重要文化財
岩手銀行中ノ橋支店
明治44年(1911) 設計:辰野金吾、葛西万司
盛岡で最も有名な建築であろう。辰野金吾の名作で、竣工から90年以上経った現在も銀行として使われている。
ドームが乗った塔を建てるのは彼が得意とするデザインであり、中心部の交差点という目立ちまくる立地も良い。
ちなみに「ラブひな」13巻の盛岡のシーンにも登場していた(笑)。岩手の佐藤秀己くんが建物を描いてくれた→こちら
重要文化財
旧第九十銀行本店
明治43年(1910) 設計:横浜勉
ユーゲントスティールというドイツ式のセセッションを取り入れた初期の代表例として、重文に指定された建築である。
1年後の岩手銀行で辰野が古典から脱却できないでいたのに対し、流行をいち早く取り入れているのが凄いと思った。
窓やエントランスの荒い石を貼り付けたデザインが個性的である。現在は啄木と賢治の史料館になっている。
旧岩手貯蓄銀行本店
昭和2年(1927) 設計:葛西万司
岩手銀行の向かいに建つ銀行建築である。葛西は盛岡出身であることから、地元にたくさんの作品を残している。
辰野式ではなく、昭和初期に流行した重厚なギリシャ様式だ。オーダーのバランスやファサードに施された彫刻など、
どれも抜かりない仕事であり、銀行として客の信頼感を得られる建物である。盛岡市の保存建造物に指定されている。
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江戸後期〜明治後期
江戸後期から明治にわたって増築が繰り返された建築で、盛岡を代表する町家だそうだ。中ノ橋通りに建っているが、
道が折れ曲がってカーブしているため建物もそれに沿って建てられてしまい、わけわかんない構造になっている。
啄木新婚の家
江戸後期〜明治初期
明治38年(1906)、石川啄木が妻・節子と新婚生活を始めた愛の家である。「トリビアの泉」でネタになっているが、
啄木はろくに仕事をせず、妻に迷惑をかけまくっていた厭な奴だったようだ(笑)。この家でも好き勝手に詩を読んで、
思索にふけっていたのだろう。貧乏なくせに幸せな奴だよなあ。観光客がたくさんいて、啄木ファンの多さに驚いた。
ライト写真館
昭和4年(1929) 設計:逸見米雄
盛岡の中心部にある写真館である。「ライト」と聞くとフランク・ロイド・ライトを連想するが、それとは関係はない。
しかし背後の屋根の形はなかなか面白く、ステンドグラスもあり、かなり洒落たデザインになっている。
佐藤写真館
昭和3年(1928) 設計:藤原孫助
教会のような縦長の窓、そしてエントランスの柱の造形などが私のツボにはまったすばらしい建築である。
この建物の向かいに「ライト写真館」があり、2棟の古い写真館が揃って残るのは全国的にも珍しいだろう。


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