのポーズを真似しようとしてこけたりとか、そんなトラウマが一瞬脳裏をよぎってしまいました。 ともあれ、そんな走りで加速を続けるサンドマン。 そのサンドマンを追い掛けるのは、もちろんジャイロとポコロコです。レースはますます加速していきます。 崖下を走る二人の周囲には、メキシコからの向い風、サンタアナが吹き荒れます。 メキシコに吹く熱風!という意味のサンタナです。 そんなサンタナの吹く中、どけいィ、おまえは最初から負け犬ムードだったのだとでも言いたげなジャイロは、とりあえず目前のポコロコを抜き去ろうとします。 「いつまでもケツ拝んでちゃあ〜絶対に勝てねえってこったしな」と決意するジャイロ。にしても先週の「オレのケツとお話されてもよォオ〜おケツじゃ聞えやしねぇ〜」発言といい、この作者よほど、ケツとかウンコとかに愛着を持っているんでしょうか。というか、次の夏コミあたりで、どんな同人誌が出てくるか容易に予測できてしまうのが恐ろしいです。 その決意とともに、一気に速度を上げるジャイロ・ツェペリ。 一瞬のうちに、ポコロコを抜いてしまいます。 ちなみに、その抜き去ったシーンの見開きが、極度に背景描写を省いた、俗にいう白コマだったのですが、その白コマが直前の演出と相まってか、超週刊ペースによる手抜きという世間の認識を超え、逆にスタイリッシュなカッコ良ささえ感じさせてくれました。 さらに、レースのクライマックスという状況もあり、この白コマを逆にギリギリ演出として成り立たせようとしているところからも、作者のテンションの高さを伺い知ることができます。 そして、レースはまさにクライマックス。 最後の直線を迎えます。 そのゴール付近には、主催者さえも目を疑う程の信じられない光景が広がっていました。 なんと、その誰もいないはずの荒野には、レースの行方を見守る、数万人の観衆が集まっていたのです。 割れんばかりの歓声に包まれるコース。なんかファーストステージのゴールというより、レースそのもののゴールのような盛り上がり方です。 「誰かが呼んだのか?し…信じられん…わし自身も…」とMRスティール。 「ヒーローになるわ。このレースの勝者は…この世のヒーローになるわッ!」と14歳。 「なにもかも未知の扉だーーーーッ。『スティールボールラン』レースッ!」と声を張り上げる実況。 すでにクライマックスを超え、まるで最終回のようなテンションです。 あまつさえ、ジョニーさえも「よくぞ…ここまで走ってきた。初老の馬よ…。」と纏めに入っている始末。 …というか、まだ第1ステージすら走り終わっていないのに「よくぞ…ここまで走ってきた。」と言われても困ります。 なんか、ほんとに最終回のような言い回しだったので、思わず心配になってしまいました。 しかし、レースは今からが本番。第1ステージもまだ最後の直線が残っています。 ジョニーは「行けるッ!…そろそろたまげさせてやろうぜ…ジャイロ・ツェペリを!」と、最後の直線に掛ける意気込みを表します。 その直後。ジョニーの背後に何者かの影が迫ります。 その影を見て「あれはッ!あの選手はッ!」と実況は驚きの声を上げます。 「まさか信じられないッ!!遅れてたはずだッ!!彼はッ!」 「ディオだァァァーーーーーッ」 ディオ様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! 第6話でジャイロに敗れてから後方に脱落したかに思えたディオ。あれだけの差をつけられながら、なんと彼は、難なく先頭集団まで駆け上がってきたようです。 待ちに待ったディオ様再登場です。 というか、まさかここまで早く復帰してくるとは、思ってもみませんでした。にしても、わずか数週登場しなかっただけで、再登場したときには、キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!と思えてしまえるのは作者の演出力の成せる業。そんな再登場の演出も相まって、レースはますます盛り上がっていきます。 そんな、ディオの復活劇を目の当たりにしたジョニーは驚愕。 ちなみに、ジョニーの説明によれば、ディオが駆け上がってこれた理由は… 「『風圧シールド走法』だ!前走馬の向い風の死角に尾けて…風圧による疲労をさけ、自分の脚力は温存し各馬をくり返し抜きながらここまで来ている…!しかも正確な繰馬術なくしては脚同士の接触事故が起こり極めて危険!」 …な、テクニックを駆使しながら、ここまで順位を上げてきたんだそうです。 いわゆる「スリップストリーム」というやつなんでしょうか。 にしても、このジョニー、さすが説明台詞の名手なだけあって見事な解説です。というか、そもそも他人の解説なんかする前に、自分の打開策でも提示しろと思ったのですが、きっとジョニー自身もテンションが上がり説明台詞にも熱が入っていたのでしょう。 その後、ほぼ同時に加速するジョニーとディオ。 ともあれ、サンドマンを先頭に、ジャイロ、ポコロコ、ジョニー、ディオと一気に5人の役者が出そろいました。 最後の直線に来て、一気に白熱するレース。 全ての観衆の視線がこの5人に注がれます。 まさに「最高潮」という言葉が最も相応しい展開です。 一直線にゴールを目指す5人。全く性格も境遇も違う5人がひとつのゴールを目指します。 前世からの因縁のジョジョとディオ。そして3人の能力者。能力を操る者と自身の技術で戦う者。果ては貴族という上流階級からインディアンや、黒人農奴などの社会的弱者まで、 『スティール・ボール・ラン』の世界の統べてが、この5人に集約されています。 もはや全員が主人公級。誰が勝っても納得してしまいそうな展開だと思えてしまいました。それに、この5人を見ると、キャラがビンビンに立っているだけでなく、この5人が『スティール・ボール・ラン』そのものを象徴しているとさえ感じられます。 そして、この5人が描き出すスペクタクルは、『スティール・ボール・ラン・レース』の幕開けに相応しいと思いました。 そんなところで、次週に続くのですが、ゲスは『SBR』の皆様を応援しています。 | |
| 2004年3月14日 | スタンドデザイン |
今週から『スタンド』というものが登場しましたが、私たちはなぜ、あれをスタンドとして認識しえたのでしょうか。 ポコロコが出した、あの物体は、スタンドを知らない人の目には、ただの人形のような幻覚として映るはずです。しかし、私たちは、アレを一目見ただけでスタンドとして認識できました。では、なぜ、あれをスタンドとして認識しえたのでしょう。 それはスタンドのデザインに理由があると思います。 スタンドのデザインは独創的で、一目見ただけでも、読者は、コマの片隅に描かれたそれをスタンドとして認識できます。それは、あの異形のデザインをスタンドとして記憶に刷り込まれているからに他なりません。 一見、ジョジョの世界で、異形のデザインが出てきた場合、読者は無意識のうちにそれをスタンドとして思い込もうとしているかとも思いましたが、 同じような異形のデザインでも、スタンド登場以前は、吸血ゾンビという異形の存在があります。しかし、読者は同じような異形の存在を見ても、それがスタンドなのか、吸血ゾンビなのかを区別することができたことから、同じ異形のデザインといっても、明確に描き分けられていることがわかります。 そのような描き分けをから考えるに、スタンドをスタンドとして見せているのは、なにも異形の存在というだけでなく、いかにもスタンドらしいスタンドという『記号』のようなものがあると考えられます。 いわば、スタンドとしてのデフォルトのデザインがあると考えられるのです。 さて、私たちは、『スタンド』というと、一体、何を思い浮かべるでしょうか。 まず思い浮かべるのは、バイクや自動車のライトのような電球眼。通称キカイダー目です。それに機械的な関節や、有機的かつ民俗的な外骨格という個々のパーツもスタンドとして外すことができない要素だと思います。 おそらく、私たちはこのような記号を目にしたとき、それをスタンドとして認識するようになっているのではないかと思います。 そのような、スタンド独特の無機的な外観は、明らかに前述の吸血ゾンビとは別物の存在です。 いうなれば、スタンド独自のデザインの『記号』と考えることができるわけですが、それならば、このスタンドという『記号』は、作中ではいつごろ成立したのでしょう。 少なくとも、スタンドが、ごく当たり前に描かれていた第4部では、この『記号』は、ごく普通に使われていました。 問題はそれ以前です。第3部で、はじめて以降のスタンド的デザインのスタンドとして登場したのが、花京院の操る『法皇の緑』です。この『法皇の緑』は、電球眼や機械的なフォルムという、スタンド独自の要素を見事に踏襲していることが伺えます。 