| はじめまして。私は、私は、P(パラレル)世界に生きる”SBRの妖精”ゲスといいます。実体を持った漫画家よりも岸辺露伴が好きだ!という二次元コンプレックスな方のために生まれた新しい形のネットアイドルです。というか、ちゆ12歳様をパクっただけの、JOJOの奇妙な冒険ファンページです。どうかよろしくお願いします。 |
◇ゲスメモ◇
今、チェック中のジョジョ情報です。 ■8/4 『SBR』コミックス5巻発売中 |
◇ゲス日記◇
| 2005年10月31日 | 世の中 |
各国を巻き込んでの政治的なドタバタが焦点となっているスティール・ボール・ランですが、現実の世界でも、政治のドタバタというのは見ていて面白いものです。 そんなわけで、現実でも、何かと慌ただしい小泉内閣ですが、 そんな中、コイツはスゲェと思える政治家がいます。 この度、外務大臣になった『麻生太郎大臣』です。 何がスゴイのかといえば、この人の漫画の読み方がスゴイのです。 政治家にもなってマンガ読みというのもスゴイですが、それ以上に、読み方の深さというのが感激に値するのです。 ちなみに次の文章は、既出話ですが、マンガ読みとしても知られている麻生太郎大臣のインタビューです。 『麻生 うん。継続してかないと、話がつながらないから。それと、ずっと読んでると、なんとなく時代がわかるんです。テレビの時も言いましたけども、60年代のコミックっていうのは、あれですよ、安保の頃ですからね。反体制漫画が主力だったと思いますね。『忍者武芸帳』だとか、『サスケ』だとか。それが70年の安保が終わったとたんに、『巨人の星』とか、『字宙戦艦ヤマト』とか、体制に体張っちゃうっていうような感じになって。80年代くらいから、こう、組織に属してでも、おれは俺っていう、例えばジョージ秋山さんの『浮浪雲』とか、「マガジン」の「パッ&テリー」とか。90年代に入って、わかんなくなったなって思ってたけど、だいぶ後半になって、ハッと気がついた。オカルトですよ。『ジョジョの奇妙な冒険』とか『犬夜叉』とか、なんとなく超能力だとか多いでしょ。で、出てくるのがオウム真理教。21世紀になって、これからどうなるのかなと思って見てますけど。主人公に強い奴が出てきましたね。「チャンピオン」の『バキ』とか。イラクとかイランとか、ああいったことがあって、もう一回、やっぱ、男は強くなきゃ駄目とかって話になるのかな。 』 一国の大臣が『ジョジョ』を読んでいるという驚きもさることながら、 さすが一国の大臣ともなると、マンガを通して世相を読むという読み方をしていてスゴイです。 ただパラパラ漫然とページを眺めるだけの私たちとは、読み方の『質』が根本的に違います。 そんな麻生大臣、ジョジョについても…、 『90年代に入って、わかんなくなったなって思ってたけど、だいぶ後半になって、ハッと気がついた。オカルトですよ。『ジョジョの奇妙な冒険』とか『犬夜叉』とか、なんとなく超能力だとか多いでしょ。で、出てくるのがオウム真理教。21世紀になって、これからどうなるのかなと思って見てますけど。』 …と、当時問題になった、オウム教と絡めて考察しています。 まさか、ジョジョとオウム教を絡めるとは…。 …でも、たしかに言われてみれば、第5部のプロシュート戦なんて、まんまオウム事件です。 もちろん、たかがマンガといえど、一人の作家が無意識のうちにも世相を題材にし、その世相に共感する人々がいるから人気作品になるわけですから、マンガは、世相を反影する鏡と言えるかも知れません。 そして、それを的確に読み取る、麻生大臣の読み方のスキル、質は、ただただ感服するしかありません。 それならば、マンガという大きな括りではなく、ジョジョ自体も世相を反影しているのではないかと思い、ゲスも麻生大臣にならい、ジョジョから世相を読み取ってみたいと思います。 