ちゆ12歳様


 はじめまして。私は、私は、P(パラレル)世界に生きる”SBRの妖精”ゲスといいます。実体を持った漫画家よりも岸辺露伴が好きだ!という二次元コンプレックスな方のために生まれた新しい形のネットアイドルです。というか、ちゆ12歳様をパクっただけの、JOJOの奇妙な冒険ファンページです。どうかよろしくお願いします。

バーチャルネット・スタンド使い

ゲス14歳



◇ゲスメモ◇


今、チェック中のジョジョ情報です。

■毎月19日 ウルトラジャンプ発売




◇ゲス日記◇

2006年8月18日 怖い話

お盆も過ぎ、少し下火になりましたが、やはり夏といえば、怖い話です。
とはいえ、ゲスも子供ではないので、幽霊とか霊感とかを信じているわけではありません。
でも怖いものは怖いです。それに世の中には不気味としか言い様のない不可解な出来事もあります。
そんなときはどうすればいいか。簡単です、不可解を解にすればいいのです。つまり「理解」すればいいのです。

物事には理由があります。
例えば、昔の墓場の跡につくられた道路で事故が多いのだって、
公共事業には多額の費用がかかる→安い土地を大量に購入する必要がある→墓場などのいわくつきの土地が安いのでその上に道路を作る→安い土地を無理矢理つなぎ合わせるために急カーブが多くなる→急カーブが多いので事故が多発。
という理屈で説明できます。
また、恐竜時代まで相対化すれば、いずれは死骸の跡に突き当たります。ゆえに墓場の上だって別に珍しいことではありません。

それでも説明できなければ、究極の理屈があります。
落ちたはずの自動車がなぜか背後にいたという怪現象を説明したときの究極の理屈です。

「スタンドだからできたのだ。」

そう、すべての怪現象はスタンドで説明できるのです。
たとえば、深夜モニターを見ていると、突然画面が砂嵐になり、しばらくするとひとりのかわいい女の子が映しだされるという。その女の子は小声でなにかをうったえてくるが、何をいっているのかは聞き取れない。その映像を見たものは、十日以内に不慮の死をとげるという…。
これはスタンド攻撃です。
心霊写真も、深夜に鳴るピアノの音も、夜中トイレに表れる白い手首も、タクシーの後部座席の幽霊も、あなたの後ろの幽霊も、きっとスタンドの仕業です。稲川淳二もスタンドです。

と屁理屈たれても、怖いものは怖いですが、そんなときは言ってやれ、
お…おまえなんか、ぜんぜん怖くなかったぜ、バ〜〜〜〜〜カッ


2006年8月16日 太臓もて王サーガ

今日発売の赤マルジャンプに掲載の『太臓モテ王サーガ』の中に、荒木先生が描かれた太臓の絵が掲載されていると聞き、早速、赤マルジャンプを購入してきました。

さて、『もて王サーガ』とは、「ジョジョ」を中心とした他マンガのパロディネタが、これでもかと盛り込まれているパロディギャグ漫画です。このマンガにジョジョネタが大量に使われている事は知っていましたが、これに本家である荒木先生が、どのような形で関わっているのかかなり気になってしまいます。
肝心のページは、袋とじで、かなり勿体ぶっています。
これは、コラボの名を借りた荒木先生の大亜門殺しが見れるかもしれねえぞ、という妙な期待感もあったことや、はたまた、袋とじというと普通エッチでよくないページが載っているという先入観からか、ドキドキしながら封を開けてみました。

…と、そこで出てきたのは…。
なんと、荒木先生の描いた八頭身の太臓の絵!