しかし、それ以降しばらくは、妙に生物的なスタンドばかりだったり、機械的であっても電球眼でなかったりと、荒木自身の中で、スタンド的なデザインを模索していることが伺えました。 もちろん一般論としていっているだけで、絶対そうだといっているわけではありませんが。まだ、全体の傾向としては、デザインが固まっていなかった頃合だったと思います。 その後しばらくして、電球眼をもったスタンドとして、『ジャッジメント』が登場。それ以降『オシリス』や『ホルス』、『ヴァニラアイスのクリーム』など、スタンドらしいスタンドが相次いで登場。おそらく、この頃から、スタンドというデザインが固まってきたのではないでしょうか。 余談ですが、荒木絵が、荒木絵らしくなっていったのも、偶然このあたりからで、スタンドデザインの洗練と同時に、それを描く絵自体の洗練も行われていたものだと考えることもできます。 ともあれ、そんな、スタンドがスタンドらしく描かれるようになってから、十余年。 荒木先生自身もスタンドらしいデザインと、まったく新しいデザインを交互に描きながら、洗練と変化を繰り返したいったのだと思います。 しかし、今回始まった『SBR』においては、19世紀という時代設定上、電球眼や機械的なフォルムといったメカニカルなデザインは、あきらかに不自然です。 そこで、『SBR』において、今後スタンドが登場するとすれば、スタンドという記号を押さえながら、一体どのような変化を見せてくれるのか期待せずにはいられません。 ゲスはスタンドを応援しています。 | |
| 2004年3月12日 | 時事問題 | ||||||
時事問題について考えてみました。 オレオレ詐欺 未遂容疑で2少年逮捕 お年寄りを装い現金をだまし取ろうとしたとして、県警捜査2課と杜王署は5日、宮城県杜王町の、高校生(16)ら2人を詐欺未遂容疑で逮捕したと発表した。いわゆる「オレオレ詐欺」での逮捕は県内初という。 調べでは、2人は共謀し、S市の会社員男性(33)宅にお年寄りを装って電話し、現金をだまし取ろうとした疑い。
鳥インフルエンザ:カラス2羽からウイルス検出−−イタリア イタリア郊外の鳥インフルエンザ問題で、政府は7日、人が大量死したポンペイの敷地内と、農場から数キロ先のローマで死んでいたカラス計2羽から鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。政府は民間の科学医療研究団体にウイルスを送り、ポンペイの鶏が感染した「DQN1型」と同一のウイルスかどうかを調べる。鶏から感染した可能性が高いとみられる。
政府は身近な野鳥を通じてウイルスが拡散する恐れがあるとして、各国の養鶏業者に、野鳥が鶏舎に入らないよう網を張るなどの対策の徹底を指示した。
ゲスは時事問題を応援しています。 | |||||||
| 2004年3月9日 | 9話の感想(ネタバレ) |
後方から幸運のみで駆け上がってきたポコロコと、ジャイロの接戦が続く『SBR』。 今週もそんなデッドヒートが描かれていました。 迎えるは、後半の下り坂。 実況によれば、この下り坂で、ペースを上げてしまうと、後半になって、馬がバテてしまうんだそうです。 にしても、この実況さん。要するに「ペースを抑えろ」と言う内容なのに、この実況さんにかかれば、データを持ちだしたり比喩を持ちだしたりしながら、同じ内容を延々と3ページにも及び繰り返し叫んでいます。恐るべきテンションです。 そういえば、よくよく思い出してみると、この実況さん、レース開始から、気球の上で、ずっとあのテンションで叫び続けているわけですが、馬が潰れるより先に、この人のテンションが潰れてしまわないか心配です。 と、それはさておき、肝心のレースですが、 デッドヒートの最中にも関わらず、流石にそんな下り坂に脅威を感じたのか、多くの参加者達がペースを抑えていきます。 それは、トップ集団を走る、ジャイロやジョニー、ポコロコ達も例外ではありません。 スピードを抑え切れず、落馬していく参加者達を尻目に、ペースを押さえるジャイロ達。 それに合わせポコロコも、スタミナは最後の直線まで充電、とスピードを落とします。 実況のテンションとはうらはらに、スピードを落とした地味な展開が続くかに思われていたレース。 ところが、その直後にソレは現れました。 正確にいうなら、スピードを抑えようとしたポコロコの眼前にソレは現れたのです。 