私たちはイラク即時撤退と有事法制反対を強く求めます
バクダットは陥落し戦後処理に入りました。これで戦争は終るのでしょうか。とんでもない。アメリカは国連を無視して戦争を起こし、国連の介入を許さず、石油利権を求め戦後処理をしようとしているのです。そしてイスラムの憎悪の泥沼に入ってゆこうとしています。まさに憎悪を巻き起こす帝国主義戦争そのものです。どこでテロが起きても不思議ではありま
せん。
国連こそ日本国憲法とともに第二次大戦の尊い犠牲のうえにきづかれたものであることを私たちは絶対忘れてはなりません。利権を求めての侵略戦争は認めることはできないのです。かっての国際連盟は満州侵略の日本の脱退によって崩壊され、いま国連はアメリカのイラク侵略によって崩されようとしています。アメリカ軍は即時イラクより撤退し、国連の権威を回復しイスラムの反米憎悪を断ち切らねばなりません。戦後培ってきた国際秩序の崩壊です。
この段階に入ってなおアメリカに追随したとしたら、共犯そのものであり、日本の国際的信用は全く失われます。今回の戦争支持によって小泉内閣の本質は明らかになりました。組閣以来靖国参拝と平行し、着々とすすめられてきたのです。明らかにいつかきた道です。
先に周辺事態法で自衛隊の活動範囲を東太平洋にひろげました。と思ったらテロ対策特別措置法で待ってましたとアメリカ軍への支援行動をインド洋までひろげ、さらに有事法制法案です。アメリカの帝国主義戦争に私たちまでが強制的に参加させられるのです。もはや自衛隊ではありません。どこへでも堂々と日の丸とともに進める立派な軍隊です。帝国主義戦争の同伴者です。私たちは誰をどこの国を敵として準備をすすめるのでしょうか。
二一世紀はアジアの世紀です。そのアジアへの敵視政策を続けて日本に未来があるでしょうか。私たちはアジアに尊敬され、信頼される民族にならねばなりません。そのためにも私たちは宗教者として利権を求めるアメリカ軍のイラク即時撤退と有事法制反対を強く求めるものであります。生きる尊さを知る宗教者として許すことはできません。
2003年4月23日
岐阜県内の宗教者・声明発表
仏教5宗3派、キリスト教各派 60名が賛同
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