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ダン・ブラウン 著/ISBN 4047914746
Amazon売り上げランキング498位
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ダヴィンチの絵画の読み解きに加え、記号論、キリスト教という材料から「薔薇の名前」の知的興奮を期待して読み始めましたが、かなり期待はずれ。深みのない(解釈次第なのでその真偽のほどはうるさく言わないとして)薀蓄でどうにかマをもたせようとしているのだけど、回想シーンばかりの物語構成からしてそもそもマズイ。暗号もご都合主義的に解読。優秀なはずの主人公2人も間抜けとしか思えず(特にヒロインがひどい)。すべてうすい。うすいです。「薔薇の名前」を100倍薄めてもまだ足りない。これでこの値段? やっぱり単行本(特にベストセラーもの)はその金額に見合う内容であることが非常に稀であることを再認識しました。上巻を読んだだけですが、下巻は買いません。そのお金で映画一本以上観れることを考えるとね。もったいなくて。
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ダン・ブラウン 著/ISBN 4047914754
Amazon売り上げランキング293位
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ダヴィンチの絵画の読み解きに加え、記号論、キリスト教という材料から「薔薇の名前」の知的興奮を期待して読み始めましたが、かなり期待はずれ。深みのない(解釈次第なのでその真偽のほどはうるさく言わないとして)薀蓄でどうにかマをもたせようとしているのだけど、回想シーンばかりの物語構成からしてそもそもマズイ。暗号もご都合主義的に解読。優秀なはずの主人公2人も間抜けとしか思えず(特にヒロインがひどい)。すべてうすい。うすいです。「薔薇の名前」を100倍薄めてもまだ足りない。これでこの値段? やっぱり単行本(特にベストセラーもの)はその金額に見合う内容であることが非常に稀であることを再認識しました。上巻を読んだだけですが、下巻は買いません。そのお金で映画一本以上観れることを考えるとね。もったいなくて。
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リリー・フランキー 著/ISBN 4594049664
Amazon売り上げランキング11位
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リリーさんが、おしゃれな仕事の裏側に こんな物語を抱えていらしたなんて。 自分が恥をかくのはいいけれど、 人様に恥をかかせてはいけないという、 リリーさんの「オカン」の教え、私もしかと胸に刻みました。 こんなにまっとうで、泣ける本は久しぶりです。 ティッシュ半箱、使いました。 切ないけれど、読み終わると大きなパワーをもらえます。
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東野 圭吾 著/ISBN 4163238603
Amazon売り上げランキング332位
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天才数学者が、数学以外のものに抱いた深い愛情、 それが、読み進めるごとに痛いぐらい伝わってきます ラストは…悲しくも、一筋の救いがあったのではないでしょうか 実際読み終わっても、最良の結末が何なのかは判断がつきません 石神が用いたトリックに、その伏線から薄々気づく人もいるかもしれませんが、最後まで真の意味を知る事はできないと思います 一気読み確実の今作品、ぜひ一読をおすすめします
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中野 独人 著/ISBN 4104715018
Amazon売り上げランキング289位
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途中までは感動したが、何か違和感を感じる。 非常に良い流れで進んでいくが、 クライマックスでのやり取りでその流れが止まる。 冷静に読むと全体的に不自然。 たしかに匿名BBSに「真実」を求める方が間違いだろう。 掲示板の住人とのやり取りは「事実」だけど、「真実」はわからない。 でも、「感動したから嘘でもいいじゃないか」ではあまりに想像力がなさ過ぎる。
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東野 圭吾 著/ISBN 4087474399
Amazon売り上げランキング8,253位
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最初は殺人事件から起こって、ある2人の男女が別々の舞台で成長してゆく物語。 というのは紹介文にあるので割愛して感想だけを述べますと、『白夜行』は衝撃でした。 主役2人の心理描写が全くなくて、いまいち何を考えているのか良くわからなかったのが本当のところ。 しかしそれによって読者に「こいつはこんな性格なんだよ」と最初から決まった人格を思わせることなく 1人1人の読者に自由な印象を持たせられるのは東野さんの才能だと思った。 驚きなのは、亮司と雪穂は文中で一言も交わすこともなく、また2人が会う様子も全く描写されていない事。 それなのに読者に淡い期待を抱かせるような 2人のちょっとした共通点などをふんだんに盛り込んでいる。 私は小説を読み進めながら、果たして2人のあれやこれやの謎は解けるのかな? などとワクワクしていましたが甘かったです。 本当に読んだあとは切なくてどうしようもなかったです。 来年早々にもドラマ化するそうなので今から期待しています。