馬の足下に現れたソレ。 ポコロコは「ダカラ、何やったってイインだろう…!?」とソレに話し掛けられます。 再び、二度三度ソレに話し掛けられるポコロコ。 ソレの姿は、ブリキの人形のようです。 一瞬、幻覚かと目を疑うポコロコ。 しかし、ソレはポコロコ自身の体から現れていることに気付きます。 ポコロコの圧倒的な幸運が形になり、実体化したソレは、彼を導くモノとして発現しました。 我々は、ソレを見て歓喜の声を上げずにはいられないはずです。 そうです、それはまさにスタンドそのものだったのです。 スタンドキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! なんと、ついにスタンド登場です。 スタンド登場が「来たーー」なのか「また来ちまったよ」なのか、人によって賛否両論別れるところなのかも知れませんが、それでも『SBR』において、スタンドの登場が衝撃的だという事実は確かです。 その上、たとえスタンドが食傷気味だったとはいえ、いざ登場してみると、不思議と納得してしまえるものだと実感してしまいます。それ程スタンドの登場にはインパクトがありました。 そんなスタンド登場ですが、 今のところは、それが「スタンド」であるという明確な記述はなく、ポコロコの見た幻覚程度の描写に止められている模様。 思えば、青マルジャンプのインタビューによると、スタンドの登場について「それっぽいのは出てくるかな?」と意味深な事をほのめかしていた点から、今回のポコロコのソレは、スタンドというよりスタンドっぽい存在なのかも知れません。 それに、スタンドのようなモノとはいったものの、その昔、スタンドという言葉は、ジョセフおじいちゃんが、あたかも自分が名付けたかのように吹聴していましたが、この時代にスタンドという言葉があったのか否かも気になるところです。また、『SBR』が新規読者も対象に含めているとするなら、スタンドという名称を出すより、第3部のように誰もが容易に想像しやすい「悪霊」や「幻覚」という言葉でしばらく引っ張った方が定着しやすいのかも知れません。 それはともかく、今回登場したスタンドのようなモノが、今後、どのような描かれ方をされるのか期待は高まります。 ちなみに、似たような特殊能力でも、ジャイロの鉄球は「波紋に近いかもしれない能力」とのこと。 そんな鉄球が、荒木先生の中で波紋を発展させた、いわば、アドバンスド波紋であると考えるなら、 スタンド(?)に対し、どんな戦いが繰り広げられるのかも気になるところです。 ともあれ、幸運という運命を形として見ることができるようになったポコロコ。 その幸運はポコロコに対して、 「行きゃあイインだよッ!信じろッ!」 と囁きます。 人は幸運のことを、幸運の女神と呼びますが、今ポコロコの前に現れたそれは、言葉遣いからして、そんなお上品なものではありません。というか、関わったら、ペットと称して生皮剥がれて、剥製にされたうえ、生皮を気ぐるみにされてしまいそうな程のビジュアルです。もしも50億分の1の確率で、あんな幸運の女神に取り憑かれるとするなら、ある意味、不幸の範疇です。 その上、いきなり現れた、どこの馬の骨とも判らぬ存在に、いきなり「信じろッ!」と言われても困ります。 しかし、何を思ったか、その言葉を聞き突然ヤル気になったポコロコは、馬がバテてしまう坂道にも関わらず、ダッシュを敢行。 なんと、その先には、牛の死体が転がっていて、運良くそれがスケボー替わりになり、体力を温存したまま加速することができたのです。にしても、なんか臭そうなスケボーです。 そんなポコロコの牛スケボー作戦に驚いたのは、他ならぬジャイロ・ツェペリでした。 ジャイロは早速、得意の鉄球で妨害を試みます。それにしても、抜かれそうになったと思った瞬間に迷わず鉄球攻撃とは、この男にスポーツマンシップという言葉はあるんでしょうか。 ところが、得意の鉄球での攻撃も、 幸運の前には全くの無力に終わってしまいます。 あわや、ポコロコがトップになったかと思われた瞬間…。 …先程の鉄球で崩れた崖の影から彼は現れました。 接戦を演じる二人を出し抜き、一躍トップに躍り出たのは、なんとサンドマンでした。 あいかわらず、おいしい所を持っていきます。 そんなサンドマンを先頭に、ポコロコ、ジャイロと、能力持ちの三つ巴に突入したところで次週に続きます。 | |