HMRとは・・・!
ハメックスメン・ミステリー・ルポルタージ、つまり
HAMEX−MENミステリー調査団の略称である。
これは、多発するミステリー現象を、我々HAMEX−MENが独自に
調査し、発表するコーナーである。
第1章『奇妙な符合』
「へえ、これが今年の新戦隊の歌かっつーか。」
「今年のは、戦隊史上初の女性ボーカルなんですよ、タイメイさん。」
「ほう。なんかこの歌、何言ってるか聞き取りづらいねっつーか。」
HAMEX−MEN編集部でCDを聞くタイメイとユウスケ。
「お、なにを聞いているんだ、二人とも」

「あ、チョンキバヤシさん。」
「これだっつーか。」
そう言ってタイメイが取り出したのは、コロムビアレコードから発売されているCD、
『JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー』だった。
「へえ、東映の戦隊モノか。懐かしいな。」
「・・そういえば、この手の特撮モノのCDって、大概コロムビアレコードだよな。」
「あ、僕、前から思ってたんですよ、なんでコロムビアなのかな、って。
普通、コロンビアですよね?」
「いわれてみれば、確かに。」
「ハハ、それを言えば、『ファイアーエムブレム』の『ム』の方が気になるっつーか。」
「・・・?」
「なんだ、知らないんですか、チョンキバヤシさん?」
そう言って、会話に入るアッサク。
「任天堂を代表する、シミュレーションRPGの傑作ですよ。」
「しかし、本当に何故なんでしょうね?素朴な疑問ってヤツだけど。」
「よし、じゃあ調べてみるか!HMR出動だ!」
HMR第2話『ファイルbU4〜ファイアーエムブレムの謎を追え!の巻』
第2章『トラキア776』
「ほう、これが噂の『ファイアーエムブレム』の最新作、『トラキア776』か。
エムブレムというのは、紋章を表しているんだな。だとすると、やはり
普通はエンブレムだな・・・・。しかし何故、今時スーパーファミコンなんだ?」
「そこが謎なんだっつーか。任天堂といえば、ニンテンドウ64という、
立派な次世代ハードがあるんだが。」
「確かに、妙だな・・・。
・・・それに、この数字。こいつも引っかかる。
「776」という数に、一体どんな意味があるんだ?・・・」
「そうだ。じゃあ僕、電話で任天堂に問い合わせてみますね!」
ユウスケが電話帳を取りだす。
「よし、その間に、俺達はファイアーエムブレムのファンに取材してみよう。」
インターネットセクション担当のリサリサ&アッサクがPCを起動する。
「じゃあ、俺とタイメイは国立図書館に向かおう。」
第3章『調査報告』
「では皆、早速報告を聞かせてくれ。」
「じゃあ、まずは僕から。実は、電話で聞いてみたところ・・」
「なんだって、取材拒否!?」
「ええ。それがまるで、イタズラ電話の対応でもするような感じで。腹がたちますよ!」
「なるほど。では、次にリサリサ、頼む。」
「俺は、インターネットでファイアーエムブレムのページを探して、内容を調べて見た。」
「で、結果はどうだったんだ?」
「まあ待て。これがその統計なんだが、見てくれ。この男女比の項目を。」
そういって、資料を広げるリサリサ。
「これは・・・圧倒的に女性ファンが多いじゃないか!」
「そうなんだ。しかも、全体の傾向として、やおい・・・
いわゆる男同士の同性愛をテーマにしたページが多いことも、判明した。」
「いわゆる、二日目っつーやつか・・」
「・・・なるほど。面白いデータだ。
だが、とりあえずタイトルの謎とは関係無さそうだな。」
「では、次は私が。」
ああ、アッサク、頼む。
「私は、インターネット上でファイアーエムブレムのファンサイトを運営している人達に、
メールで取材してみました。
もしかしたら、ファンの間では常識なのかもしれないと思いまして。」
「なるほど、確かにそういう事例は多いな。」
「776のほうは、どうやらストーリー的な絡みのようですね。
作品内での年号のようです。」
「ああ、なるほど。」
「しかし、エムブレムのほうは・・・
大方の反応は、「インパクトを出すためじゃないのか」とか、そういう
憶測の域を出ない意見でした。ただ・・」
「どうした?」
「一人だけ、妙な反応を返した相手がいたんです。」
「妙な?」
「うぃ。これです。」
そう言って、PCのディスプレイを皆に向けるアッサク。