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白石 昌則 著/ISBN 4062131676
Amazon売り上げランキング位
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一つ一つの一言カードへの誠実+ユーモアを交えての返答に癒されました。 きっと、大部分の大人がくだらないって思ってしまうような または、返答に困ってしまうようなリクエストに白石さんは、ちゃんと答えています。 果たして、生協に白石さんは存在するのだろうか?などと思ってしまったり。 近くなら覗きに行くのに~(w 爆笑することはないけれど クスクス笑えるティストが一杯詰まっているそんな一冊です。 自分の一言カードへの返答がネットで話題になっているのを知る白石さん。 でも、変わることなく前向きな姿勢で学生さんたちと向き合って行きます。 東京農工大の学生さんは、幸せです。 だって、白石さんと会えるんですもん。 想像するしかない白石さん。 きっと、ネガネを掛けた優しそうな男性だと思っています。 わたしの近くにも白石さんはいるのかな? 探したいなぁ~w
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小川 洋子 著/ISBN 410401303X
Amazon売り上げランキング618位
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”神は細部に宿りたもう” これってどういう意味?と聞かれて心の中や頭の中では漠然とだがはっきりと 思い描くことが出来る、でも言葉に出して説明するとなるととたんに難しくなったり、陳腐になってしまったりしてしまう。目には見えない、言葉でも表現するのが難しいという”部分”を分かりやすく具現化したものがこの小説だと思う。 なんて美しい文章なんだろうと読み始め、純粋無垢な登場人物たちに、(特に”博士”)涙があふれて止まりませんでした。 自然対数の底、あるいはΠのように永遠に割り切れない数、そうした数学の世界に生きてきた博士にとっての”永遠”は私たちの永遠とは意味も深さもまるで違う。博士にとっての永遠は真の永遠だというフレーズに出会えてよかったと思いました。 また、80分しか記憶を留めておくことの出来ない博士に、ルートとその母であり博士の家政婦は、博士にうそをついていることを後ろめたく思う。そしてうそをつくか否か迷う。博士にうそだと分かってしまうことなど絶対に分からないのに。物語のそこかしこにこうした深い愛情や本当の思いやりがふつふつと感じられる傑作と思いました。
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村上 龍 著/ISBN 434400759X
Amazon売り上げランキング375位
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舞台は2011年福岡わずか9人のコマンドに福岡ドームを占領され、後続の500人の侵入も許してしまう。日本政府は九州を封鎖してしまう。恐怖と混乱に包まれる中ある若者たちが立ち向かう。 私は、村上龍氏の作品を読むのは初めてである。読み終わって感じたことは、 あまり読んだことのないような小説というべきだろうか。いま、会いにゆきますのように心がホットになる小説や、グッドラックのように簡単ながら現代の人に欠けている何かを考えさせる小説、千里眼シリーズのようにハッピーエンドで終わる小説などとは、一風変わった印象を受ける。なぜなら、立ち向かう若者達が何故立ち向かうのかなどが明確になっていないからだ。 世間から外れてしまった若者達が、福岡を占領されて怒って戦うわけでもなく、仲間を助けるために戦うわけでもない(テロを起こすことだけ考えてきた1人は例外) 深い理由を読者に問いかける村上龍氏の考えなのだろうか?私には答えがわからず、混沌とした印象を受けた。 精密な描写は他の作家にはみられないほど素晴らしかった。 思わず爆笑してしまった文章もあり、結構楽しめたので星5にしました。
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恩田 陸 著/ISBN 4103971053
Amazon売り上げランキング14位
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マラソンよりも長い距離を一昼夜かけて歩くという「歩行祭」は実際にある行事です。 私も中学のときに体験したことがあります。 昼間のうちはまさにピクニックでしたが、夜になると寒さと暗くて先の見えない道で急に不安になったことを覚えています。(計算上は普通に歩いていればゴールできるはずなんですが) このゴールすることが始めから分かっている歩行祭を小説のテ-マにしたときから、貴子と融が和解することも決まっています。 でもその躊躇ったり振り向いたり、それをもどかしく思う友人らが押したり引いたりする様が、またもどかしくも微笑ましい。 本人達は先が見えずに不安でいっぱいだろうけど、大人なら懐かしく思えることでしょう。 人物や挿話に、いわゆる今時の高校生やどぎついだけの現実を選ばなかったことに批判の声もあるようですが、おかげで寝る前に読んで「ああ良かった」と思って寝られます。