これは、袋とじにしたのは、勿体ぶっていたからじゃあなく、キワモノを隠したかっただけなんじゃないのかとさえ、思えてしまうほどの凄まじい絵です。
もはや、原作の設定完全無視、いや、太臓といえば、女の子にフラれ続けた異世界の王子という設定なのですが、そんな設定を荒木流に超アレンジしたのか、王子というより、本当に魔界のプリンスのような服装をした、しかも、なぜかナルシスト顔の凄まじくシュールな代物が描かれていました。
そういえば、昔、荒木先生は『こち亀』の両津の絵を描いたこともあるのですが、今回の太臓の絵も、それに匹敵するかのような恐ろしい代物でした。

にしても、荒木先生、パロディマンガであるはずの太臓に対して、まさか太臓のパロディで返すとは思いませんでした。時止めに対する時止め返しのごとく、まさにパロディに対するパロディ返しです。
「オレが本当のパロディのやりかたを教えてやる」と言わんばかりに描かれた、シュールな八頭身の太臓の絵は、パロディを知っていなければ描けるものではありません。まさにパロディ殺しの中で、最も危険な技、非情なる逆パロディです。パロディやパクリより、もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気分でした。



…と、そんな具合に、ひとしきりパロディ合戦を楽しんだのですが、最近『太臓もて王サーガ』を読むたびに思うことがあります。
それは、なぜパロディは面白いのかということです。

パロディの前提は、読者の大半が元ネタを知ってることが条件で、元ネタを誰も知らなければ、パクリと同類よォだと思うのですが、ともかく、その元ネタを知っていて、それがネタにされているから面白いのだと思います。
ですが、どうも、パロディの面白さは、それだけではないような気がします。

商業マンガにおいて、パロディとは、現在、大きく2系統が流行っていると思います。第1は『もて王サーガ』のようなマンガそのもののパロディのものと、第2は『幕張』に代表される漫画家界をパロディにしたもの、前者がドラゴンボールをネタにするなら、後者は鳥山明をネタにするくらいの違いですが、
パロディする側の新人漫画家が、おそるおそる様子を見ながらパロディしていく様や、パロディされる側の大御所漫画家が、どのように反応するかを想像するのも、プロレスの試合を見ているようで、また楽しいのだと思います。
いずれにせよ、パロディの、パロディされる側の懐の深さと、パロディする側のキモッ玉が折り合って、始めて面白いんじゃないでしょうか。
そういう意味では『もて王サーガ』と『JOJO』は、なかなかの好例だと思います。

ゲスは『もて王サーガ』と『JOJO』を応援しています。


2006年8月8日 ジョジョマップ

今さらですが、最近暇つぶしに面白いのは、GoogleMAPです。
GoogleMAPとは、鳥のような視点で、世界の観光名所やら、某国の怪しい建造物やら、世界各地の衛星写真を見られるサービスなのですが、
ついつい、いろいろ見て遊んでいるうちに、ジョジョで実際に登場した地域の地図を見たくなってしまいます。
そこで、ためしに、ジョジョの各部のラストバトルの場所を調べてみました。



第6部

ケープカナベラルだと思います。79巻106ページ参照です。展示用のシャトルの場所など、まさにその通りだったので感動しました。
http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&om=0&ll=28.524318,-80.681571&spn=0.004101,0.004946&t=k



第5部

コロッセオ周辺です。63巻26ページ参照。ボスと矢の争奪戦をしたのはこの辺です。この後、西の川に移動して無駄無駄無駄。
http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&om=0&t=k&ll=41.890298,12.491597&spn=0.003474,0.004946



第4部

M県S市花京院スクエア。
http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&om=0&ll=38.265818,140.87981&spn=0.003664,0.004946



第3部

エジプトのディオの館?。24巻49ページを参考に調べてみましたが、よくわかりませんでした。たぶんこの辺かも知れません。
今思ったのだが見つけられなかったなら、それでいいかもしれない。ひょっとして、見つけたからこそ…ドゴオオオン
http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&om=0&t=k&ll=30.042485,31.253319&spn=0.002029,0.002511



第2部

地球最大のエネルギー!「マグマ」!イタリアのヴォルガノ島です。
画面を最大限にズームアウトすると、無数の灼弾岩が直撃し大気圏外に放逐されたカーズの気分が味わえます。
http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&om=0&t=k&ll=38.396433,14.965782&spn=0.058523,0.079136



第1部
ウインドナイツロットがロンドンから南へ丸一日という記述を元に南下してみました。
よくわかりません。きっと消滅してしまったんだと思います。
http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&om=0&t=k&ll=50.866645,-0.046692&spn=0.377021,0.633087