−−これ以上任天堂に関する一切の事に関心を持つな。
追求するのをやめろ。これは冗談ではなく、警告である−−

「・・どう思います?」
「バーカ、こんなのただのイタズラにきまってるだろっつーか!
いちいちビビってたら、HAMEX−MENなんかつとまらないつーか。」
「そして、俺とタイメイは成果無しか・・・
どうやら、八方手塞がりのようだな。」
悩みこむHMR一同。
「うーん、こうやって悩んでてもしょうがねえっつーか。
とりあえず、メシ行こう、メシ!」
第4章『糸口』
ファミリーレストランで食事をとるタイメイ、ユウスケ。
「そうそう、やはり1のラストは格好良いですよ」
「俺的は2だなっつーか。」
「あの、箱舟の最上階に・・」
「ん、何の話だ?」
そこに、トイレから戻ったチョンキバヤシ。
「あ、劇場版パトレイバーの話をしていたんですよ。」
「ほう」
「で、最上階には鳥がたくさんいて。
あ、カラスの足に付いてた、帆場のプレートの番号って、なんでしたけ?776・・?」
「おいおい、776はファイアーエムブレムのトラキアだろ?取材のしすぎで疲れてるんじゃないのか?
あのプレートの数字は、666、黙示録の言う獣の数字さ。」
「・・・!」
「黙示録?」
「聖書だよ。この刻印のある者だけが・・・」
「・・そうか、そうだったのか。」

「どうしたんだ、チョンキバヤシ。」
「ユウスケ、皆を会議室へ集めてくれ。」
「チョンキバヤシさん、それじゃあ!」
「ああ。・・・謎は全て解けた!」
第5章『驚くべき真相』
会議室。
「俺が初めてこのタイトルを聞いた時776という数字が妙に引っかかったんだ。」
「しかし、この数字なら年号だって事で、決着がついたはずだぜ?」
「ああ。・・表向きはな!」
「なんだって!じゃあ、隠された真の理由があるというのか!?」
「黙示録だよ!」
「なんだって!?」
「そう、この776という数字は、黙示録の獣の数字、666を表していたんだ!」
「ど、どういう事だ!?」
「たしかに、776と666、近いといえば近いが・・この110の差はどうなる。
警察でも呼ぶって言うのか?」
「・・フ、まあ待て、リサリサ。コンピューターに詳しいお前ならわかるだろう。
その「110」を2進方に直すとどうなるか!」
「・・6?」
「そうだ、「776」とは、獣の数字「666」に、獣の数字の一つである、「6」を2進方で表した数、
「110」を足した数なんだ!」
「!!!」

「し、しかし、なぜゲームのタイトルに獣の数字を暗示する必要があるんだ!」
「それは・・・」
チョンキバヤシの言葉を固唾を飲んで待つ一同。
「任天堂が悪魔崇拝の組織だからだよ!」
「そ、そんな!」
「バカバカしいぜ、チョンキバヤシ。偶然タイトルの中に776という数字があったからって、
悪魔崇拝とまで決め付けるのはどうかと思うっつーか。」
「それが違うんだよ!!」
「!?」