第4部、第5部あたりは、当時話題になっていた新興宗教ブームが背景にあるとしても、 ならば、第6部は何かというなら、ゲスの思いつきですが、 コギャルとか萌えとか、ジェンダーとかフェミニズムとかいう枠から収まり切らなくなった女性像の変容があって、そういう社会現象のアナロジーとして、第6部の、ああいう女性キャラ像が生まれてきたのかなあと、ふと思ってしまいました。 では、第7部、スティール・ボール・ランは、どうなのかというと、 表面的に見ると、レースという舞台を、劇場化している現代の事件への諷刺とか、 テロとか大統領が黒幕とか、 大統領が出てきたことで、政治に対しての不信感を語っているようにも見えます。 政治不信…。 政治不信…。がんばれ、麻生太郎大臣。 ゲスは麻生太郎大臣を応援しています。 | |
| 2005年10月22日 | 7話の感想(ネタバレ) |
Dioの手の上に収まる遺体の二つの目玉。その眼球には『TURBO』という文字が写り込んでいます。 「モヴェーレ・クルース」に続く、第2の暗号だと思われるのですが、ずいぶんハイテクな単語です。 Dioに囁きかけるスタンド。月光を背に逆さに立つスタンドがかっこいいです。 遺体の目を手に入れたDioは、体型が人間のようになり半人半竜の姿へと変容します。 その姿は、まさに武装現象(アームドフェノメノン)。 パワーでいえば、バオーや吸血鬼にも匹敵するほどの身体変化です。 「Di」という模様が顔の側面に沿って、歌舞伎か京劇の面、タトゥーのように刻印され、その異様な模様は、憎悪の表情を浮かべているかのようにさえ感じられます。 そこへ現れたのはフェルディナンド博士という男。 どうやら、Dioを恐竜化させて操っていたのは、この男の能力だったようです。 Dioの能力は愚民共を恐竜化して「支配下」に置くことだったんだ。とか言っていた先月の展開はなんだったのかとも思いましたが、フェルディナンド博士、妙に荒木先生にソックリだったり、登場シーンが妙に格好よかったりしたので良しとしておきましょう。 「ゴミとかを適当にポイ捨てするって行為はだな…。この「大地」を敬っていないことの証明だ……。だが大地を尊敬しないゲス者とはいえ、わたしの方から礼節を欠くのもなんだな…。」 と口走るフェルディナンド博士。 そういえば、昨今、秋葉原界隈で路上喫煙禁止になったのは、やはり、聖地に集まるオタ共が「大地」を尊敬しているからなのでしょう。 にしても、さすがインテリゲンチャーともなると、下衆も「ゲス野郎」とは言わずに「ゲス者」と上品に発音するようです。 そんなフェルディナンド博士。言っていることは扱く真っ当ですが、時と場所をわきまえないと、気が狂っているようにしか思えません。 Dioと恐竜を操り、ジョニィ達を始末しようとする博士。 追い詰められたジョニィは、ギリギリのところで「遺体の右目」を奪い返し、なんとかジャイロに受け渡します。 ドドドド…という擬音と、しばしの沈黙の後に、ジャイロの顔のアップ。 その顔に収まっているものは、確かに遺体の右目です。 ジャイロの目と一体化する遺体の右目。ジャイロの目の周囲には十字架の模様が浮かび上がり、どこかのビジュアル系バンドみたいです。 発動する右目の能力。漫画やゲームなんかでは、ヒロインや弱者が窮地に陥ったときに「イヤー!」と叫ぶと能力が覚醒して「ボーン!」と敵が吹っ飛ぶ展開、通称イヤボーンなる演出がよくあるのですが、しかし、この静から動へ移るかのような演出は、とても陳腐な言葉では言い表せないほどのかっこよさです。 遺体の右目によって引き出された能力は、鉄球に「目」を取り付ける能力でした。 どうやら、遺体の能力は、ディスクのように、個々に厳密な能力が決まっているわけではなく、遺体を手に入れたときの、使用者の才能や願望にある程度左右されるようです。ジャイロの場合は鉄球のチューンナップという形で、その能力が発動したようです。 