| はじめまして。私は、私は、P(パラレル)世界に生きる”SBRの妖精”ゲスといいます。実体を持った漫画家よりも岸辺露伴が好きだ!という二次元コンプレックスな方のために生まれた新しい形のネットアイドルです。というか、ちゆ12歳様をパクっただけの、JOJOの奇妙な冒険ファンページです。どうかよろしくお願いします。 |
◇ゲスメモ◇
今、チェック中のジョジョ情報です。 ■3/19ウルトラジャンプ4月号にて『SBR』プロローグ編再開! ■4/19ウルトラジャンプ5月号にて『SBR』本格再開! |
◇ゲス日記◇
| 2005年7月21日 | 4話の感想(ネタバレ) |
今月のウルトラジャンプ。今月はジョジョが表紙&巻頭カラー。ジョニィがジャイロに掘られているようにしか見えない表紙絵はさておき、さらに、SBRコミックス1巻用の、アナザ−バージョンのブックカバーが、付録についているという豪華仕様です。 というわけで今月の『ジョジョ』の感想です。 第4話のタイトルは「ディエゴ・ブランド−」。 タイトル通り、今月は、ディオ様ことディエゴ・ブランド−にスポットライトが当てられていました。…というかディオ様がスゴい事になっていました。 ちなみに、ジョジョシリーズにおける「ディオ」とは、第1〜6部に登場した最強の吸血鬼。正義の主人公がジョジョならば、悪側の主人公ともいえる人物です。 ちなみに、古来マンガファンの間では、悪党にジャギ様とかアミバ様とか「様」をつける習わしがあるのですが、ディオ様と呼ぶのは、アミバ様とは意味合いが異なり、読者も敬意を評しているからに他なりません。 ディオ様は、第7部『SBR』になって設定がリセットされてからは、一人の天才騎手として登場しています。今月は、そんなディオ様を中心に物語が描かれます。 先月から引き続き、ラストスパートを駆け抜ける4人。 1位 ディエゴ・ブランド− 2位 ジョニィ・ジョ−スター 3位 サンドマン 4位 ジャイロ・ツェペリ …と、次々とゴールに飛び込んでいきます。 天才のプライドか、はたまた王者の意地を見せつけ、一位でゴールしたのはディエゴ様です。 その後を3人が続き、それから少し遅れて5位にホットパンツ、6位にドットハーン(?)がゴールした模様。にしても、今までずっとネタキャラだと思っていたホットパンツがいつの間にか好成績だったのに驚いてしまいます。 前回好成績だったラッキーマン・ポコロコが順位表にすら入っていなかったのが気になるところですが、ラッキーマンが負ける状況があるとすれば、負ける方が幸運だったからに他なりません。これから続く3rdステージに、ラッキーマンですら逃げた程のどんな暗雲が立ち込めるのか気にならずにはいられません。 一方、ジャイロは、突然、加速して自分より早くゴールを切ったジョニィを見て「おい、なに言ってんだ?ジョニィ、今の待て…!違うタンマ!」と素でパニクっています。今まではカッコ良くて、たまにジョークを飛ばすような二枚目半的なキャラが魅力だったのに、これではただの三枚目に堕ちてしまったようです。マルコ少年…こんなんに運命を託して大丈夫なんでしょうか。 もちろん、ジョニィがジャイロを抜き去ったのには理由がありました。 先程のラストスパートで観客の間を飛び交う新聞紙に、3rdステージの風景写真が載っていて、その中の山の形が、スタンド発現とともにジョニィの腕に刻印された印と一致していたのです。それを見たジョニィが早く3rdステージに行かなければと、馬を加速させたのが事の顛末のようです。 ゴールに着き、息つく間もなく、次のステージへ駆け抜けるジョニィ達4人。 間髪入れず3rdステージ開幕です。 と、ここで場面はレースの黒幕、大統領の描写に移ります。 先程の刺客が敗れたことを伝える側近達。 それでも、缶ビールを承太郎飲みするなど余裕を見せる大統領。 