旧茨城県立商業学校本館
明治37年(1904) 設計・駒杵勤治
茨城県内に残る駒杵作品の1つです。この人の建築作品は明治建築界の中でも相当に個性的であり、
正直言って素人臭いんですが、独特の味わいがありますね。完成当初はもっと長大なものだったらしいですが、
現在は玄関部分のみ保存されています。あちこちピンクのペンキが剥落しまくっていた・・・
水戸市水道低区配水塔
昭和7年(1932) 設計・後藤鶴松
旧茨城県庁の近くに建つ塔である。昭和初期の配水塔は面白いデザインが多いのですが、
これは僕が見てきた配水塔の中でも、完成度ではトップクラスだと思います。こーゆー土木遺産は、
各地でランドマークとなっているものが多いのですが、これは市街地にあるせいなのか、
逆に存在感が無かったような気がします。設計者は初めて聞く名前ですが、県か市の水道技師でしょう。
とにかく細部に至るまで、これほど華麗に飾った塔は他にありません。おすすめの建築です。
水戸地方気象台
昭和10年(1935) 設計・堀口捨己
数少ない昭和初期のモダニズム建築である。意外にも、気象台って戦前の建築が現役であることが多いです。
風速などを観測している塔(写真左)は、当時の堀口作品に共通するデザインですね。

もどる