荒木先生は、実際に現地に観光に行って、取材しながら描く漫画家だそうですが、実際に地図がその通りになっていたのは驚きました。
ゲスは世界各国の観光名所を応援しています。


2006年8月7日 人間讃歌

久しぶりに更新したかと思えば、ジョジョにまったく関係ない話をするのもどうかと思ったので、基本に立ち返って、ジョジョのテーマについて最近思うことでも…。

言わずとしれた、ジョジョのテーマは『人間讃歌』です。
要するに、人間を讃えるという意味の言葉です。
後半になって生命讃歌にテーマがかわっていますが、やはり根源たるテーマは人間讃歌だと思います。 今まで何度も、ジョジョのどこらへんが人間讃歌なのかと、考えたことがありますが、やはり繰り返し、何度も考え、反芻して追求するに値するテーマだと思います。

たしかに、第1部、第2部のころは、人間讃歌というテーマがわかりやすかったです。
「吸血鬼」や「屍生人」「究極生物」など、人間以外のモノを描くことで、それに対比する、人間の素晴しさが浮き彫りにされるという、テーマが明確でした。

しかし、それ以降は、どこがどう人間讃歌なのか、正直わかりませんでした。
普通に、変人の戦いばかり描いているだけで、どこがどう人間を讃えているのかわからなかったのです。



ここで一つの疑問が浮かびます。
『人間讃歌』とは、本当に言葉通りの「人間を讃える歌」なのかという疑問です。
単純にテーマから逸脱してるだけなのか、 …いや、ここで考え方を変えてみたいと思います。
もともと「人間讃歌」の「人間」は、単純に「霊長類ヒト科の人間」という意味ではないと考えるべきなのです。
そこで得た結論は、 人間讃歌の「人間」は文字どおりの人間ではなく「人と人の間」という意味なのではないかという結論に至りました。

「人の間を讃える歌」という意味なら、
人と人の間に起こった事件。つまり、第1部から第7部までの人物達の繋がりも、人と人との間に起こった出来事を描こうという意図があるのなら、それが適当や思いつきで構築されたものではなく、テーマに沿って描かれたものであると説明できます。
それに、ジョジョにありがちな出会いも、100年以上に渡る遺恨も、受け継がれた精神も、ホモにしか思えない程の熱い友情も、すべてテーマ通りだと説明できます。

ジョジョで真に描かれようとしているのは、各キャラクターではなく、複数のキャラクターが作る、親子関係、敵対関係、信頼関係などの「人の間」の関係なのです。 ジョジョのいう『人間讃歌』とは、100人以上のキャラクターが織り成す、複雑なアラベスクそのものなのです。



古代ギリシアの哲学者アリストテレスは人間を社会的動物と呼び、ソクラテスは対話の中で知は得られるものとしたように、人は人と人との間の中で生きています。
しかし、近年、大都会のように他の人間に対してあまり関心をもっていない状況や、インターネット時代の歪み屈折した人間関係などの、狂った人と人との間の中で、
あえて、人と人との間を描き続けることに意味があるのではないでしょうか。
そして、それこそが『人間讃歌』なのではないかと思いました。


2006年8月4日 ボクシング

ジョジョにはまったく関係ないので、語ってもしょうがないと思いましたが、やっぱり語りたくなってしまうのは、先日行われたボクシングの試合のことです。
ボクシングとは、拳で殴り合うスポーツで、ジョジョの世界では、殴った瞬間、親指を目の中に突っ込んで殴り抜いたりしますが、世間一般のボクシングは、1対1で正々堂々戦う格闘技で、勝者は英雄視されます。

先日行われたのは、亀田選手の試合です。亀田選手は、その過激な言動がマスコミに受ける反面、反感を買い、大嫌いな亀田が負けるところを見たいために試合を見るアンチも多い選手です。
…で、先日の試合では、どうみてもフラフラになった亀田が負けていたのに、どう見ても八百長としか思えない判定勝ちで、各所でバッシングをくらっていました。

たった数ラウンド立ってるだけで勝てるなんてよ マイク・タイソン以上におれってラッキーだと思わんかい〜〜〜!?この タマナシヘナチンがァーーーーーーっ。という感じです。