大統領は作戦が失敗したとはいえポークパイハット小僧が握っていた布キレからヒントを掴んでいました。 そのヒントとは、遺体が刻印する文字にありました。 見ると大統領の胸のあたりにも、同様の文字が浮かんでいます。 なんと、大統領は、すでに死体の一部…それも「心臓」を自らの体内に所有していたのです。 それを影から目撃してしまったスティール夫人。さすがに驚きを隠し切れない様子です。 にしても「家政婦は見た」シリーズじゃないんですから、ベタに鍵穴から覗かなくてもいいと思うんですけど…。私は市原悦子ですか…。 さて、場面は再びレースに戻ります。 第3ステージ、山岳コースを走行するジョニィ達。 ジョニィ達は、山道で、ディオがうずくまって倒れているのを見つけます。 周囲を見渡すと、地面から「トゲのようなもの」が、いくつも突き出ています。どうやらディオは、途中、このトゲのせいで落馬して負傷してしまったようです。 ここで、少し話は横道に逸れますが、ここまで読んだ読者の方は、途中、ディオ様の表記が「Dio」に変わっていることに気付かれたと思います。 「ディオ」とは本来「神」を意味する言葉。その「神」の意を示す言葉を悪魔のような人物に名付けていた点が興味深かったのですが、ジョジョでは、第1部の人間だったころの「ディオ」から、後に悪の救世主として君臨してからは「DIO」と表記を変え、より非人間的な側面を演出しているように思えました。そんなディオ様。今度は「Dio」に表記を変更したようです。「DIO」から「Dio」へ、何らかの差別化がなされていると思うのですが、今後「Dio」の表記の変更がどのような意味を持つのか気になるところです。 ともあれ、山中で負傷したDioを発見したジャイロとジョニィ。 順位ポイントでリードされているとはいえ、命に関わる負傷だったらヤバいということで、ジャイロは、手を差し伸べようとします。 ところが、ディエゴは信用できない。と、それを拒否するジョニィ。 「はやく友達にならなくっちゃ」と友好的に構えていたジョナサンとは反対に、初対面でいきなり信用できないと言い切るのも、あんまりだとも思いましたが、 なぜなら、 ジョニィの言うことには、ディエゴは天才騎手としての名声とは裏腹に、勝つためにはどんな汚いことでもするとか、馬のエサに毒を入れるとか馬具に細工なんて朝飯前だとか、遺産目当てで83歳の老婦人と結婚した直後に老婦人を殺した噂とか、黒い噂が絶えない人物だからだそうです。 ディオ様…。世界が変わったとはいえ、悪党であることには変わりなかったようです。 もちろん、性格の悪さだけなら昔のジョニィも負けていないような気がするのですが、ディオ様の場合は、絶対的悪。事件や出会いがきっかけで正義の道に更正したり、悪の道へ踏み外したりするタイプとは根本的に異なります。 環境で悪人になったわけではない、生まれついての悪なのです。 それを知ってか、何気に毒舌なジョニィ。にしてもジョニィ。『SBR』では、今のところ実害のないDioを、必要以上に毛嫌いしているようにも見えるのですが、それも、前世であれだけの因縁があれば、仕方がないといったところでしょうか。 そんなジョニィの制止も聞かず、Dioに駆け寄るジャイロ。 しかし、Dioは、こちらを睨み付けると、 「余計なお世話だ さっさと先に行け……おまえら!どうせ……最後に追い抜くのは このDioだ」 と、カッコよく、それを断ります。 ジャイロ達が去った後、ゆっくりと力尽きるDio…。おそらく、先程までは帝王としての誇りからか、気丈に振る舞っていただけなのでしょう。 Dioが、力尽き倒れたその場所は、巨大な恐竜の化石の上。どうやら、先程落馬した「トゲ」は、恐竜の骨の一部だったようです。 そのまま、巨大な化石をゆりかごのようにして意識を失うDio…。 