23/Aug/02 Peach @ Camden Palace

 

さて今晩はLondonにお住まいのHamatraxxさんご推奨のpartyPeachである。曰くLondon版のCyber Tranceとかで、Cyber、英国版ギャル、ギャル男の集まるPartyとのこと。別の意味での期待は高まる。
ハマトラ氏とCamden Town駅で20時に待ち合わせをする。ここCamden Townはご存知の通り、若者向けの安い洋服屋やら雑貨屋さんが集まる、日本でいうと原宿のようなところ。道行く人も原宿顔負けに奇抜な格好の人が多い。日本と唯一違うのは、Club Fashion専門店が山のようにあること。かのCyberdogも巨大な店舗をMarketのど真ん中にかまえる。休日の人口密度の濃さは原宿並みである。
英国お得意のダイヤの乱れにより20分ほど遅れて到着。20時キックオフのChelsea v ManUのライブをPubでみてから、という魂胆だったのだが、Pubに入ると既にChelseaが先制している。Camdenは場所的にはNorth Londonに位置し、Arsenalのお膝元。ということでPub中はタイトル争いのライバルであるManUの敗戦を願う人達で熱気に溢れている。ManUを応援しているグループもあるが、おそらくにわかファンか、Tottenhamのファンであろう。結局ゲームは2-2の引き分け。なかなかの好ゲームであった。今夜もナイトバスを使い、早めに切り上げる作戦をとるため、早速Camden Palaceへ向かう。1020分ほどの到着で、ちょうどドアが開いたばかり。短い列がドアの前に出来ている。それにしても、客層が若そうだ..。つんつんに髪をたてたCyberKidsがあたりをうろちょろしている。かなり厳重な荷物検査を受けた後、中へ。
Camden Palaceはその名の通り、内装はちょっとした宮殿のような形。以前劇場だったところを改造してクラブにしたとのことだ。天井の高さは今まで行ったことのあるクラブの中でぴか一。
この時点で客は2分の入り。音楽はProgressive Trance。無名のDJなのだろうが、かなりいい線いっていると言えよう。それにしても、メディアではあたかもTranceの時代は終わった、かのような言い方をされてはいるが、このようなTrance Partyが収容人数1000人のクラブでWeeklyで行われている事実を目の当たりにすると、Dance MusicCapital CityであるLondonの懐の深さを実感する。しかもTrance PartyPeachだけではなく、Turnmillsで行われているGallalyなどもかなり人は入っているとのこと。キラキラトランスは何処へいったとお嘆きのあなた、12時間のフライトさえ我慢すればパラダイスにたどり着けます。
さて、0時を過ぎるとさすがにフロアも徐々にwarm up。スピーカーの前では全身骨骨マーク入りのタイツに身を包み、満面の笑みを浮かべつつglowstickを回し、カッと見開いた目でフロアを見渡している妙な男、フロアの端で既に人格が完全に壊れてしまっている人など、イギリスらしい光景が広がりつつある。フロアを観察すると、みんなあちらこちらで凄い勢いで白い錠剤を口にほうり込んでいる。英国のclubberは一晩平均7錠はいくという統計を見た時に「冗談だろ」と思った僕だが、これを見ると納得せざるを得ない。集中力が切れるとフリスクを口にほうり込む会社の先輩をふと思い出したりした..。
さて、通常イギリスでは、男同士が週末を楽しむ、という際には必ず喧嘩と酒がつきものである。よく英国の男性に対して一般の日本人は、「英国紳士」というイメージを持っているものでだが、これはあくまで中産階級以上の人たちに言えること。大多数を占める労働者階級の男たちの酒が入った時のガラの悪さは天下一品である。ただ日本の酔っ払いと違い、女性にからむことはまずなく、もっぱら男に対して喧嘩を売ってくるのだ。男にとってはほんとうにたちが悪い..。
しかしながら、この夜のCamden Palaceでは完全にその原理が覆されている。いかつそうな男3人組がEvian片手ににこにことじゃれあう姿の無気味さといったら..。まあフレンドリーなのはいいことか..。
2時過ぎから変わったDJはとにかくひどかった。彼の辞書には「つなぎ」という言葉はきっと存在しないんだろうなあとハマトラさんとも苦笑しあう。それでもフロアは全開である。きっと「やれこのDJのここが凄い、ここが駄目だ」という議論はここではナンセンスなのかもしれない。週末なんだからしのごの言わずに楽しもうよ、という雰囲気で満ち溢れているのだ。もう周りを見ると全員が不自然な汗をかきつつ、ミネラルウォーターをごくごくごく。法を遵守する我々日本人はそろそろ退散のお時間である。
ResidentDave PearceGraham Goldは明け方に登場とのことで今回はおあずけ。まあこの2人ならばまた日本に来るだろう。午前230分、外に出てもバスはもの凄い数が走り続けている。日本もぜひ導入を考えてもらえないだろうか?経済の活性化につながると思うんだけどなあ。



back