まぁ、個人的にああいう言動は嫌いではありません。
それに、反感買うキャラも貫き通せばいずれ定着するものです。
もしかしたら、亀田は、日本のタイ・カッブになれるのではないかとさえ思っていました。
ちなみに、タイ・カッブとは、『変人偏屈列伝』にも登場し、球場に拳銃を持ち込んだり、観客席の身体障害者をタコ殴りにしたりと、キチガイのような過激な言動で、20世紀初頭の大リーグをわかせた、伝説の野球選手です。
過激な言動という意味では、亀田とタイ・カッブはそっくりです。
そんなわけで、亀田は、日本のタイ・カッブになれるのではないかとさえ思っていました。

しかし、TBSにでっち上げられたかのような、あのインチキ臭い試合を見た後では、
亀田が、タイ・カッブというよりも、興行師に祭り上げられたチンパンジー、オリバー君にしか見えなくなってしまったのが、なんとも…。


2006年7月20日 16話の感想(ネタバレ)

さて、今月のウルトラジャンプ。表紙はスティール・ボール・ランでした。
表紙絵は、騙し絵のような迷彩模様の服を着たジョニィとジャイロが雪景色の中に描かれているというものです。
真夏なのに…。季節感の欠片もないイラストに驚かされつつも、本編の感想です。



本編では、4thステージのゴールシーンが鮮やかに描かれています。
続いて貼り出される順位表。
ジャイロとジョニィは、それぞれ3位と4位でゴールしていたようです。続く5位はドットハーン、6位サンドマン、7位にホットパンツとゴール。ちなみに、いつの間にかジャイロ達を抜いて2位になっていたのは、強運の持ち主ポコロコです。6位のサンドマンと同じくUJに移籍してから、ほとんど見せ場がなかった彼らですが、ちゃっかり好位置をキープしているようです。とはいえポコロコ。時期的に幸運の消費期限が近づいているはずですし、作者の荒木先生も最近ラッパーグループの『SOUL'DOUT』と仲良さげで、本場のラップ口調を聞きたくなったので、そろそろ見せ場が欲しいところですYO。

と、そんな具合で上位に食い込んだレギュラー陣ですが、彼らを出し抜いていた人物がいます。
それら強豪を抜き、一位に君臨していたのは、なんと奇妙な老人
その名は、ノリスケ・ヒガシカタ!!

ノリスケ・ヒガシカタ68歳!!
なんと、ノリスケ・ヒガシカタはじじいでした。
それも、頭の禿げ上がった老人です。
荒木先生に、完全に意表をつかれました。

ハゲ頭丸眼鏡、その上一人称が『拙者』だったり、さらに頭にトクホンを貼っていたりと、どう見ても、スッとぼけたじじい。というより、ボケ老人にしか見えません。一瞬、おじいちゃん、徘徊しすぎてアメリカまで行っちゃたのかと思ってしまいました。
この老人。第4部の主人公、東方仗助の祖先と思われますが、仗助とは似ても似つかぬ容姿に、月までブッ飛ぶ衝撃を受けましたが、仗助も年老いたら、こんな外見になってしまうのかと、ふと心配になってしまいました。まぁ、リーゼントだと間違いなく、頭はノリスケみたいに禿げ上がると思いますが…。
それはともかく、このヒガシカタ・ノリスケ。その外見からは、徘徊老人にしか見えませんが、その実、意外と勘の利く怪老のようです。

ジョニィの話によると、ヒガシカタという日本人は、持っている武器から見て、サムライではないそうです。ジョニィがサムライという言葉を知っていたのにも驚きです。
まぁ、アメリカ人から見れば日本人は、サムライかニンジャかゲイシャしか知らなそうだし、そういえば、子供の頃、遊んだWIZARDRYという洋風ファンタジーゲームで『サムライ』という職業が登場したのに衝撃を受けた経験はともかく、
ジョニィの話によれば、このヒガシカタという老人、サムライ以外の職業のようですが、
確かにその背中には、猟銃のような武器を背負っています。
かつて、北海道や東北地方には、『マタギ』という狩猟者集団がいたそうですが、ヒガシカタが東北の仙台藩出身ということから、おそらく、このマタギのような狩猟を生業にしている人物と考えて間違いなさそうです。