Dio様、カッコ良すぎます。まさに帝王としてのプライドさえ感じさせてくれました。 しかし、その時は、まさか、あんなことになるとは、夢にも思わなかったのです………。 ………。 ……。 …。 ロッキー山脈の道をひた走る、ジャイロとジョニィ。 その後ろを、さっき倒れたはずのDioが、あっという間に追いついてきます。 しかし、さっきまでとは異なり、微妙に雰囲気が違っています。妙にハイになっているのです。 Dioは、なぜかフレンドリーにジョニィ達に話しかけてきます。 唐突に、自分に道をゆずってくれた動物ってなんだと思う?とクイズを出すDio。 ジャイロ達が唖然としていると、「答えはガラガラヘビだよ! 毒 どくぅ――っ 道をどくヘビィィーってね!」と、ひとりで答えるDio。 道をどくヘビィィーってね! 道をどくヘビィィーってね! 道をどくヘビィィーってね! ………ダジャレですか。 ディオが壊れた。 その後も、突然、最高にハイなポーズをして「 気分がいいッ! なにかすごく気分が爽快なんだッ! いいぞッ! さっきの落馬のせいかな… 体もすごく軽いッ! 日が暮れるのが残念だ!」と言ったかと思うと、「君たちの馬の名手ならこんな事出来るか?」と、馬の上で逆立ちを始め「ハイ!ハイ!ハイ」と、珍妙な曲芸を披露しはじめます。 ヤバすぎです。というか狂ってます。 「なんだ?あいつは?天才騎手ってこんなラリったキャラなのか?」とツッコむジャイロ。 作者の方がラリったのかと思える描写ですが、楽観的なジャイロも、さすがにこれには警戒心を強めます。 ふと、ジョニィがDioを見ると、首と腕の皮膚が剥がれ落ち爬虫類のようになっているのに気付きます。 その後もDioの奇行は続きます。 休憩のための村についてからも、突然小石を飲み込んだり、首が180度回転して後ろを振り向いたり、爬虫類か鳥類のような動作で周囲の臭いを嗅ぎ回ったりしています。さらには、アゴが耳まで裂けたり、よく見るとシッポのようなものまで生えはじめています。 一瞬何が起こったのかと思ってしまいましたが、なんか、Dioがスゴいことになってます。…まるで悪い夢でも見ているかのようです。 ともかく、その奇行を一部始終見てしまったジョニィ。 …と、そこへ薪を取りに戻ってきたジャイロ。 ふとドアを開けると、突然、警戒し、大声を張り上げます。 ジャイロが驚いたものとは、ドアの外にあった物体です。それは、何かの獣によって無惨にも食い殺された熊の死骸でした。八つ裂きにされた死骸から察するに、これほどまでのパワーで熊を狩れるのは、人間の力では考えられません。それは、近くに熊以上に凶暴なパワーを持つ猛獣が潜んでいることを意味しています。 驚き、後ろを振り返るジョニィ。 そこで、ジョニィが見たものは、恐竜化したDioの姿だったのです。 なんと、フランツ・カフカの小説「変身」のように、突然、Dioが恐竜化してしまいました。 まさにありえない展開。度胆を抜かれるとはまさにこの事です。かつて、ジョジョの第一部で「俺は人間をやめるぞ!ジョジョーーッ!!」のセリフとともに、人の道を踏み外したディオ様でしたが、パラレルワールドの『SBR』でも、ついに人間をやめてしまったようです。 にしても、ディオ様…。第一部で石仮面を被ったことから始まり、吸血鬼化→生首人間→ジョナサンと合体→植物赤ちゃん化→神父と合体ときて、挙げ句のはてに恐竜化ですか…。節操なく人間やめまくりです。 もちろん、敵の攻撃により呪われて変化させられた可能性や、すでに何らかの死骸を吸収する能力を持っていた可能性も否定できませんが、ここは、やはり、恐竜の骨に触れたことにより、何らかの力が覚醒したと考えるのが妥当だと思います。 それにしても、いきなりの恐竜化とは…。 