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トルストイの不朽の名作といわれるアンナ・カレーニナ АННА КАРЕНИНА (ANNA KARENINA) 。 1828年、ヤースナヤ・バリャーナの荘園貴族(伯爵)の四男として生まれ育つ。1854年、クリミア戦争に出兵。1862年宮廷医ベルスの娘ソフィアと結婚、1869年に5年かけて執筆した「戦争と平和」が完成。「幼年時代」、、1877年、知人の妻が鉄道自殺したことをヒントに書き始めた「アンナ・カレーニナ」が完成。ほかに「懺悔」「イワンの馬鹿」「生命について」「クロイツェル・ソナタ」「主人と下男」「復活」「偽造偽札」をもって、ドストエフスキーとロシア文学の双璧。1910年急性肺炎がもとで没。 映画化されている中では、クリストファー・リーブが相手役の「ジャクリーン・ビセットのアンナ・カレーニナ」(1985)がいい。ソフィー・マルソー主演、アルフレッド・モリーナ、ショーン・ビーン、ジェームズ・フォックス、ミア・カーシュナー共演版(1997)は、ブレーブ・ハートやファイヤーライトほかで熱演するソフィー・マルソーはまさに熱演しているのが伝わってくるが、迫力にかけるというか、物足りなさを感じた。 グレタ・ガルボ (1935年)やヴィヴィアン・リー主演版は見ていないのでいつか見てみたい。また、1967年ソビエト版(アンナ役:タチヤーナ・サモイロフ、ウロンスキー役:ワシーリー・ラノヴァイ)が決定版だと言われている。 小説は読んでいないので映画から受けた印象しかないが、作品が発表された当時は大きな反響だったに違いない。これまで高齢の夫に忠実だった妻がある日モスクワ駅で出会ったウロンスキーとすべてをなげうつところまで激しい恋に落ちる。彼女は感情をおさえ自制しながら、一途に彼女のあとを追うウロンスキーを避けようとするが、次第に彼女の中で燃え広がる彼への想いはついにアンナの理性を変質させてしまう。 アンナの不倫に気づき幾度となく家庭破壊を避けるべく忠告する夫を無視し、アンナはウロンスキーの子をみごもり修復不可能なところまで行き着く。 ウロンスキーのことになると夫も世間も二の次となっていくアンナの行動に、再三忠告を繰り返す夫に対し、不義の子を宿していること、愛する人はウロンスキーただひとりと告白し、離婚を求めるアンナ。 あくまでも社交界でのスキャンダルを最少に抑えようとする行動ともみえる夫のアンナの予想に反する言動は、男性にとっては軟弱な姿勢にも見え、女性には男性のエゴの塊にみえるかのようだ。 いったん火のついた愛がその勢いを落とそうとするとき、待ち構える運命はふたりにどんな試練を与えるのか。 |
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