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村上 龍 著/ISBN 4344007603
Amazon売り上げランキング331位
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結末に従ってどんどんとスピード感が増す小説だと思いました。特に、下巻400ページ目を過ぎたあたりから、何度かうっかり涙ぐみそうになりました。圧倒的な細部の描写は、1人1人の個人に、個々の先頭シーンに、迫力とリアリティを与えています。たとえ『悪人』だ、『敵』だと思っても、その人の人生の細部を知ればその死に、平静ではいられなくなる……そのことがよくわかりました。それから、作者と同年である私が経験してきた平和と安定が、たとえば北朝鮮という『外部』に対する見方をどうつくったのかということもわかりました。目を見開かさせる、『今どうしても必要な問題提起』であるとも思いました。
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角田 光代 著/ISBN 4163235108
Amazon売り上げランキング241位
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私たちは,なぜ,年齢を重ねるのか? ということを,深く考えさせられる作品です。 細やかな表現によって,主人公たちの歩んで来た道を,自分のことのように感じ,考えます。 そして,これから先,生きていこうとする力を与えてくれます。 それは明確な答えではないかもしれないけれど,それぞれに見つけられれば,いいかな,と思います。
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横山 秀夫 著/ISBN 4022500417
Amazon売り上げランキング480位
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県警主要幹部6人の部長とその妻たち それぞれの視点と立場からの叙述によって、 物語(事件)が進行する。 それぞれの欲望、保身、栄達、嫉妬、へつらい、優越感などが、 戯画化されて、あからさまに語られる。 多角的視点からの叙述には賛否があると思う。 正義の味方の主人公になるべき人物はいるが、 事件からは脇役の位置にいる。 よって、読者は、感情移入できずに推移を見守るしかない。 しかし、ご安心あれ。 最後は見事な収束を迎える。 いくつかのディテールが生かされ、重なり合う。 小説を読む醍醐味が味わえる。 そして、 最後の最後にこの物語における「震災」の意味が明らかになる。 お楽しみに。 <追記>ネタバレ有り 『半落ち』に叙述の方法や構成が似ていますが、 「謎解き」部分は格段に優れています。 ただし、ささやかな疑問もあります。 ネタバレになるので、逆に書きます。未読の方は無視してください。 ウドイノイタシ
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宮部 みゆき 著/ISBN 4404032579
Amazon売り上げランキング98位
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筋立てが、都合よく出来すぎの感じを持ちました。ネタばらしが浅すぎるというか、魔は人の心に潜み、不思議なものは何もない、全部合理的に説明できる。底が浅いなと感じました。 ですが、関わる者も瞬間純真さを取り戻させてくれる「ほう」の純真さの描写は素晴らしく、思わず最近死なせた愛犬の純真さとオーバーラップしてしまい、生命を得てこの世に生きる意味を考え込んでしまいました。
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桐野 夏生 著/ISBN 4620106909
Amazon売り上げランキング784位
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~タイトルはとても良かったのに、内容は・・・。ちょっと期待はずれでした。 著者の作品は良くも悪くも人間のぎりぎりの線、あやうい心を描いていて、いつもそれに惹かれて読むので、今回の主人公にはそれを感じる事ができず、消化不良な読後になりました。 主人公が夫の死後長年の不倫を知った所から、もっと暗い世界に進んでいくのか、と思ってしまったの~~ですがそうではなく、逆にそうなのかな?疑問が湧いてしまいました。 どんな状況であれ、魂の自由を手に入れたい渇望はわかるけれど、ちょっときれいごとすぎるように感じます。~
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宮部 みゆき 著/ISBN 4404032587
Amazon売り上げランキング107位