「Dio」と「dinosaur(恐竜)」をかけた言葉遊びなのかも知れませんが、吸血鬼化以上に、ディオ様に似合っているような気がしてしまいます。 というか、恐竜化というセンスが最高です。 …ちなみに「竜」といえば、西洋では「悪魔」と同じ意味に考えられているそうです。西洋の伝説では、聖ジョージ(sant Jordi)という聖人が竜退治するなんていう伝説もあったり、竜を退治した聖ジョージが後に皇帝ディオクレティアヌスに首を刎ねられて処刑されたなんていう話も、どことなく、ジョジョっぽいなーと思ってしまったり、 また、竜といえば、巷のRPGではラスボスの定番だったりするので、 そういう意味では、まさにディオ様にうってつけなのではないかと思ってしまいました。 しかし、あまりに濃すぎる変身だったため、読者の間では、使い捨てキャラなのでは?という不安も広がるほどですが、ゲスはDio様を応援しています。 | |
| 2005年6月23日 | 3話の感想(ネタバレ) |
さて「ジョジョ」のウルトラジャンプ連載も今回で、はや4回目。 最初の頃こそは、荒木がUJに馴染めるのかと不安になったものですが、4回目ともなると、そろそろ完全に馴染んだようにも思えてくる今日この頃。 毎回毎回これほどのボリュームと飛ばしっぷりを見せられれば、馴染んで慣れてきたどころか、逆にUJに飛ばされてテンション上がってきたのではないかとさえ思えてしまいます。 そういえば、同誌に連載している執筆陣も、かつて暗黒の休載神の名を轟かせた「バスタード」の萩原一至先生や、その昔、ネット上で、古参のネットワーカー達と伝説のバトルを繰り広げた「銃夢」の木村ゆきと先生など、相手にとって不足ありません。 荒木先生が、この馴染みつつある新天地で、一体、どんな …と、そんな前置はさておき、今月の「ジョジョ」の感想に移りたいと思います。 冒頭のページでは、現在交戦中の、釣り針の小僧、ジョニィ・ジョースター、そして、ジャイロ・ツェペリの3人について解説が書かれています。 昨今発売された「季刊エス」のインタビューで荒木先生は、謎解きよりも、キャラクターの魅力を見せていきたいと仰っていたのですが、こういう公式設定があると、読んでいて、キャラについても面白みが増すというものです。 さて、まず紹介されたのは、釣り針の小僧。この小僧、名前は「ポーク・パイ・ハット小僧」というそうです。 ポーク・パイ・ハットとは帽子の名前だそうですが、ぜんぜん帽子なんて被ってもないのに、帽子の名前とは、これいかにとも思いましたけど…。まぁ、「季刊エス」のインタビューで、キャラクターのコスチュームについては、時代考証や細かいところは抜きにして、自然の要素やらいろいろ取り入れたファッションにしていると答えた荒木先生だけに、きっとポーク・パイ帽も、荒木先生の頭の中でいろいろ取り入れすぎて、ああいう、すでに帽子の原形すらない形になってしまったのかも知れません。…つーか、それ以前に、帽子の名前とか、あまり細かいところは気にしない方がいいのかも知れません。 と、そんな話はともかく、今回から、登場人物達が持つ能力『スタンド』にも名前が付けられています。 ちなみに、先述のポーク・パイ・ハット小僧のスタンド名は「ワイアード」、またジョニィのスタンド名は「タスク(牙)」と、それぞれ名付けられています。 元ネタの話はさておくとして、ワイアーとか牙とか、非常にシンプルなスタンド名です。 第6部以前の「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」とか「アース・ウインド・アンド・ファイアー」とか、クソ長い名前に慣れた人だと、妙にシンプルに感じますが、しかしインディアンなどの部族によっては、人名をつけるときに、職業の名前や自然物の名前などの単純な由来にすることもあるそうで、 第7部では、スタンドがキャラとしてではなくツールとして描かれている以上、このスタンド名も、初発としては、クソ長い名前よりも、的確に特徴を表したシンプルな名前の方が、逆にわかりやすくて、カッコイイような気がします。 