Christopher Lawrence Interview by. Skrufff.com (New Zealand)
translated by. アクア
インタビュー・文 by. Skrufff
Skrufff: あなたがいままで目撃したので、踊りながらダニー・テナグリアに向かっていったびっくりーなDJといえば誰でしょう?
Christopher Lawrence(以下CLと略): それ去年のジョン・ディグウィードでしょう!ジョンはいつも自分のブースから離れないし、DJセットを広げて使うからそこからなかなか出られないんだよ。でもジョンがダニーのブースに来たときさ、足がたこ踊りみたいになってたよ。(笑)おもしろかった。
Skrufff: アメリカ人はヨーロッパのCrowedと比べると踊り方が違う、という点についてはどう思いますか?
CL: アメリカ人はよく足を使うね。ちょっと前にUK Creamで回した時にね、そこに来ていたアメリカ人のカップルと話してたんだけど、彼らがこう聞いてくるんだ;「ここのみんなほとんど腕を使ってダンスしてるのに気がついた?ほらっ見て…アメリカだったらみんな手も足も使うけど、ここでは腕を使ってるね…」
僕は以前までそんな風に考えたことがなかったんだけど。でも、そこ(Cream)で踊ってる人たちは上げ上げになってくると手を中に上げて踊っていたね。たぶん、アメリカのダンスフロアがもっと踊るスペースがあるのかもしれないし、文化的なこともあるのかな。
Skrufff: 先週、LAのB3Candeによる大きいパーティーでプレイしましたよね?(訳注;2002年3月)フライヤーにはVenue(イベント会場)が書かれていなかったのですが、レイヴ全体に対する取締り強化傾向は今の所どうなっているのですか?
CL: 今現在、オーガナイザー達は予備のVenueを手配しなくちゃいけない状態なんだよね。つまり、2つのVenueをブッキングしておいて、片方のVenueで何か遭ったときの為にもう片方の場所を用意しておくと。3万枚のチケットを販売後に、レイヴが始まる時間の最後の最後でVenueを変更しなきゃならない事態がありえるからね。そういうわけで、オーガナイザー側はVenueをなかなか公表しない(できない)んだ。
Skrufff: DEA(アメリカ麻薬取締り局)がレイヴでのグロウスティック使用禁止(訳注;アメリカ南部の一部の州にて)したことに対して、裁判所側の判断でその禁止は無効になりましたよね?その後のシーンはどうなっているんでしょうか?
CL: DEA側にとっては大きな敗北劇だったと思うよ。グロウスティックやおしゃぶりを持っているアメリカ市民をドラッグ・ジャンキーとして祭り上げようとした結果、法廷で敗訴したわけだから。DEAとしては大きな痛手を受けたよね。でも、いまだに彼らは何かしら取り締まろうとやっきになってるのは確か。騒ぎ立てるマスコミもいるし、DEAとしたら面目丸つぶれな状態だからね。
Skrufff: Lotus Magazine(訳注;LAのクラブ&レイヴ情報フリー雑誌)の記事で読んだのですが、LAクラブシーンにあなたにそっくりなニセ者が現れて女のコ達をナンパしまくるという事件があったそうですね。これは本当ですか?
CL:そうなんだ。僕は弁護士を雇ってね、そのニセ者がやっていることを止めようとしたんだ。僕と奥さんがあるイベントにいた時にね、共通の友達が来て奥さんにこう言うんだ;「友達としてあなたにこの事を伝えるわ。私の女友達がね、クリストファーと出かけてたらしいのよ。」
その話によると、その女のコはサンセット・ブルーバードにあるバーで、クリストファーローレンスと名乗る男に出会って、デートしてたらしいんだ。そのニセ者はそのコにCDにサインまでして渡していたらしいよ。その女のコは本物じゃないってわかって別れたらしいけど。僕らはそんな話を聞いてもほうっておいたんだ。
それから数ヶ月後に、サラ(奥さん)がヘアサロンである女性と話をしていたときに、だんなさんは何をしてる人?と聞かれて「DJをしているわ。クリストファーローレンスっていうのよ。」と答えたら、その女性が「信じられないわ!私、彼と出かけた事があるわよ。」って。サラは「えっ!!!」
その女性は続けて「本当に最悪なオトコだったわ!彼と出かけたのは数ヶ月前のことよ。」このニセ者の男は、前に話したそのニセ者とどうも同一人物らしいんだ。その女性が彼に出会ったっていうバーも同じだったしね。
それで、僕らはその男が何をしてきたのか調べ始めたら、その男はパーティーに現れては、僕の名前を使って、連れ全員にオールナイトでフリードリンクをふるまったりしていたらしいんだ。僕はそんなことをやったことは一度もないけれどね。
騙された女のコ達の協力でその男について情報を得たんだ。そして、その行為をやめるように忠告書を送ったのだけど、その男はどういう神経持ち合わせているのか、僕の弁護士に電話をかけてきてこう言ったんだ。;「ちょっと、俺はそのニセ者の男じゃないってば。でも、捜査協力はするからさ。見つけてやめさせるようにしなきゃね。」って…。
Skrufff: Mixer Magazineは先日あなたのことを「Superstar DJ」と評しましたが、あなたがいままで経験した中で一番の、超セレブリティー的エピソードといえば、何でしょう?