さて、そんな先頭集団から大きく遅れ、54位で到着したのは「帝王Dio」。
ジャイロに敗れトボトボと歩くDio。しかし、敗者となった今もなお、無言の存在感を示しています。勝ったはずなのに、完全にリタイアさせられなかった、ジャイロの方が、逆にプレッシャーを感じているように見受けられます。

レギュラー陣がゴールし、次のステージに移る前に、ちょっと前の回想シーンが挿入されます。

遺体の脊椎を手に入れたジョニィ。
ここで、遺体の脊椎から、次なる遺体のヒントが示しだされます。
次の遺体は「両脚」「両耳」「右腕」。なんと次のステージ近辺に、一気に3つの遺体が埋まっているようです。
ずいぶん、一ケ所に遺体があるもんだなあと思いましたが。
あれでしょうか、きっと、アリマタヤのヨセフも、途中で遺体を隠すのが面倒になって、一ケ所にまとめて埋めちゃったんでしょう。
にしても、クイズ番組の最後の問題で一気に10点獲得とかじゃないんだから、こんなにいっぺんに遺体が手に入っていいんでしょうか。まぁ『SBR』も、いよいよ終盤近くなってきたということなのかも知れません。

大統領の陰謀を知ってしまったルーシーに、自分の身を守るには、大統領から遺体を盗み出すしかないと告げるジャイロ。
続いて、ジャイロの決めコマ。よく見るとページの隅の方に「”SCREEN TONE”bySHINNOSUKE『SOUL'DOUT』」という書き文字があるんですけど…。これは、あれでしょうか、荒木先生がジャケットを描いた『SOUL'DOUT』の人が、ゲストで1ページを手伝ったということなんでしょうか。なんかアラでもないかなあとよく見ても、まぁ、普通のスクリーントーンの貼り方だと思いますけど。

ともかく、ジャイロは、ルーシーに自ら身を守るためにと遺体の目玉を差し出します。
っていうか、遺体の目玉とか、ホイホイ人に上げちゃっていいもんなんでしょうか。
まぁ、目玉のスキャン能力なんて使わなくても、技術だけで回転の振動をソナー代わりにできるジャイロですから、そんな微妙な能力なんて、なくても困らないのかも知れません。
でも、RPGのアイテムのように、使わなくなったら人にあげるという発想は新しいと思いました。





一方、Dioはというと…。
単身、大統領の前に出向き、何かの取り引きをしているようです。

その取り引きとは、遺体の目玉をやるから、莫大な富。ニューヨークの「マンハッタン島」に匹敵する富を俺によこせという無茶なもの。
無茶とはいえ、世界征服を望んだ第3部DIOに比べれば多少スケールは小さい気がしますが、あれは骨針が脳に食い込んだせいで誇大妄想が発達したと考えられるわけで、そもそも昔の第1部ディオは一貴族の財産目当ての小悪党だったわけで、まぁ、よくよく考えれば、人外の化け物と化すわけわからん能力より、世界経済の中核を担うほどの莫大な富を手に入れる方がいいに決まっています。

にしても、ジャイロといいDioといい、大して遺体は欲しくない事はわかりますが、そんなに簡単に遺体を手放していいのかと。
まぁ、ディオの場合は、第1部で手に入れた気化冷凍法もスペースリパースティンギーアイズも、時を止める能力が手に入ってからめっきり使っていませんでしたし、その時を止める能力も、天国のためには手放すことも辞さないと語っているあたり、さらなる高みに昇るための手段としてのみ、乗り捨て感覚で能力を使っていたので、こういう発想もアリかも知れません。

もちろん、そんな、キチガイじみた無茶な要求をまともに取合う大統領ではありません。
しかし、Dioに、完璧な一枚岩の作戦であるはずの大統領の布陣にも、裏切者が出たことを指摘されると、その表情は一変します。
この交渉の際のDioの目つきのイヤらしさは、いかにも悪という感じがして好きです。
事実を指摘され表情が変わる大統領。
ときに相手の欲求を利用し、ときに相手の感情を逆なでしつつ、言葉巧みに相手に取り入る蛇のような狡猾さは、いかにもDioらしいです。