続いては、ジャイロの能力名…。 「鉄球No.1、No.2」………。 …い、いや、いくらなんでもシンプルすぎです。 先程シンプルな名前がカッコイイと言いましたが、「鉄球No.1、No.2」とか、能力の特徴を的確に表すどころか、そのまんまじゃんという気もしてしまいました…。 そういえば、以前のブンブーン戦で、No.1、No.2のうち、どちらかが破壊されて、新品に入れ代わっているはずですが、No.3になっていないのは、やはり、鉄球の名前なんぞどうでもいいというジャイロの投げ遺りな気分の表れなのでしょうか。 …さて気を取り直して、説明を読み進めると、能力名の下に、各能力についての説明が書いてありました。 ちなみに、ジャイロの「回転技」については、 「ジャイロ本人は「技術だ」と言っているが、それ以上の力となっているのは「悪魔のてのひら」という謎のパワー地帯を通過したからではないのか?」 という説明が書き添えられています。 いや、悪魔のてのひらを通る前から、鉄球の砂塵をソナー替わりにしたりとか結構無茶苦茶やっていたような気がしましたけど…。 まぁ、悪魔のてのひらを通らなくとも「波紋法」という技術を極めた老師トペンティが「予知能力」というスタンドにも似た能力を持っていたり、「暗殺風水」という技を極めたケンゾーじじいの技術そのものが、スタンドとして発現したように、卓越した技術は、スタンド能力として目覚めても不思議ではないような力をもっているのかも知れません。 さてさて、解説を一通り読んだところで、いよいよ本編の感想です。 爪の回転を使い、地中に身を隠したジョニィ・ジョースター。 ポーク・パイ・ハット小僧は、釣り針を使ってジャイロを探しますが、見つかる気配はありません。 勝利を確信したジョニィ。しかし、そう思ったのも束の間、敵の次の策がジョニィに襲いかかります。 突然、空中から姿を表す一頭の馬。ジョニィの愛馬、スローダンサーです。 どうやら、敵ポーク・パイ・ハット小僧は、馬の飼い主の元へ戻りたがる本能を利用し、ジョニィを探させているようです。 普通、世間の、馬と飼い主の友情や信頼関係を描いたドラマなら、乗り手である主人公を庇ったりするものですが、 普通に、ジョニィを策敵しはじめる馬。 信頼関係もへったくれもありません。 馬なんて所詮家畜です。 一転、窮地に陥ってしまったジョニィ。目の前に巨大な釣り針が襲いかかってきます。 次の瞬間には、ジョニィの体は、釣り針によって粉々に砕かれてしまいます。 しかし、更なる策を仕掛けていたのは、ジョニィの方でした。 実はジョニィは、ポルナレフがアブドゥルとの戦いの時に彫像を作ったように、枯れ木に爪で彫刻を施し、人の形のダミーを作っていたのです。 敵に狙いを定め、爪を高速回転させるジョニィ。 回転パワーを溜めた手に、星の痣が浮き出る描写がカッコイイです。 「これはもう「爪」を越えた……「牙」だ」 「これからは「牙(タスク)」と呼ぶ!」 と叫び、敵を狙い撃つジョニィ。 …いや、また、ジョニィがおかしな事を言い出しました。 いや、爪はどう考えても普通「爪」だろうと思ってしまいますが…。 常軌を逸した比喩のセンスです。 それならば、ちんちんがおっきしてスタンドしたら、 「これはもう「ちんこ」を越えた…「牙」だ。これからは「牙(タスク)」と呼ぶ」 とでも言い張ればいいのかとか、いろいろ余計な事を思ってしまいました。 ともかく、小僧を狙撃したジョニィは、ジャイロを助けるため崖の上へ駆けつけます。 哀れにも宙吊りにされ虫の息のジャイロ。