CL: 一回誘拐されちゃったことだね。あるイベントで訪れてた場所でのことなんだけど、迎えが宿泊予定のホテルではなくて、空港まで着たんだ。それでレストランに連れていかれて、その時点で何か変だな…って感じてたんだけど。その迎えにきた彼らは、僕のすごいファンで、イベントをやってることなんかを話してきたんだ。
本来迎えに来るはずだったのは、車のハイヤーの会社の人間だったんだ。
そしてレストランで食べたあと、彼らの家に連れていかれたんだ。ホテルにまで送ってくれるように頼んだら、こう言ってきた;「問題が起こったんだ。イベントはキャンセルされたから。だから君は今から僕たちのイベントで回すんだ。」それでマネージャーに電話を入れたら、「君は今どこにいるんだ?オーガナイザー達が心配してるよ。君は今いったい誰と一緒なんだい?」
こんな風に僕を連れてきたもくろみっていうのが、その家で僕にプレイをさせておけば、僕を元々ブッキングしていたイベントが失敗するだろう…ってことだったんだ。結局、ブッキングしてた方のオーガナイザーと連絡が取れてね。
何人かの迎えが来てくれて、僕を誘拐した彼らに向かって;「クリストファーローレンスを迎えに来たんだけど、これは警察沙汰にしてもおかしくないよね?」こう言うと結局、彼らは平謝りしてたけどね。
Skrufff: 音楽の話題に移りますが、今あなたの音楽スタイルをどのように表現しますか?
CL: 「パワープログレッシヴ」だよ。アンダーグラウンドな音と商業系トランスをいっしょくたにプレイしてる人もいて、ここ数年でトランスがすごくチープな音になってきている状態は、理解しがたい。音楽がわけのわからない悪い方向に向かっていくと、結局それが己れに跳ね返ってダンスフロアを汚すんだよ。踊り子たちはいろんな意味で落ちるしね。
で、僕は音楽がもっとパワフルに強いトランスサウンドになっていくと思うんだ…アンダーグラウンドな音をスパイスにしてね。心とカラダに訴えてくるサウンドだよ。
Skrufff: 新譜「Around the World」のあとがきには、特にお母さんへ感謝の意を捧げる…とありましたが、これはなぜでしょう?
CL: 母は僕を長年に渡ってサポートし続けてくれているからね。バークレーの英文学で学位を取ってからサンフランシスコの会社で仕事をしていたんだけど、DJをしている時以外はね、僕はちっともハッピーじゃなかったんだ。DJは趣味の道で続けていくか、それとも仕事に信念を持って続けるか、DJ1本でやっていくのか、選択する時だなって。
僕が会社をやめた時も、母はすごくサポートしてくれたんだ。すべてを投げ捨てたことは少しばかり心配だったみたいだけど、自分の夢を追いかけるっていうのはすばらしいことだって、賛成してくれたんだ。
あんまりうまくいかなかった時でも、母はいつもそこにいてくれたよ。そして時が過ぎて、母は僕が2万人の人の前でプレイする姿を見に来てくれたんだ。僕が何回か雑誌の表紙を飾ったことも、母にとってはうれしい出来事だったようだね。
(インタビュー完)
クリストファーローレンス新譜、「Around the World」がMoonshine Music (USA) より発売中!
現在クリストファーはHook Recordings (UK)のボスであるChris Cowieと共に晩夏頃にリリース予定のMixアルバム「RXPOSURE IV」を製作中である。
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