今まで、体を平ベったくしたり、傷を移動させたりとか、スタンドとしか思えない使い方をされてきた鉄球ですが、これで正真正銘、スタンド使いという位置付けになりました。 まぁ、今まで万能武器として使われていた鉄球なだけに、能力が追加されても驚くほどではなかったのですが、むしろ、驚かされたのは鉄球のデザインの変化の方です。 このパワーアップした鉄球…。なんか、すごいデザインなのです。 武器というより、どう見ても妖怪の類です。 妖怪バックベアードとか、ファイナルファンタジーの敵キャラ・アーリマンみたいな、気色悪いデザインです。どう考えても、正義の主人公の武器とは思えません。 もしも、この目玉の鉄球で子供なんかを救出したとしたら、助けられた方が軽いトラウマになりそうです。 もちろん能力も侮れません。その能力は、鉄球を自分の視覚とリンクさせ、透視などができるようになるという能力。 ジャイロは鉄球の新能力によって、隠れていたフェルディナンド博士を探し出し一気に撃破します。 フェルディナンド博士を倒したことで、恐竜化の呪縛が解け、 ジャイロ達や村人達、そしてディエゴも、元の人間の姿の戻っていきます。 「ディエゴ・ブランドーはテロリストではなかったかもしれないが」とジョニィ。 さっきまで「Dioはやはりテロリストの仲間!!敵だった!」と決めつけて殺そうとしていたのに、「なかったかもしれない」で済まそうとするジョニィ・ジョースター。いくらなんでも、そりゃあんまりです。 しかし、疑いが晴れたといっても、 「この時点で彼は『遺体』のことを知った…、君は狙われるぞッ!」と、相変わらずの毒舌でDioを非難。…この辺は、さすがジョニィです。 しかし、もうひとつの目玉はDioの手に渡っていました。 目を手に入れたことで、博士の能力ではなく、自らの力で、再び恐竜化するDio。 Dioは遺体の左目を手に入れたことで自分の意思で、恐竜に変身できるようになったようです。 結果的に、博士の能力がきっかけでスタンド使いになったという形になるのですが、 ジョナサンの石仮面の研究や、ジョセフの血液など、たとえそれが敵のものであろうと、利用できるものは全て自らの糧とし、自分の力にするあたりは、さすがDioといったところです。 竜人化したDioは背を向けて去っていきます。 順位表を挟んで、いよいよ3rdステージゴール直前に場面は移ります。 この順位表。「ノリスケ・ヒガシカタ」がいつの間にか9位に食い込んでいたり、イケメン「マウンテン・ティム」の順位が着外だったりと、心配な所もあるのですが、ともかく場面はゴール直前へ。 ゴール付近で並ぶ選手達。 サンドマン、ポコロコ、Dio(人間状態)、ドット・ハーンと、次々と選手達がゴール付近に合流していきます。 1stステージからスタンドを見せていた面々に加え、先の戦いで、超人的な身体能力を得たDioが、一体どんな走りを見せてくれるのか、 そして、今の所、まだ能力を見せていない、もしくは、唯一まともな人間と思われるドットハーンが、どんな活躍を見せてくれるのか、期待したところで、来月に続きます。 | |
| 2005年9月26日 | ジョジョネタ |
にしても、最近そこかしこのマンガで、ジョジョのパロディネタ、通称「ジョジョネタ」を見かけるのは気のせいでしょうか。 まぁ、今週の少年ジャンプの「もて王サーガ」のことなんですけど…。 「もて王サーガ」とは、ジョジョネタ満載のギャグ漫画「スピンちゃん」の作者、大亜門氏の漫画で、毎週毎週、オチにジョジョネタを持ってきて強引に終わらせるという類のギャグマンガです。 このマンガは、しつこいほど続くジョジョネタに「またジョジョネタかよ」とか、 「もういいよ、あんましギャグがくどいとよ、このせっかくの傑作アイデアもシラけるからよ〜」 という言葉など完全無視、ギャグが滑っても毎週毎週ジョジョネタを繰り広げてくれています。 そんな「もて王サーガ」。今週は徐倫のコスプレをしたジョジョ好きの女生徒が登場。 