それに近づくジョニィ。 ところが、助けようとしたジャイロの体にも、すでに罠が仕掛けてあったのです。 ジャイロの体から釣り針が出現し、ジョニィに襲いかかります。 先程のジョニィのタスクが、思いっきり、ポークパイハット小僧の頭部やら胴体やらを貫通していた気がしましたが、どうやら、敵はまだピンピンしているようです。 必死の奮戦も虚しく、成す術なく死体の左手を奪われるジョニィ。 ジョニィは、 「わ…渡したくない…この左手の中にあるもの…こんな、とるにたらないこのボクに生きる目的が出来た事に、本当に感謝したんだ」 と、涙を流します。 戦いの途中で泣き出す主人公というのも珍しい気がするのですが、 そういえば「季刊エス」のインタビューでは、ジャイロとジョニィを描く際に、ジャイロは完成されて背後に何かを持っているのに対し、ジョニィはレースを通じて成長していく魅力を、対比させて描きたいと語っていたのですが、 この悔し涙も、少年の成長を促しているとするのなら納得がいきます。 男の子は悔しい思いをしなければ強くなれません。 かたや、完成された魅力どころか、干乾しとして完成直前なジャイロ・ツェペリ。 もちろん、ジャイロとて、このまま終わってしまうわけではありません。 戦いの最中、意識を取り戻したジャイロ。 しかし、すでに死体の左手は敵の手中に渡ってしまいました。 死体の手を奪われたと同時に、ジョニィ自身の爪の回転も停止します。 この描写から「死体の手」は、第6部に出てきたスタンドDISCやレクイエム状態の矢のように、所有者が持っている間だけ、パワーが発揮されるタイプのアイテムであると考えられるのですが、 そんな死体の左手を手に入れ、大喜びするポークパイハット小僧。 死体を奪われ、鉄球を封じられ、爪の回転までも失われた今、ジャイロ、ジョニィ達に、もはや勝機はありません。 一方、勝利の喜びのあまり、テンションを上げまくるポークパイハット小僧。 その喜び方といったら、さっきまで、ジョニィのことを「ジョオニィ・ジオシュッター」、ジャイロのことを「ジャイルォ・ツェッペリンッ」とか頭悪そうに呼んでいたのに、「あとは死んでもらうぜッ!まだジャイロが餌でいる事は解いてねえからよォォォーッ」「そのジャイロをブチ破ってこっちへ来やがれジョニィィィーーッ」と、我を忘れて素の呼び方に戻ってしまうほどです。 ですが、そんな、ぬか喜びポークパイハット小僧を尻目にジャイロがひとこと。 「爪が回転しないだと?ジョニィ… まだ回転ならしてるぜ。現在してる途中だ。 オレが今回転させといたぜ。 その…死体の爪をな」 と、同時にポークパイハット小僧が奪ったはずの死体の爪が鋭く回転。 一気にポークパイハット小僧を粉砕撃破です。 というわけで、今回のバトル。 当初、定期連載に入ってからは、バトルなどの慣れが、惰性やマンネリズムに繋がってしまうのではないかという危惧もありましたが、しかしながら、60ページの超ボリュームで連載2回分で一気に読み進められたからか、中盤ダレることもなく、二転三転する駆け引きを楽しむことができました。 ともあれ、バトルも終わり、ホッとひと安心したところで、 いよいよ、ジョニィは死体の話を切り出します。 そりゃあ、普通ならただの死体なのに、ジョニィに「こんな、とるにたらないこのボクに生きる目的が出来た事に、本当に感謝したんだ」「これを捨てたらぼくはただの負け犬に戻る…」と言わせる程の遺体ですから、只の死体のはずありません。 その死体は、「聖人」の遺体なのではないか?と意見を述べるジャイロ。 ジャイロによれば、世間一般にいう「聖人」とはキリストに近い人物だけだと思われがちですが、 「聖人」の定義とは、死んだ後に2度以上の奇跡を起こした人物のことを指すそうです。 「ヴァチカンの広場でやりゃあ完璧聖人認定だな、そのミイラ」と最後に冗談めかすジャイロ。 