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噛むことの大切さと、
噛むことの不足している子どものトレーニング
−−チューイングブラシを使ったユニークな「咬合指導」−−
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すき間のない歯ならびの子ども↓ |
すき間のある歯ならびの子ども↓ |
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悪い大人の歯ならび |
きれいな大人の歯ならび |
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上の写真を見比べていただくと、子どもの歯から大人の歯へと「はえかわり」に従って、生じてくる異常が何となく見えてくるようではありませんか。もちろん乳歯のならびに、すき間がないと全てこうなってしまうと言うことではありませんが、非常に可能性が高いといえます。どうしても形として外にあらわれた歯ならびばかりに目をうばわれますが、もちろん原因となっている噛むことの不足や、そこから生じてくる身体の異常に注目していく必要があります。 |
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成長途中の小児にとっては、歯や口と同時に手先が平行して発達するのが一般的で、どちらか一方の発達が遅れても両立できなくなります。ですからしっかり噛めない子どもたちに、むずかしいブラッシング法を教えても無駄なことになります。
噛めないということは、実は、脳の発達にとって大きなブレーキとなり、理解力や創造性や、積極性に欠け、自律神経系の弱い人間へと育ってしまう恐れが大きいでしょう。赤ちゃんにとって生まれたあと、ただちに母親のおっぱいに吸いつき、お乳を飲み込むことが、たいへん多くの刺激を脳にあたえます。繰り返しの動作が学習となり、脳の発育をうながすのです。この大切な赤ちゃんの時代に、吸う力が少なくてすむ哺乳ビンでお乳を飲み、ペースト状の離乳食を食べ、本やオモチャを噛もうとすると「いけません!」と取り上げられてばかりいると、子どもの脳は何の学習も行えず刺激を受けることなく、大きく発育していくチャンスを失ってしまいます。しっかりと食べ物を噛み、味わって食べるという能力は、1歳から2歳までの間にできあがってしまうと言われています。この時期までずっと刺激を受けない育てられかたを続けていると、一生噛むことができなくなってしまうのです。噛むことができない結果として、その代わりとしての指しゃぶり等の悪いクセがあらわれると考えられています。 小児期で大切なことは、むし歯や不正咬合にならなかったというだけのことではなく、歯や、口がその年令に応じての役目を十分に果たしていたかということにあります。 自然に身につく”噛む”という動きも、じょうずに発育する為には、学習が必要です。身近に道具や物が一つもなければ手を使うことはできないし、他に人がいなければ言葉をしゃべることもできません。流れるような柔らかい物ばかり与えられていれば、固い食べ物は食べられなくなってしまいます。たまたま噛むことの学習を十分できなかった小児は、歯ならびや咬み合わせに乱れを生じることがあります。 |
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チューイングブラシ |
オーラルスクリーン |
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この不足してしまった口の学習を大阪府茨木市に開業しておられる、吉原正彦先生がご自分で開発された、チューイングブラシを(写真)を使ったトレーニングにより、私どもの医院においても非常にすばらしい効果があがっています。単純にチューイングブラシを噛むとともに、脳を刺激するように細かな手先の作業をしたり、漢字の書き取り練習などをしたりすることによって顎がぐんぐん大きく育ちきれいな歯並びになっていきます。チューイングブラシを噛むと、内側のゴムのイボイボが歯ぐきを刺激し、全体の形が歯の並びや咬み合わせを自然に正しい方向へ導いてくれます。またチューイングブラシを噛んでいると、「つば」がどんどん出てきて、どんどん「つば」を飲み込むことになります。このことが「ベロ」のトレーニングになり、口全体を大きく育てることになります。この治療は、3〜4才から10〜12才くらいまでが対象となります。
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かむことによって口の周囲の筋肉の力(口唇圧と言う)が強くなってくる。 口唇圧を測っている所。 |
チューイングブラシを使って噛むトレーニングと一緒に手先のトレーニングをしている。 咬合指導を実際に行っている所。 |
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実際に噛むトレーニングをしている子どもたちは、歯ならびが良くなって来ているとともに、その前にまず最初に口元が引き締まり、食べ物を自然と上手に良く噛んで食べるようになり、学校給食等でもうまく飲み込めないでいつまでもクチャクチャしているようなことが無くなります。また性格も明るくなり、目がはっきりとして、賢そうな顔つきになり、実際に成績も上がってきます。医院に来られても、以前は落ち着き無くそわそわして治療拒否までしていたような子が、別人のように落ち着いてしっかり受け答えが出来るようになってきます。
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咬合指導開始 |
5ヶ月後 |
1年後 |
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| 1997/9/5(6歳2ヶ月♂) |
1998/1/31 |
1998/8/27 |
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咬合指導開始 |
8ヶ月後 |
5年後 |
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1991/5/31(9歳6ヶ月♀) |
1992/1/21 |
1997/3/21 |
このページの最終更新日 2003年05月12日