「私にとってはキラといえばヤマトより吉影!」とか「レロレロレロ」とか、 笑えるとか寒いとかを通り越して、「作者、頭大丈夫かよ」と思うほど、丸々1話、すべてジョジョネタで埋め尽くすという暴挙に出てしまいました。 それにしても、ジャンプに限らず他誌でも、 ウルトラジャンプに『天上天下』を連載されている大暮先生が、少年マガジンで連載中の『エアギア』でジョジョネタを使うのはわかるにしても、 久米田康治先生の『さよなら絶望先生』21話でも「吉良吉影の切った爪コレクション!キモッ」とジョジョネタ。 赤松健先生の『魔法先生ネギま!』106話でも「スタンド使いキタ−」とジョジョネタ。 毎週毎週ジョジョネタカーニバルな状態です。 そういえば、ジョジョネタといえば、古くは、えんどコイチ先生が「ついでにとんちんかん」でジョジョネタを乱発していたように、昔から使われていたのですが、 古今のマンガを見ても、やはり、ジョジョネタがネタとして成立するのは、そのまま使うだけでもネタとして成立するパワーがあるからに他ならないと思います。 ジョジョといえば、やはりジョジョネタ。ジョジョネタも含めてジョジョの魅力です。 なんだかんだ言っても、ゲスはジョジョネタを応援しています。 | |
| 2005年9月23日 | 6話の感想(ネタバレ) |
今月のジョジョ。前半では幼少の頃のDioの生い立ちが描かれています。 幼少の頃のDio。金髪ジョルノを子供にした感じの容姿で、純粋そうな少年です。 物語の主役は、不幸な境遇ながらも、誇りだけは失わなかった母子。 しかし、誇りを失わなかった故、死に至った母との離別、最期まで救われなかった哀しみを経て、Dioが暗黒面に陥るまでが丹念に描かれています。 正直残酷ともいえるほどに悲しいお話でした。 物語の途中、Dioの父親も含む最低男が2人出てくるのですが 第1部の少年ディオに「おれの父親はゴミのような男だった!母に苦労をかけそのために母は死んだ!あいつは死に値する!」とまで言わせたダリオにも劣るかという程の卑劣ぶり。 Dioは、この最低な人間達への復讐、そして自分達を見捨てた愚衆共に地獄を見せるために、誰よりも力と権力を欲し、レースという長い旅路を歩み始めます。 力と引き換えに少年時代の純粋な笑顔を代償に失った者の旅。 それは、決して救われることのない長い長い旅路です。 そして、今、恐竜化という力を手にしたDioが、ジャイロ達に襲いかかります。 熊の死骸、排水溝のネズミ、さらには村人にまで恐竜に変え、ジャイロ達を追い詰めるDio。 どうやら、恐竜Dioに傷つけられた生物は、恐竜化が感染してしまうようです。 襲い来る恐竜の群れ。 「走れッ!GO!ジョニィ!GOッ!GO!!」 と、ジョニィとともに崖を越え、脱出を試みるジャイロ。 というか、「走れッ!」と言われてもジョニィは走れませんが…。 にも関わらず、腕だけの力で、ジャイロにも負けないほどのスピードで逃げ回るジョニィジョースター。。 その上、腕だけの力で、10mはあろうかという崖すら、跳び越えようとさえしています。 ジョニィ、もはや、人間じゃありません。 恐竜から逃れようとする2人。 しかし、脅威はそれだけでは終わりませんでした。 なんと、ジャイロとジョニィにも恐竜化が感染していたのです。 皮膚がヒビ割れ、少しずつ恐竜化がはじまってしまう2人。 あまりにヤバい状況に、2人は混乱します。56ページ目のジャイロの台詞が一部、誤植か何かで、抜けているようにも思うのですが、事は、それほど混乱していたということなのでしょう。 「俺の体の方もヤバくなって来たッ!」と叫ぶジャイロ。 というか、体よりも顔面の方が、日の光の元で見た夜明けのキャバ嬢みたいでヤバいです。 しかし、ジョニィだけは違いました。 ジョニィの左腕の部分から、恐竜化の進行が遅くなっている、それどころか、恐竜化が治り始めているのです。 