いや、「動かない足が動いた」は奇跡としても、流石に「爪が回転した」は、キモいし、地味だし、人々の役にたたなそうなので、いくらなんでも聖人認定は無理だと思いますけど…。 ちなみに、モノの本によれば、実際にも、 モンマルトルで首を刎ねられたが、自分の首を抱えて遠くサン・ドニまで歩いていったというパリのディオニュシウスという聖人やら、頭を割られて殺されたときに、その頭蓋骨から鳩が飛び出してローマ法皇に死を知らせたという聖ケネルムなど、様々な聖人の伝説があるそうです。 死後奇跡を起こしたといえば「ジョジョの奇妙な冒険」でも、第6部のDIOの骨が奇跡を起こすという描写があったのですが、これももしかしたら、聖人の伝説をモチーフにしたのかもしれません。 そういえば、第5部に出てきて、死後ティレニアの胃袋として猛威を振るったノトーリアスBIGも、はたして聖人認定されるのかどうか気になってしまいましたが…、 ノトーリアスBIG本体を殺したときの「たとえ聖人だろうと射殺させてもらうッ!!聖人ならよォーここに来るはずはねーし」という、何気ない台詞の裏にも、もしかしたら、そういう深い意味があったのかなあと、ふと思ってしまいました。 ともかく、ジャイロの話によると、死後奇跡を起こすという聖人の死体を手に入れた国は、千年王国を約束されるとのこと。 それでも自分の目的はあくまで国王の恩赦だと念を押した上で、死体探しにも協力すると言うジャイロ。 「行っか!モニュメントバレー…そして、3rd.STAGE!!」 とジョニィを促し、いよいよ3rdステージに突入…。 …と思った矢先…。 ジャイロ達の遥か前を、高速で走り抜ける2人の人影! ディエゴとサンドマンです!! ディエゴキタ━━━(゚∀゚)━━━!!! サンドマンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!! ここへきて、いよいよ真打ち登場です!!!! 正直、今まで、スタンドバトルがマンネリになるんじゃないかと危惧していたのですが、そんな一抹の不安という名の霧も、突然現われた、一陣の突風によって、一気に吹き飛びました。 …というところで次号へ、次号はなんと巻頭カラー&ブックカバーの付録付きで2ndステージラストスパートに続きます。 | |
| 2005年5月23日 | 2話の感想(ネタバレ) |
作者の都合で、しばらく更新をサボっていたら、早いものでもう1カ月がたってしまいました。というわけで今月のジョジョの感想です。 なんと、今月も大増61ページ掲載。そのうえ、UJの表紙にも、カッコイイジャイロの絵が描かれるなどサービス満点の内容です。 先月から引き続き、敵の奇襲を受け混乱するジョニィ・ジョースター。 上空に舞う鳥の羽根から現れた、フックのように巨大な釣り針と、ワイヤーのような糸で攻撃され続けているようです。 さて、ジョニィ・ジョースターといえば、1STステージより、主人公の陥った状況を、お得意の説明台詞で、親切丁寧に解説する「説明キャラ」という不名誉な地位を与えられたキャラでもありました。 タイトルに「ジョジョの奇妙な冒険」と付き、脇役から主人公に格上げされた今、いよいよ解説キャラからも脱却か?とも思ったのですが、現実はそんなに甘くありません。 ジョニィは、攻撃を受けている張本人なのに、なぜか、自分の陥っている状況を、ひとりで解説しはじめてしまいます。 誰が聞いているわけでもないのに、突然、自分の解説を始めるジョニィ。客観的に見たら薄気味悪い以外の何物でもないのですが、きっと、これも解説キャラとしての意地なのでしょう。 普段なら、感想を書くのときに、簡単なあらすじを書くようにしているのですが、ジョニィの説明台詞があまりにも親切丁寧だったこともあり、面倒なので省かせて頂きます。 