サッポロさとらんどについて H,18.3.17予特 経済局
私は,サッポロさとらんどが行なっている事業について2点質問します。
 今,食についての問題がクローズアップされている中で,昨年7月,子どもから大人まで食に問する知識と選ぶ力を身に付け,国民が健全な食生活を送ることをめざし制定された食育基本法が国会において成立し,「食の問題」が国を挙げて大きなテーマと成っている状況にあります。
 さて,わが町札幌では,農村環境に触れる機会が少ない市民や児童,生徒を対象に農業に対する知識と理解を深めてもらうため,サッポロさとらんどにおいて数多くの農業体験事業を実施し,食育を実践されてきたわけであります。
 そのさとらんどが,昨年4月に水田を中心とするV期北西エリアの完成によって,多くの市民が栽培・収穫・加工体験に参加していただける総合的な農業体験施設になったことは,大変喜ばしいことであります。
 かつては,市内に数多くありました田んぼが,今では全くといって良いほどその姿を見ることができなくなっております。
 このような状況の中で,我々日本人の食の歴史に深く根ざした米づくりをさとらんどにおいて体験できることは,市民,児童たちにとっても大変意義深いものであると,私は考えております。
 一方,「水田」は,単に米を生産するばかりでなく,カエルなどの水生動物,或いはトンボやアメンボといった昆虫が生息する自然豊かな野外教室であり,次代を担う子供達にとって,掛替えのない場にもなっているわけであります。
話は変わりますが、最近道産米が非常に美味しくなっており、高橋知事もコメチェンをPRしております
また,今年2月に私が主催した「道産米をたべよう会」では,市民140名が参加して,道産米の「ななつぼし・ほしのゆめ・きらら397 ・ ゆきひかり」と本州米の「こしひかり」を温かいお米と冷えたお米をそれぞれ伏せて並べ,全員で試食,銘柄を当てるというもので,判定では,冷えたものを含めて「ななつぼし・はしのゆめ」が「こしひかり」を上回る人気を集め/道産米のおいしさを再確認しておりました。
 また,札幌ブランドの玉ネギ「札幌黄」を使用した肉丼や「ななつぼし」を使用してのにぎり寿司の試食会も行われ参加者からは,「北海道米がこんなにおいしいなんて知らなかった」「価格も手ごろだし家庭で試したい」と人気でした。
農業支援センターの所長からも,玉ネギや辛味大根のPRを熱心にしていただきましたので,ご報告をさせていただきます。
 
そこで,1点目の質問ですが、さとらんどでの、初めての米作り体験の利用状況と参加された方の反応は如何であったのか、お伺いします。

 次に「魅カアップ推進事業」について,質問いたします。
さとらんどは,これまで「食と農」に関連した様々なイベントを実施することで,多くの市民,観光客などの集客に努力されておりますがとくに今年,冬季の利用促進の一環として,初めて,さとらんどを会場とする雪まつりを開催し,当初見込んでいた来園音数を大幅に上回る観光客で賑わったとうかがっております。
 雪まつりの開催によって,さとらんどの知名度は,全国的に広がりましたが,施設本来の事業を展開すべき夏季期間につきましても,一層の施設の効用を発揮すべき取り組みが必要だと感じているところであります。
 そこで,2点目のしつもんでありますが、開園後、10年を経過し、魅力アップ推進事業について、具体的にどのような事業を計画しているのか、その内容についてお伺いします。

 (再質)

 昨年,さとらんどで実施した田植えや稲刈りなどの体験事業では,参加者から大変好評であったとの答弁でありましたが,私は,日本人の文化の基本は,稲作から始まっているものと思っておりますが今回のさとらんどの米づくり体験は,まさに「食育」の実践場として,市民ニーズに対応した事業であると,私は評価している次第であります。
 そこで,再質問の一点目でありますが、この米つくり体験事業にさらに、多くの希望者が予測されると思いますが、今後の事業計画についてお伺いします。

次に,魅カアップ推進事業でありますが,ただ今の答弁によりますと,目本そば博覧会では,そばの花が咲き誇るさとらんどの中で,全国のそば打ち愛好家たちが,来園者の目の前で,そばを「挽く」「練る」「打つ」,そして「食する」ことで,食と農の密接なつながりを感じることができる貴重な場であると思うのです。
 また,新たな札幌の食のブランドになりつつあるスイーツやスープカレー,或いは,札幌の食文化ともいえるジンギスカンなどが,大消費地札幌に一同に介することで,これらの「食」に対する新たな需要が期待されるところであります。

そこで、再質問の2点目でありますが、これらのイベントの開催に伴う魅力アップ推進事業の事業効果について、どのように考えているのか、お伺いをします。

(要望)
 札幌では,かって昭和42年には,1800戸,3000haの水田があったとお伺いしましたが,国の減反政策を継続した結果,現在では,19戸,35haの田んぼだけとなりました。
 先ほどの質問でも触れましたが,田んぼは日本の文化であります。この田んぼが札幌からなくなっていくことに強い危機感を持っておりますが、行政としては,個人の農家に頼ることなく,この伝統文化である田んぼを積極的に責任をもって保全していかなければならないと強く感じております。このことを,さとらんどで再興し維持していく必要があります。
 この風景と田植えから収穫まで体験をして,これを食べるという大切な「食育」を実行できる場を次代を担う子供たちに残していくべきであり、 厳しい財政状況の中でありますが,この田んぼの維持拡張に積極的に予算を投入していただくことを強く要望して質問を終わります。