左腕にある「聖人の遺体」の力が、恐竜化を食い止めているのではないか?と考える2人。 2人は、なんとしても次の遺体を手に入れるために、目的の岩山に向かいます。 かろうじて岩山に辿り着いた2人。 そこで、2人は奇妙な光景を目にします。 周囲の風景は「悪魔の手のひら」のそれと酷似しています。 ジョニィの左腕に反応して、舞い上がる砂埃。 それは、突如、2人の眼前に姿を現しました。 砂埃の中心に浮かび上がったものは、甲冑のような幻影。 スタンドです。 幻影の両の手に持たれたものは、遺体の二つの眼球。 眼球を持つスタンドは、ただ静かにそこに鎮座し続けています。 にしても、このスタンド、 『スティール・ボール・ラン』において、スタンドといえば、ポコロコが勝手に見えている幻覚は別として、オエコモバの背後に一瞬見えた鳥とか、ブンブーン一家の砂鉄が人型に集まったものなど、あまり積極的に描かれてはいないのですが、今度は砂埃の汚れが、スタンドの表面に付着しているという形で、描かれています。 そのビジョンは、鎧のようにも見えますが、一見したところ、とても19世紀とは思えないようなメカっぽいデザインです。というか、アゴと目のあたりが、モビルスーツっぽくてカッコイイです。 眼球を手に入れる為に、スタンドに近づくジョニィ。 と、そこへ仲間の恐竜を踏み台にして崖を越えてきたDioが突進。 スタンドの持つ眼球を、奪い去ってしまいます。 さて、突如登場したスタンドを前に、 このスタンドがどんな能力を持っていて、このスタンドは誰のものなのか、Dioのものなのか、刺客のものなのか、 それとも、千年にもわたり、たった一体で聖人の遺体を守護しつづけてきたものなのか、など様々な謎も尽きませんが、 何より、スタンドの持つ眼球を手に入れるのが、ジャイロなのかDioなのか、はたまた2人で1つづつ手に入れるのかなど、眼球の行方も気になってしまいます。 そんなところで、来月に続きます。 | |
| 2005年8月22日 | 5話の感想(ネタバレ) |
さて、今月のジョジョは、ちょっと少なめ37ページ掲載でした。 そろそろ、レギュラーのページ数に戻る頃合かなあとも思っていたのですが、 そういえば、先月の予告では「大増掲載」という文字がなかったので、 よくよく考えれば嘘はついてないわけで、答えはトゥルーだクソヤロー。 それに、3カ月に1度単行本が出るペースがレギュラーでは、みんなコミック派に乗り換えてしまい、雑誌が売れなくなっては困るので、まぁ、仕方ないといえば仕方ありません。 もちろん、物足りないというのも確かですけど。まぁ、何カ月かに1回くらいは60ページ↑掲載をして欲しいなぁという期待を込めつつ、今月の感想に移ってみたいと思います。 謎の恐竜の化石に触れたことにより、突如、恐竜と化してしまった、Dio様ことディエゴ・ブランド−。 なんで、突然、恐竜化なんだよという、突拍子もない展開に驚かされた先月号でしたが、今月は、恐竜化したDioが、ジャイロ達に襲いかかってくるところから始まります。 もしも、何万年、何億年先の人類滅亡後の未来に、どんな生物が繁栄しているのかを想像して書かれた本「フューチャ−・イズ・ワイルド」の著者ドゥガール・ディクソン氏は、別書の中で、 もしも、恐竜が今の時代に生きていたら、(進化の最終結果は知的生物ではなく、知能獲得は進化上の利点になるかどうかも定かではないと明記した上で)知能を発達させていた可能性もあるとも言っているのですが、 しかし、その場合でも、その知能は、人間と同じような、人間にわかりやすいレベルの知能ではなく、動物本能の狡猾さが増す方向であり、狩りのテクニックや共同作業がより効率的になっていくものであると断言しています。 その話の通り、狡猾な狂暴性を見せるDio様。 それは、人間とは思えない、いや、人間のものとは全く異質な凶暴さです。 その、恐ろしい程に凶暴な怪物がジャイロ達に襲いかかります。 