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この人の新作が出るのをどれだけ心待ちにしていたか。 届いてからそれこそ寝る時間も削って読んだ。 ほうの名前の由来には怒りがしかし物語とともにほうの意味が変わっていく。 最後はやはり涙。涙。宮部みゆきさんの物語の素晴らしい所は人間の弱く汚い所もせつない所も隠さずでも最後にはやっぱり人間の美しさが出ている所だと思う。
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桂 望実 著/ISBN 4093861501
Amazon売り上げランキング772位
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読み進むにつれて「あ~。俺と同じだ。この主人公の思考回路は20代の頃の俺そっくりだなあ・・・。」などと昔を思い出し恥ずかしくなりながらも笑いながら楽しく読み終わりました。 小説なんだからそこにある内容は感動的な”ファンタジー”であることは当たり前。それはそれで十分に楽しみましょう。 特に私同様公務員の皆さんには是非読んでほしいです。 最近、官庁の世界も政策評価とか成果主義とかやり始めましたがまだまだ自己満足のための”お仕事”あるいは外部向けPRの”お仕事”だなーと感じられます。 本当に住民を見ていない”お仕事”が多いです。 現実逃避というわけではありませんが、この小説には公務員の仕事に対しての夢と希望を見いだせます。 明日もがんばろうかな、という気にさせてくれる本ですよ。
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村上 春樹 著/ISBN 4062125366
Amazon売り上げランキング2,327位
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村上さんが書きたかったものは、「悪」の世界なんだな、という思いが強くなった。 『海辺のカフカ』ウェブサイトのスペシャルインタヴューで村上さんはこう言っている。「僕がこの先小説の中で書いていきたいと思うのは、やはり悪についてですね」と。 僕は『海辺のカフカ』の「ジョニー・ウォーカー」や、それ以前の『ねじまき鳥クロニクル』の「皮剥ぎボリス」の役回りを読んでいて、それを強く感じていた。おそらく次回作も、という思いはあった。確かに今回の『アフターダーク』も中国人娼婦を殴る話になっているし。でも、ただ悪の描写で終わるのではなく、それを裁くシステムとしての裁判、あるいはそのシステムを生み出す背景のことに話が進んでいた(高橋が言う「タコ」のことなど)。 要するに、悪は存在する、誰の心にも、ということ。 ただし、それを悪とみなすのは社会システムである……それからどうなるか、なのだけれど。 うーん、まだ咀嚼できていない。 村上さんは『海辺のカフカ』ウェブサイトのスペシャルインタヴューで、最終的に書きたいと思っているものは「総合小説」だと言っている。 「総合小説」とはドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』みたいな小説だと例示しているが、「様々な人が出てきて、それぞれの物語を持ち寄り、それが複合的に絡み合って発熱し、新しい価値が生まれる。読者はそれを同時的に目撃することができる」と説明している。 『アフターダーク』ではまさにそれをやろうとしている。 しかし、「総合小説」としてのスタイルを見せるために、わざわざ神の視座(みたいなもの)を持ち出すのはちょっと不恰好なようにも思うが。 「マリ&高橋、カオル他」の世界と「白川の世界」が接点を持ち、「白川の世界」が「マリの世界」にSFチックにつながり、エリはマリの元に戻る。 前述した、抽象的な非現実の世界が現実世界につながっているのも形式上の「総合」なのかも知れない。夜には非現実の世界がぽっかりと口をあけているようだ。
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雫井 脩介 著/ISBN 4575234990
Amazon売り上げランキング4,415位
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率直におもしろかったです。 たまたま舞台に土地鑑があったことも親近感を持つのに役立ったのかもしれませんが。。 テレビを使っての公開捜査。息詰まる犯人とのやりとり・・・ しかし最も印象に残ったのは、序盤の誘拐事件で主人公巻島とマスコミとのやりとり。 臨場感が抜群で、マスコミの理不尽・不条理があぶりだされる。 これはマスコミの本性だろうと心底思いました。 巻島は犯人だけでなく、マスコミ、組織の上層部、被害者の家族らとも、その不条理と時には協力し時には敵対します。 そして読者が大喝采するような結末(…にしようと思えばできたのに、あえてしなかったところが良い)ではないのですが、それでも、どこかほっとする結末が読後感を心地よくしてくれます。 ぜひ一読をお薦めします。
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恩田 陸 著/ISBN 4087747913
Amazon売り上げランキング位
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