尊敬する 藤田雄山 広島県知事 様
貴国は、我が大韓民国と長い期間に渡って歴史的、文化的に深い関係を結んできており、今後もより緊密な協力関係を維持して行くべき近い隣国であります。
しかしながら、貴県の委員会で「県立中高一貫校」の来年度開校のために教科書を採択なさる過程において、軍隊「慰安婦」問題、強制的な徴用や徴兵など、我々当代が直接目撃し体験した明白な歴史的事実さえも歪曲した叙述をしていることで私たちを困惑させている、扶桑社版歴史教科書が採択される恐れがあるということに、私たちは大変深い憂慮を抱いていますことを表明いたします。
ご周知の通り、扶桑社版の歴史教科書は、歴史的事実が歪曲されたその叙述により、韓国、中国、フィリピンなどアジアの国々より激烈な非難と抗議を受けてきました。そして、懸命なことに、日本の全ての地域において扶桑社版教科書が不採択となったことにより、学生たちに歴史教育を通して事実と証拠を尊重する姿勢と他国の文化と価値を尊重する友好的な態度を学ばせることとなりました。
しかし、この度、貴県において歪曲教科書が採択されるとしたら、そのことは貴県をはじめとする日本と韓国の関係における大きな不幸となりますでしょうし、また同時に両国間の投資及び観光など多様な交流にも大きな桎梏となることでありましょう。
貴県の皆様が理性的かつ合理的なご判断により、扶桑社版の歴史教科書を採択されませんよう、強くご要請申し上げます。そのことこそが21世紀の韓日間の善隣友好関係と東アジア及び世界の平和のための道となるであろうと信じております。
どうか貴県の教育委員会におかれまして、賢明かつ良心的なご判断をされますよう期待を述べさせていただきます。
有り難うございました。
2003年 7月24日
歴史をただすための大韓民国国会議員研究会
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