丸栄百貨店名古屋栄店
昭和28年(1953) 設計・村野藤吾
学会賞を受賞した村野さんの建物です。栄は名古屋最大の繁華街で、有名百貨店が多数出展している地域です。
背後が増築されているため、厚みがあるように感じられますが、竣工当時はスマートなビルだったと思われます。
大阪心斎橋のランドマークだったそごうが近年解体されてしまったため、村野さんの百貨店建築として貴重です。
J-ROOM
昭和62年(1987)  設計・安藤忠雄
僕がよく行くゲーマーズ名古屋店の近くにある建物で、名古屋の都市景観賞も受賞しているようです。
名古屋の中心部で見られる安藤さんの作品として重要な存在です。

縦長の狭い土地に建物を押し込むという、心斎橋のビル(BIGI Vなど)でも見られた設計手法です。
階段周りの吹き抜け空間は屋根が無く、雨が降ると床が滑って困るんですが(住吉の長屋だな)、
この立体的効果は凄いなあと思います。これこそが安藤さん設計のビルの魅力であり、
土地の狭さを全然感じさせませんよ。栄に行くたびに見学していますが、買い物したことが一回もありません(爆)
スズワンO2ビル
昭和61年(1986)  設計・黒川紀章
ネットで検索してもでてこないので確証は持てませんが、おそらく黒川さんの作品だと思います。
最上階の丸窓が「ワコール麹町ビル」などにも見られたお馴染みのモチーフであり、とゆーか全く同じものでした。
僕が持っている黒川さんの作品集に「AMANO錦ビル」とゆーのが載っていたんですが、写真がありません。
ここが「錦」なので、もしかしたらそのビルかもしれません。詳しいことをご存知の方、情報をお待ちしています!

場所はゲーマーズ名古屋店からすぐのところです。安藤さんの「J−ROOM」からも近いですよ。
1階は大理石を用いたなかなか清潔なフロアでした。そして黄色いエントランスが良いアクセントになっています。
明治屋名古屋店
昭和13年(1938) 設計・西尾実資
広小路の周辺は近代建築や有名建築が犇いているので、これを見落としている人も多いのではないかと思います。
ビルの足元を歩いていると、普通のお店と思って通り過ぎてしまうと思います。
ところで僕は明治屋って、何か明治時代のグッズを売っている店だとずっと思っていたんですが(馬鹿)、
輸入食材を売っているんですね。洋書の「丸善」と並び、広小路界隈で当時最もモダンな店だったらしいです。

設計者名不詳となっているサイトが多いですが、最近発売された「わが街ビルヂング物語」(瀬口哲夫、樹林舎)には、
「曾禰中條事務所所員の西尾の設計」とあったので、参考までに載せておきます。
伊勢木本社ビル
平成4年(1992) 設計・竹山聖
栄の喧騒から少し離れた、矢場公園の近くに建つビルです。コンクリート打放しのカーブがとても優美ですね。
緩やかな曲線を用いた設計は竹山さんの得意技ですね〜 階段外から見える階段の配置もいいです。

お隣が寺なのでその景観を壊さないように設計されたそうですが、その意図がどこにあるのかは不明です(笑)。
ここは通りから一歩裏に入っただけなのに、人通りが殆どないです。纐纈さんに案内していただいたんですが、
お寺だけでなく、古い町家や民家が点在していて、名古屋の昔の街並みを残していました。

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