三井住友銀行上前津支店
昭和6年(1931) 設計・トローブリッジ&リビングストン事務所
地下鉄・上前津駅を出てすぐのところにある銀行です。大須は名古屋の秋葉原とよばれるオタクな街で、
纐纈さんとM’Smelodyを訪問したとき教えていただきました。設計は三井本館などを手がけた事務所によるもので、
こんな小さな仕事も行っていたとは意外でした。三井本館を見てから、大規模建築のイメージがあるからなあ・・・
ところで、この銀行は定番の長方形の箱ではなく、五角形をしているのが珍しいと思いました。
西大須ビル
昭和初期
名古屋の観光名所の1つ、大須観音のすぐそばにある古いビルです。現在もテナントが入っているようです。
竣工年代や設計者など、詳しいことは全く解りません。それにしても、左側だけスクラッチタイル貼りなのは何でやろ。
たぶん、右や中央の部分も当初は統一された意匠だったと思われますが、後に手が加えられてこうなったんだねえ。
東別院東門
江戸時代・後期
東別院は元禄3年(1690)に創建された、真宗大谷派の別院としては最大規模の寺院です。
創建当初の壮麗な伽藍が昭和まで現存していましたが、昭和20年(1945)の空襲で焼失しました。
この東門は戦火の中で、唯一焼け残った建物です。本堂は昭和37年(1962)に再建された鉄筋コンクリート造です。
記念橋
大正13年(1924)  設計・武田五一
大須の近くにある橋です。何を記念した橋なのか気になっているのですが、ネットで知らべても確証を得れません。
知っている方、ぜひ教えてください。昭和52年(1977)には幅員を広げるなど改築されているようですが、
欄干などの意匠には武田のデザインが残されています。どっしりとした石の重みが感じられる橋でした。
重要文化財
興正寺五重塔
江戸時代・文化5年(1808)
興正寺は貞享3年(1686)に、天瑞円照によって開刹されました。境内には門、塔、本堂が一直線に並び、
四天王寺などの古代の寺院に倣った伽藍配置になっています。その中で五重塔は江戸末期の再建ですが、
近世以前の建築としては、愛知県に唯一現存する五重塔として貴重なものです。

一階の扉には葵の御門が彫刻されています。全体的に小規模で、そんなに背が高くないと思います。
それはやっぱり、相輪が短いから感じるのかなあ。しかしこれは短すぎて、全体のバランスが微妙ですよねえ。
旧藤山家住宅日本屋
昭和7年(1932)  設計・武田五一
実業家・藤山雷太の邸宅です。もとは東京目黒区白金台に建ち、昭和50年(1975)に解体されましたが、
龍興寺がこの日本屋を買い取って境内に移築しました。内部は総欅造り、吊り天井などもある豪華なもので、
当時の大工技術の総力を結集して建てられたものだということです。楼閣からは白金の景色が一望できたそうです。
富豪邸らしく洋館も併設されており、こちらは明治村が買い取りましたが、資金難のため再建できずにいます(泣)。
旧芝川家寿宝堂
昭和7年(1932)  設計・武田五一
兵庫県西宮市の甲東園にあった御堂を龍興寺が買い取って移築したもので、これも武田五一の設計です。
住職さん曰く、武田の名を意識して買い取ったものではなく、全くの偶然だったそうです。
しかも竣工年も日本屋と同じとは・・・!!古建築の様式を忠実に模した建物で、小規模ながら佳品です。
龍興寺本堂
江戸時代・元禄12年(1699)
県内の寺院から移築された本堂です。屋根がトタン葺きになり、土間もフローリングにビフォーアフターするなど、
改造が著しいですが、天井の梁などに旧状を止めています。梁はまるで古民家のようにうねうねと婉曲していました。
境内にある八角堂や茶室(如庵の写し)も移築された建築であり、昭和初期の作品です。

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