ともあれ、そんな具合に交渉は進みます。
交渉というより、脅迫に聞こえなくもありませんが、合衆国相手に、一人で対峙し、平然と交渉をやってのけるDioの肝っ玉は半端ではありません。

そして、Dioの要求は…。
「スタンド使いがひとり欲しい。このDioに忠実な部下としてだ。繰り返すぞ部下だ。オレの馬は今、ふたりに追いつけないわけだからな。チームでジャイロどもを始末する」
というもの…。

こう来ては黒幕、大統領といえど頷かないわけにはいきません。
にしても、「ジャイロどもを始末する」って…。3rdステージでは、Dioはテロリストではないと言っていたのに、もはや完全にテロリストです。

大統領の合図とともに、Dioの前に現れたのは、黒い人影。
その人影が物体に触ると、奇妙なことに「ザグッ」という効果音が、その物体に付着し、蠢いています。
どうやら、その能力は、エコーズのように効果音を物体に付与し、触れた者に実際にその効果を与える能力のようです。
でも、アメリカが舞台なら、書き文字も日本語ではなく、『BOOOOOOOOOOOOOON』とかアメコミみたいな頭悪そうな文字になっていても良さそうですが、そこは表現のわかりやすさを優先したということでしょうか。
まぁ、もっとも、使い手が日本人という可能性も大いに考えられますが…。
ともかく、この黒い人影が何者なのか気になります。



交渉を終え、部下に「ディエゴ・ブランドーに心を許すな、今は…『利用する』だけだ」と言い残し、立ち去る大統領。
Dioにしろ大統領にしろ、お互いが利用するだけ利用しようという魂胆が見え見えの交渉の末、
悪役同士が、双方、肚に一物を抱えたまま手を組んだことで、悪役同士の動向も目が離せなくなってきました。

波瀾の中。いよいよ後半戦、5th&6thステージが始まります。


2006年6月20日 15話の感想(ネタバレ)

今月のSBRは、序盤からクライマックス。ジャイロとDioの一騎討ちが描かれています。
男の世界に目覚めたことで、天才Dioに追いつくジャイロ。Dioの背後にピタリと付き圧力を与えています。
仗助の言葉を借りて例えるなら、いいかげんにしろよ〜本当イヤなヤツだぜ〜スゲー嫌いだよこいつ…このまま後頭部を見つめられて走られるの非常に神経にこたえるって知っててワザとやるからなこの男…という感じのプレッシャーです。

その走りにプレッシャーを感じたDioは、
馬についていた極小の「ノミ」を恐竜化。ジャイロの愛馬にけしかけて、妨害を企みます。
触れた生物をなんでも恐竜化できるのなら、自分の馬を一時的に恐竜にした方が早い気もしましたが、おそらく馬が消耗してしまうなどの理由でダメなんでしょう。まぁ「ノミ」を恐竜化させる分には、ノミ退治にもなって一石二鳥です。

ともかく、Dioの悪巧みに気付いたのは、後方を走っていたジョニィです。
Dioの策を察したジョニィは、前に駆け出しタスクを一閃。Dio目掛けて爪弾を放ちます。

それに対するDioの台詞は。
無駄だ無駄ァァァッ
無駄だ無駄ァァァッ。ここへ来て、まさかこの台詞が聞けるとは思いませんでした。いよいよDioもDioらしくなってきてかっこいいです。

Dioは、タスクが発射されるよりも早く、瞬時に恐竜化。
次の瞬間、尻尾をサーベルのようにブン回し、ジョニィの手首を切断。
そして、そのまま尻尾でジョニィの首を締め付ける竜人Dio。

Dioの尻尾強すぎです。
ちなみに、恐竜の図鑑なんかを見ると、恐竜の尻尾は異常に大きいのに気付かされます。その理由は、恐竜、特に肉食恐竜は、獲物を捕るのに適した高速歩行をするために、2足歩行型の恐竜が多いそうですが、前傾姿勢の2足歩行だと体の前後の重心が傾いてしまうので、バランスを取るために長い尻尾が備わっているそうです。
しかし、Dioの尻尾はバランスを取るという目的以上の破壊力。まさに凶器と呼べる代物です。