尻尾で、跳ね飛ばされるジャイロ。 「ギャース」と雄叫びを上げて襲いかかるDio恐竜。 そういえば、バオーに出てきた虎にも「ギャ−ス」と叫ばせるをど、この叫び声は、荒木先生、余程のお気に入りとは思うのですが、にしても凄い叫び声です。 さらに、このDio恐竜…。 ウロコの模様が『DioDioDioDioDioDioDioDioDioDio…』と、凄いデザインになっています。 余談ですが、実際の恐竜の皮膚の色や模様は、化石などの資料からは、ほとんどわかっていないそうで、今の図鑑などに載っている、恐竜の色や模様は、現代の爬虫類などをモデルに想像されたものだそうです。 そのことから、もしかしたら当時の恐竜の皮膚は、今からは想像もつかないような模様だったかもしれないという説もあるらしく、デザインについては割と自由度が高いそうなのですが…、 にしても、このDio恐竜の模様…なんというか常軌を逸したセンスです。 この恐竜の猛攻を目の当たりにし、 「Dio!ス…スタンド使いだったッ!敵だッ!Dioはやはり!テロリストの仲間!!敵だった!」 と叫ぶジョニィ。 ただ、事故がきっかけで恐竜化しただけなのに、勝手に「テロリスト」だ、と決めつけるジョニィ。 …なんか酷いヤツです。 1stステージのDioは、そんな素振りは微塵も見せていなかったので、普通に考えてテロリストという線は薄いと考えられるのですが…。 ここまでして、Dioを敵に仕立て上げたいとは、ジョニィ…よっぽど、Dioの事が嫌いなんでしょう。 もちろん、レース中継地点でバックの国家から手紙を受け取ったジャイロと同じように、中継地点でバックにいる人物から密命を受けテロリストになったとか、もしくは、「暴力で目的を達成する」という広義の意味でのテロリストというのなら、理由はわかりますが…、 それにしても、あんまりだと思ってしまいました。 ジョニィは、タスクを発動させ恐竜に反撃を試みます。 ジョニィの手の甲が変型してタスクが発現。おそらく、この手の甲の形がジョニィのスタンドデザインだと思われるのですが、しかし、そんな渾身の力を込めて放ったタスクも、Dio恐竜に、あえなく避けられてしまします。 ジャイロの至近距離からの全力投球も、その動体視力でいとも簡単に回避する恐竜。 しかし、ジャイロは、相手が動いているものしか認識できないという、動体視力を逆手にとり、周囲に置かれている缶詰をダミーにして反撃。 その後も、鉄球の回転で自分達の体をひらべったくして、攻撃から逃れるジャイロ達。 なんとか、Dio恐竜の猛攻から逃れることができたようです。 にしても、柱の男じゃないんだから、人間の体をペラペラにさせて逃げたりとか、ブチャラティみたいに密閉された缶詰の中に鉄球を仕込んだりとか、もう、鉄球もむちゃくちゃです。 なんとか、Dio恐竜をやりすごすことができたジャイロ達。 しかし、安心したのも束の間、先程Dioに喰われたと思われる熊の死体が、突然恐竜化。 先の戦いの中で、ジョニィの手に刻印された文字が、北斗七星や北極星などの星座の位置を示す地図になっていて、近隣の丘の上に次の死体が隠されているというヒントを得たジャイロ達が、 恐竜達から逃れ、目的の丘を目指すところで、来月に続きます。 | |
| 2005年8月4日 | SBR5巻 |
というわけで、今日は『スティール・ボール・ラン』コミックス5巻の発売日でした。 表紙絵は、UJ8月号の表紙に使われた「駅弁ファックイラスト」…。ジャイロとジョニィがハメちゃってるようにしか見えないイラストです。しかし、よく見ると、2人のポーズが少し違っていたり、受けのジョニィが鉄球を抱えていたりと、微妙にバージョンが違う絵だということがわかります。 にしても、荒木先生…一体、駅弁ファック絵だけで、何パターン描いたんでしょうか…。というか、駅弁ファックが、よほど、お気に入りなんでしょうか…。 