「暗号はこれだけじゃないんだ!
我々の最初の疑問「エムブレム」の謎の答えも、任天堂の悪魔崇拝を物語っていたんだよ!」
「どういう事だ、チョンキバヤシ!」
「・・・皆は狛犬を知っているよな?」
「ああ、神社なんかに置いてある、アレだろ?」
「あれは、2匹一対になっていて、向かって右は口を開いていて、左は閉じている。
これは、全ての始まりと終りである、「阿吽」を表現していると言われているんだ。」
「・・で、その狛犬が、任天堂とどう関係あるんだっつーか。」
「まあ待て。
次にこんな話がある。イエス・キリストは、こう言ったそうだ。
『わたしはアルファであり、オメガである。最初にして最後の者。初めであり、終りである』
(ヨハネの黙示録第22章・12〜13節)と。」
「・・・?」
「そして、この、あすかあきお氏の著書『大ピラミッドの謎とスフィンクス』(学研)
によると、狛犬は、イエスキリストの事を表現しているというんだ!」
「・・・チョンキバヤシよ、話が見えて来ないぜ。」
「つまり「あ・ん」は、キリスト、イコール『神』を表している、といっても過言では無い。」
「・・?」
「もし、ファイアーエンブレムというタイトルを付けると、どうなる!?」
「え・・・?」
「ア と ン・・阿吽、つまり「神」をタイトルで表す事になってしまうんだ!」
「〜〜〜〜〜ッ!!!」

「悪魔を崇拝する彼らとしては、それは具合が悪い。
そこで、彼らは苦肉の策として、「ン」を「ム」に置き換えた・・
これが、ファイアーエムブレムのタイトルの謎の真相だ!」

※この作品上での全ての説は、サイエンス・エンターテイナー
『チョン吉の説』として、HAMEX−MENのサイトをとおして、
世の中へ正式に公表するものではありません!
The statements on this pages are not formaly
released as the theory of CYONKICHI
(Science−entertainer) through
Hamex−Men HP
「ま、まさか、そんな謎が秘められていたなんて・・・」
「・・・チョンキバヤシよ、悪魔崇拝の任天堂の目的はなんなんだ!」
「それはまだ、俺にも解らん。もしかしたら、大変な企みを抱いているのかもしれない。
いや、最悪の場合、それはもう実行に移されているのかもしれん。」
「ぼ、僕達はどうすれば・・・」
「今は・・・今はまだ、どうする事も出来ない・・・・」
「いや!チョンキバヤシよ、そんな悠長な事は言ってられないぜ!
今から、京都に飛ぶぞ!」
「・・・!」
「HMR緊急出動だ!」
最終章『後ろに立つ少女』
こうして、京都ヘ飛んだHMR。
彼らが、そこで見た物は・・・!
「ここが任天堂の本社ビルか・・」
「うわぁ、でっかいなあ!」
「本当に、ここが悪魔崇拝の組織なんだろうか・・
ごく普通の会社に見えるが・・・。
俺達は、大きな考え違いをしていたのかもしれない・・・!」

「こんな所でつっ立ってても仕方ねーっつーか!
早速取材を申し込もうぜっつーか!」
受付嬢に突撃ラブハートするタイメイ。
「お、戻ってきた。どうでした?」
「アポは取った。早速行こうぜっつーか!第3応接室で待っていれば良いらしいよ。」
第3応接室に向かい、廊下を進む一行。
「それにしても、広い敷地だな・・」
「あ!悪い悪い、俺ちょっとトイレだっつーか!」
「先に行くよ。タイメイも急げよ。」
「ああ!」
−−応接室。
「タイメイの奴、遅いな・・一体なにやってるんだ?」
「ぼ、僕ちょっと様子を見に行ってきますよ」
「ああ、頼むユウスケ。」
いっぽうそのころ。
「あー、迷っちまったっつーか!
なんでこんなただっぴろいんだっつーか!
・・お、ここかな?」
そういってタイメイが開いたドアには、部外者立ち入り禁止のフダが。
「こ・・・これは!」
「おい、お前、何をやっているんだ!」
「!?」
通りかかった警備員がタイメイを発見する。
−−応接室。
「なんだ、外が騒がしいが・・・」
バタン!
ドアが開かれる
「あ、チョンキバヤシさん!大変です、タイメイさんが・・」
「なんだって!」
「勝手に敷地内を歩きまわられては、困りますな。」
「はあ、すいません。」
「今回の取材の件は無かった事にしてもらいますよ!」
「そ、そんな!」
−−東京行きの新幹線内。
「まったく、タイメイさんの大チョンボのせいで、
せっかくの取材がダメになっちゃったじゃないですか!」
「・・・・・」
「ん、どうしたんだ、タイメイ。さっきから黙りこくって。」
「ああ、それが・・・」
「なんだって、任天堂ビルで、秘密の地下室を見た、だって!」
「ああ。階段を下りて行くと、大きな地下室に出たんだ。
そこで俺は・・・・巨大な鍵穴のような物を見たんだ!」
「!!?」
「巨大な・・鍵穴・・?」
「ああ・・形は鍵穴で、丘のような・・」
「・・・まさか!」
「どうした、アッサク!」
「ちょっと気になる事があるんです。
この足で、国立図書館へ向かいましょう!」
−−国立図書館
「・・・やはり・・・。この漫画を見てください。」
「これは!」
「これだっつーか!俺の見たのは!」
「やはり。タイメイが見たのは前方後円墳ですよ。
そしてこれは10年以上前の漫画なんですが、この漫画によると、その前方後円墳は地球のエネルギーを
取り出す為の装置・・『アポロン・ウインドウ』なんです!」
「つ、つまり、任天堂は地球のエネルギーを利用して、何かをやろうとしていると言うのか!」
「!?・・地球のエネルギーだって!」