…結局、間一髪のところで、ジャイロの鉄球でDioを倒したのですが、
ところが、サシの勝負を邪魔されたとジャイロは激怒。
怒ったジャイロは「クソ野郎ッ!てめえぶッ殺すぞッジョニィーーーッ」と、拳でジョニィを殴りつけてしまいます。
でも、自分が負けそうな勝負だと妨害ばかりしてたクセに、自分が勝てそうだと邪魔すんじゃねぇとか、無茶苦茶です。あんたは山のフドウとの戦いを部下に邪魔されたラオウですかと思いましたが、ともかく、それが『男の世界』です。

Dioを退け、嵐の中を進むジャイロとジョニィ。
遥か後方では、もう走れなくなったDioの叫びがこだましています。
「ヤツは必ず復活してくる!復讐というエネルギーでますますやっかいになってなッ!」というジャイロの言葉を残し次の場面へ。





嵐の中、ついにジャイロ達が、出会ったのは私、ルーシー・スティールです。
しかし、「女ってのは禍いを運んでくるしな」とジャイロ。
なんか偏見に満ちていますが、荒木先生の人生経験に、何かあったんでしょうか。
まぁ、一理あるといえば、いえなくもありませんけど。愛は地球を救うかも知れませんが、女の愛は身を滅ぼします。
さらに続けて「イカレてんのか?それとも自分が14歳だからってオレらが甘いツラするとでも思ってんのか!!」と散々な言い草です。

ところが、遺体の脊椎部分と、イケメンが死んだ事を告げると、事態は急変。
場面は緊迫感に包まれます。

その直後、上空から現れたのは、ブラックモアです。

その肉体は、すでに死体でありながら襲いかかってくるブラックモア。
そういえば、かつてブチャラティも死にながら戦っていましたが、しかし、ただ希望だけを求めたブチャラティと、屈折した執念で生きるブラックモアは、全くの正反対ともいえます。
「この世にとって…おまえの存在は禍いだ、消えてもらう!!」「呪われて消えろッ!」「呪われろッ!おまえらは皆ッ…未来なぞないッ!!」
等々、狂った台詞を、短時間で連発するブラックモアの言動は、正に異常。狂信者そのものです。

鉄球とタスクによる集中砲火も、雨粒によるジェントリー・ウィープスで弾き返すブラックモア。
逆に雨粒を無数の鋭利な刃物に変え、ジャイロ達を追い詰めてしまいます。
ジャイロが先ほど、投擲動作をした腕も、すでに空中に固定された雨水の刃物に突き刺さっていて、いつの間にか腕に無数の風穴が空いています。

無数の雨粒の隙間を狙おうとするジョニィ。しかし、雨粒が多すぎるため思うように狙うことができません。
かたや、覚悟を決めたジャイロ。腕にすでにトンネルが空いているなら、もう一度寸分違わぬコースを、もう一度寸分違わぬ動作で投げれば、雨の刃物によってダメージを受け威力を失うことなく攻撃できると判断。鉄球の第2撃を投げ付けます。
いやいやいや、そうは言っても、腕の風穴にもう一度刃物を通すのも十分痛いと思いますが…。

回転の摩擦熱により、雨粒を蒸発させながら、ブラックモアに近づく鉄球。
避けりゃいいのに、鉄球が頭蓋に当たりながらも、イカれた言動を続けるブラックモア。ここら辺にブラックモアの狂気を感じます。


そして、ついにブラックモアを倒したジャイロ。

ついに遺体を手に入れました。
ふと気付くと、遺体の脊椎が勝手に動き、ズルリィと、ジョニィの腰に挿入されていきます。なんか、スゲー嫌な遺体です。これ遺体っていうより、質の悪い寄生虫みたいですが…。
どうやら遺体は、ジョニィを選んだようです。4thステージで何も活躍してなかったのに…。
そういえば、先ほどDioに叩き落とされた腕も、ゾンビ馬さえ使う気配もなく、遺体の力でいつのまにか繋がっていましたし、ジョニィは遺体に好かれる何かがあるのかも知れません。

その遺体が「Dexter Brachium」と謎のメッセージを残したところで、次号に続きます。


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