土門拳記念館
昭和58年(1983) 設計・谷口吉生
あれこれ書く必要は無いと思います。素晴らしいの一言に尽きます。谷口吉生の初期の名作の1つと言っていいでしょう。
酒田市出身の写真家・土門拳の作品を展示する、世界でも珍しい写真美術館として開館しました。
正面の池や背後の森を取り込んだ構成が秀逸です。イサムノグチの彫刻がさりげなく置かれ、品格を高めていました。
酒田市美術館
平成9年(1997) 設計・池原義郎
酒田市の郊外には大学や美術館などの文化施設が集中し、地方都市には珍しい文化の薫り高い街を形成しています。
あまり池原さんの作品は好きではありませんが、この美術館では装飾を多用せず、シャープな印象で良かったです。
だけど、入口の金属の飾りは・・・ ギラギラした感じがいかにも彼らしいなあと思いました(爆)。商業施設くさいです。 
酒田市国体記念体育館
平成3年(1991) 設計・谷口吉生
土門拳記念館の近くにある体育館。その名のとおり、山形で行われた「べにばな国体」の会場として使用されました。
谷口さんの建築に体育館のイメージってあまり無いですが、彼はスポーツが苦手だったんでしょうか(爆)、
劇的な空間を産み出すのは苦手なようです。この体育館も、熱狂的・・・というより静かにしていたくなる場です(汗)。
本間家住宅
江戸時代・明和5年(1768)
東北屈指の地主、本間氏の住宅です。上質な材が惜しげなく使用され、屋根瓦には「本」の字が刻まれています。
この地方にあるスーパー「マルホンカウボーイ」も本間の系列です。それにしても「カウボーイ」って(爆)。
主屋を取り囲むように塀がある武家屋敷のような門構えに仰天しました。これが中心部に残っていることも凄いけど。
本間美術館新館
昭和43年(1968) 設計・伊藤喜三郎
本間氏が収集した美術品を公開する目的で建てられた美術館です。収蔵品は日本の水墨画や古文書が多く、
あまりそっち方面に興味が無い僕は退屈(爆)でしたが、古代建築を思い起こさせるダイナミックな屋根の建物は、
60年代の迫力を感じさせる佳品でした。屋根の隙間から館内に自然光を取り込んでいるのも良かったです。
清遠閣
江戸時代・文化10年(1813)
本間美術館ははっきりいって展示自体はそんなに面白くなく、庭園が見ものだと思います。清遠閣は美術館の本館で、
欅材をふんだんに用いた素晴らしい建築です。もとは平屋だったそうですが、天皇行幸にあわせて2階を増築しました。
2階からは見事な庭園を臨むことができます。美術品を見なくとも、庭を見るために入館料を払う価値は充分にあり!


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