親和銀行本店
第1期・第2期・第3期(懐霄館)

設計・白井晟一             
説明不要、白井晟一の最高傑作です。僕は白井の一連の作品を探訪し、最後にこれを見たんですが・・・あれこれ言う必要は無いと思います。ぜひ、生で見ることをオススメします。写真や言葉では表現できません。

館内も案内してもらいました。事前に連絡すれば、10時と14時にガイドつきの見学が可能なので、絶対に申し込んでおくように!この建築はその芳醇な内部がとにかく見所であり、白井芸術の集大成と呼べるものです。楕円やはちのすのモチーフがいたるところに見られます。

館内には白井が海外から買い付けてきたというアンティークな家具が陳列され、それら単独ではバラバラな意匠なのに、白井の感性によって配置されると不思議と調和してしまうのだから驚きです。

懐霄館の外観は見てわかるように、エロいですね。僕はこれを見て、美少女ゲームの関心が薄れてしまいました。エロいと言っても、ゲームやエロ本みたいな品の無いエロじゃない。エロチシズムというやつですね。そんな表現がぴったりな芸術作品って、そうそうあるもんじゃないですよ。これを見ると、卑猥なエロに手が出せなくなるぜ。マジで。

親和銀行は経営が厳しく、維持管理だけでも莫大な金がかかるそうです。また、真っ暗な館内は一般客や行員からも評判が悪く、バリアフリーもなされていないことから抗議も殺到するそうです。何もわからん奴らは実に厄介だな。しかし、それでも改造をしないで使い続けている親和銀行は偉大です。

最大の見所は茶室です。その独創的な空間は、たぶん僕が見てきた和室のなかでも最高のもの。これを見るために佐世保に行く価値はあります。



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