そんなジョニィ… 「ぼくの馬も消えたぁあああああっ!」 「羽根の中から金属のようなワイヤーとカギ針がッ!」 「鳥の羽根の中に荷物がッスタンド能力ッ」 「あの羽根がッどこかの空間につながっているという事か!?ジャイロも馬もあのエンジンみたいなカギ針にひっかけられてあの中へ!?」 「とにかく ぼくを狙って引っ掛けようとしているッ!」 …と、執拗な説明台詞で、見事に状況を説明。 要するに、敵はルアーのような能力で、鳥の羽根や虫などを擬似餌のように媒介し、ジョニィに接近させ、遠隔地からジョニィを釣り上げようとしているようです。 もちろん、ジョニィの説明台詞は、それだけでは終わりません。 敵に 2、3回、攻撃されただけで…、 →敵はミイラの手を狙っている→もしミイラを全身揃えたら何かが起こるはずだ→ →「スティール・ボール・ラン・レースは「死体」を集めるために行われている陰謀なんだッ!!」 ΩΩΩ<なんだってーーーー!! と、キバヤシ並の理論展開で、状況説明のみならず、瞬時に、事件の背後関係や真実までも語り出してしていまいました。 いくらなんでも飛躍しすぎだろとも思いましたが、さすが、ジョニィ・ジョースター。説明台詞のプロなだけあります。 場面は、遠隔地から謎の釣り針を操る、敵の描写に移ります。 敵の正体は、ジャンケン小僧のようなクソガキです。ジョニィのことを「ジョオニィ・ジオシュタァー」と発音するなど頭の悪さっぷりを全身でアピールしています。 どうやら、 この少年、口からフックのようなものを出して、ジョニィを攻撃していたようです。 周囲には、先程釣り上げたジャイロが、無惨にも釣り下げられています。 にしても、長髪を岩に括りつけられてやられるジャイロ、いくらなんでも、あまりに情けないやられ方だと思ってしまいました。 次第に威力を増す、敵の攻撃に追い詰められるジョニィ・ジョースター。 …と、突然、ジョニィの左手から、小さな生物のようなものが飛び出してきました。 変なの出たー。 ジョニィの手から飛び出したのは、なんか、カワイイ系の生き物です。 突然現われた奇妙な生物を前に、驚き言葉を失うジョニィ。 てゆーか、ゲスは、コーヒー飲みながら読んでいたら吹いてしまいました。 荒木先生、アレをかわいいつもりで描いているんでしょうか。 2頭身で、つぶらな瞳。実際、数ある荒木キャラの中でも、類稀といってもいいほどのカワイさなんですが、 しかし、そんなカワイさも、荒木風のディテールと相まってシュール以外の何物にも見えなくなっていました。 氷の妖精クリオネのようなフォルムですが、もはや妖精というより妙な軟体生物の珍獣といった方が正解に近いような気がします。全身に☆模様があしらってありファンシーっぽさを主張なさっているのですが、荒木ディテールにかかれば、そんな可愛らしい模様も、どう見ても質の悪いデキモノのようにしか見えなくあってしまうあたりが不思議です。 荒木先生……。あわよくばアレを、SBRのマスコットキャラにでもしようという魂胆なんでしょうか。 …いや、世間でいうマスコットというのは、普通ネコ耳がついていたり、そういう系統のキャラなのに、 これをマスコットと言い張るのは、無茶しすぎなので、考え直した方がいいんじゃないかと、余計なお世話ながら思ってしまいました。 ともかく、その謎の生き物は、「モヴェーレ クルース」という謎の言葉を発し、ジョニィの動かない足に、そっと触れると、突然ジョニィの足の爪が回転。遥か遠方の敵に反撃を繰り出します。 その後、ジョニィは、ジャイロが落とした鉄球の位置を手がかりに、いくらなんでもバレそうな土遁の術で敵に接近していくところで、来月に続きます。 ゲスは、今月出てきた、謎のマスコットキャラ、モヴェーレ クルースたん(仮)を応援しています。 | |