28/12/2000 Fabric Live @ Fabric London UK

★2000年のロンドンの年末クラブイベント体験レポートです。

written by KAMI


前日Bedrockがあるとのガセ情報をつかまされ、みごと空振りに終わったために、この夜が記念すべきUKでのclubbingデビュー。場所は話題沸騰、現在イギリスNo1クラブと言われているFabric。同行するのが現在イギリス在住中の中学時代の友達とその友達2人。女の子3人なのだが、これがなんと3人ともクラブに行ったことがないというつわもの。初めてのUKでのclubbingだというのに、男一人ではたして日本よりはるかに治安の悪いイギリスで果たして大丈夫だろうかと、かなりの不安が走りまくりました。

そんなところ、なんとユースホステルのフロアで、mixmagとMinistry(双方とも向こうのクラブ情報誌)をみている人を発見。ためらいもなく話し掛けると、テキサスからパーティーのために来ていたアメリカ人。いつも仕事でイジメられているために反米感情が極めて高い僕ですが、こうなれば話は別、さっそく一緒にFabricに行こうと意気投合して、夜9時30分頃ユースを出て、一駅先のFarringtonへ。

Venue(ハコのことをこう言います)は駅からすぐ目の前。オープンしたのはつい1年ちょっと前。もと精肉工場だった建物を改造し、迷路のような内装と3フロア+男女共通のトイレが売りのFabricは、オープンしてからまたたくまにLondonerのハートをつかんで連夜大入りだそうです。この夜は、Fabric LiveといわれるDrum 'n' Bassのイベント。アメリカ人(こいつがまためちゃめちゃ詳しい)はラインアップを見て「何、こいつは凄い面子だな」と言って興奮していましたが、私はドラムンのパーティー自体2度目だし、全く無知だったので、誰が凄いのかなんてさっぱりわからずでしたが。念のためラインアップを紹介すると以下の通り。

DJ Hype, Zinc, Pascal, Andy C, Randall, Swift & MCs GQ, Fats & rage,
DJ assault,Detroit Grand Pubahs,James Lavelle, Psychonauts, Ross Alen, Ali B
etc..

入場料はたった10ポンドで、ドレスコードは一応「make an effort」と書かれいたもののまったく無しの状態。女の子はみんなぴったりしたジーンズorパンツを着ていて、かなりおしゃれ。男の方は、日本でいうモード系に近いsmart系clubwearを着た奴と普通のストリートカジュアルに近い奴と半々くらい。ちなみに持ち物検査なども全くなし(これが意外でした)。あっという間に中に入れました。

クロークにコートを預けて、フロアについたのが10時ちょい過ぎ。Openが10時のはずなのに中は結構人がいました。しばらく迷路のような内装をあまりの凄さにあっけにとられながら皆で見物。言葉ではとても言い表せないくらいほんとに凄い造りでした。世界一のクラブ大国のNo1クラブの凄さにしばし圧倒される。

10時30分くらいにメインのフロア(それぞれのフロアはそんなに大きくないんです。ここはVelのフロアよりやや大きいかなくらい)に戻ると、もう皆激しく踊り初めていた。「クラブは12時過ぎないと盛り上がらない」と信じ込んでいたため、これもちょっと驚き。圧倒的に男が多くて、イギリスらしくフロアでは男同士でがんがん盛り上がってます。日本と比べて野郎だけのグループというのが圧倒的に多い。しかもみんなかなり踊りが上手い..。魂入ってます。

11時を過ぎるともうフロアは完全に満員電車状態。かるく半分以上は○で飛んでいるため、ちょっと日本とは違った異様な盛り上がり。僕自身もこの夜5人ほどから「Anypills mate?」(錠剤買わない?)と声をかけられる。同行のアメリカ人はさっそくsorted(直接表現ができないので辞書でも引っぱって下さい)して、wonderlandへ..。

さて、12時過ぎると、もうフロアはとんでもない状況。朝の埼京線のなかで必死に踊っている状態と想像して下さい。2階へ避難し、若干のスペースを見つけて踊り続ける。やっとドラムンの踊りにも馴れてきて、かなーりハイテンション。同行の女の子達も楽しんでいる様子。一安心。



それにしてもドラムンがこんなに楽しいものだなんて、なぜ今まで気付かなかったのだろうか。ほんとに音楽と踊りを双方楽しめるというか、音に没頭できるというか、思いっきり開眼された気分でした。しかも音の良さも半端ないです(実際帰った後、寝るとき全く耳鳴りがなかった!)。Liveということで、DJが歌いながらフロアを煽りまくりで、ほんとに素晴らしい雰囲気でした。

1時30分過ぎに、女の子達がダウン(まあ初めてのクラブというのはこんなもんでしょ)、先に帰すわけにもいかず、後ろ髪を引かれつつも一緒にout。外に出ると、fabricのスタッフが全ての客にタクシーの手配をしていて、「どこに帰るの?King'sCross? じゃあ7ポンドね」と言って、タクシーの運転手に話をつけてくれる丁寧さ。これってすごくない?タクシーに乗らずとも、ロンドンは夜通し中バスが走っていて、終電、始発など全く気にする必要がないのです(実際いくつかのクラブは午前3時にcloseです)。このあたりが日本にもほしいところかな。

ちょっと物足りない感もあったけれども、なによりも噂のFabricに行けたことが何よりの収穫の第一夜でした。んー、ドラムン、はまりそうです(さっそくCDも買ってしまった)。