「どうしたんだ、チョンキバヤシ!」
「・・・地震だ!阪神大震災は任天堂が起こしたんだ!」
「!」

「待ってくれ、たしかに地球のエネルギー=地震というのは解るが、それだけじゃ・・」
「いや、それだけじゃない。思い出さないか、あの当時・・任天堂が執拗に流していたCMを・・」
「・・?」
「スーパーファミコンのドンキーコングだよ!」
「!?」
「ドンキーコングのCMで、ドンキーが地面を叩いて地震をおこし、敵を倒すというシーンがあったんだ。」
「たしかに!私も覚えている!」
「あれは・・・あれは、阪神大震災の予告だったんだ!」
「〜〜〜〜ッ!」

「・・な、なんて事だ・・あれだけの被害をだした阪神大震災が、任天堂の仕業だったなんて・・
まさに、悪魔崇拝!!!」
「たしかに、阪神といえば、任天堂の本拠、京都からも遠くは無い・・!」
「ハッ・・!任天堂といえば、ポケモン・・・ポケモンといえば・・」
「癲癇(てんかん)事件か!」
「よし、調べてみよう!」
図書館内から、当時の資料を探すHMR。
そして−−
「・・・みてくれ、当時の新聞記事だ。」
「・・・『ピカチュウの目が光って、気分が悪くなった』、とあるな。」
「ああ。これで間違いないようだな。まさか、あれも任天堂の仕業だったとは・・・!」
「!!まってくれ、チョンキバヤシ!」
「どうしたんだ、タイメイ!」
「もし、任天堂のCMが破壊活動の予告だとしたら・・・
今現在放送されている、『星のカービィ64』のCMは何を暗示するんだ!?」
「・・・!」
「!!た、たしか、あのCMは数パターンあったな・・・!」
「ああ。ゲームのCMにしては、珍しく。」
「・・・となると、考えられるのはただひとつ・・・複合クライシシスだよ!」

「!!!!!」
「そして、カービィの丸さは地球を表す!この事から導き出される解答は、地球規模の災害だ!
さらに、カービィの得意技は吸って、そして吐く事だ!地球が吐き出すもの、それは・・」
「マグマ・・・か・・火山の噴火かーーッ!!」
「間違いない!次にヤツらが起こすのは、地震、癲癇(てんかん)、そして火山の噴火が絡んだ、
複合災害(クライシス)!ターゲットは地球全域!!
今までの事件、災害は、その予行練習に過ぎなかったんだ!!」
「〜〜〜〜〜ッ!!」

我々の調査によると、任天堂による恐るべき計画が実行に移される可能性のもっとも高い日は・・・
西暦2000年3月24日!
−−街行く家族連れ。
ゲームショップでは、本日発売の星のカービィー64が飛ぶように売れていた・・。
その時!
ゴゴゴゴゴ・・・
大地が唸りを上げる。
激しい揺れに耐えきれず、いとも簡単に倒壊する高層ビル。
逃げ惑う人々。
その日、首都は壊滅するのか・・それとも・・・−−
■おわり■
※このコンテンツは、事実を元にしたフィクションです