と、それはさておき、今回の5巻からは、UJ移籍後初のコミックス発売となったわけですが、 最も気になっていたのはコミックスのサイズです。月刊化したことで、月刊誌のコミックスのような大型のサイズになってしまうのではないかという心配もありましたが、通常通りのジャンプコミックスのサイズ。 これで本棚に並べるときも違和感なく収納できるので、ホっとひと安心といったところです。 もうひとつ、気になっていたのは、UJ移籍後に「ジョジョPART7」というタイトルが付いたのですが、コミックスにはタイトルに「ジョジョ」が付くのかという点です。 しかし、表紙のタイトルには「STEEL BALL RUN」と書かれているだけで、「ジョジョの奇妙な冒険PART7」という表記は見当たらず。 …ちょっと寂しいなあと思っていたのですが、しかし、表紙カバーを取り外すと、タイトルロゴの下に、確かに「ジョジョの奇妙な冒険PART7」という表記がありました。妙にニクイ演出です。 その上、扉ページの左上にも、ちゃんと「ジョジョ」と書いてあったので、オールドファンとしても安心です。 ちなみに、表紙のデザインは白を基調としたシンプルな体裁になっています。 白い画面なのは、週刊ジャンプとの関係を白紙に戻すという意味なのか、とか余計な憶測をしたくなってしまいますが、 たぶん、深い意味はないと思います。 各話の間に描かれているラフ絵は、ジャイロ、ジョニィ、大統領の3点です。 ジャイロのラフ絵の横に、ふきだしが付けられ、 「二度とオレに話しかけるな!二度と…」という気になる書き文字が、書き加えられています。 マルコ少年のシーンにあった台詞だと思うのですが、一体誰に対して言っているものなのか…。 おそらく、週刊ジャンプ編集…ゲフン、ゲフン いや、余計な憶測はやめておきましょう。 …と、憶測だけでゲスな勘繰りをしてみると、気になってくるのが作者の近況コメントです。 てっきり、ドス黒い大人の事情でも話されるのかと、アレな期待をしていたのですが、 手塚治虫とか大山倍達の手はやわらかいとか、どーでもいい内容の話。 週刊ジャンプ連載時に巻末コメントで、トマトの栽培日記とか、どーでもいい話を、毎週毎週喋り続けた荒木先生らしい、どうでもよさが漂っている、とても素敵なコメントでした。 さて、そんな話はともかく、肝心の内容の方に移りたいと思います。 収録されているのは、オエコモバの後のゾンビ馬捜索から、ポーク・パイ・ハット小僧戦を経て、2ndステージラストまでです。 そういえば、2ndステージが始まったのが、昨年の6月から…。なんか、随分と長い間やっていた気がするのですが、気のせいでしょうか…。 コミックス5巻では、2ndステージファイナルの24〜27話まで収録されています。 ちなみに、話数表記がUJ移籍をきっかけに「#1話」からに仕切りなおされていたのですが、コミックスでは、週刊ジャンプの続きの「#24話」からになっています。 なんで修正されたのか気になるところですが、きっといろいろあるのでしょう。 あと、微妙な修正箇所では、UJ掲載時には「フレッツ・フォン・シュトロハイム」だったテロリストの名前が、「フリッツ・フォン・シュトロハイム」に訂正されています。かなりどーでもいいキャラの、かなりどーでもいい変更ですが、誤植だったのか、NTTから苦情でも来たのか、気になるところです。 さてさて、そんなこんなで、フィニッシュを迎えた2ndステージ。 そういえば、2ndステージ。序盤で「このステージは…水場探しの闘いになると思うんだ」と言っていたジョニィですが、 「水場」なんて一度も探さないまま、かわりに凄いものを探す凄まじい状況になっている気がしますけど…。 ともあれ、そんな2ndステージ。コミックスで間を開けずに読むと、「SBR」が猛烈な勢いで「ジョジョの奇妙な冒険」と化していく過程が楽しめるんじゃないかなあと思います。 ゲスは2ndステージを応援しています。 | |