HMRとは・・・!
ハメックスメン・ミステリー・ルポルタージ、つまり
HAMEX−MENミステリー調査団の略称である。
これは、多発するミステリー現象を、我々HAMEX−MENが独自に
調査し、発表するコーナーである。
第一章『発端』
「はー、疲れたっつーか、踊りすぎで、身体が痛いっつーか。」
「たまにはゲームセンターで息抜きってのも良いもんですね。」
ゲームセンター帰りのHMRの面々。
「それにしても、タイメイは踊り狂っていたな。」
「楽しすぎっつーか。はぁ〜
DDR、DDR。」
「ああ。俺もずっとギターフリークスをやっていたよ。」
「私はポップンミュージックを。」
「そういえば、ユウスケとリサリサは音ゲーはやらないのかい?」
「私はやらないですね、興味、ないですから。」
「おれも。」
「しかしコナミは音ゲー全盛ですね。」
「ああ、これでもか、というくらい出してくるな。」
「しかし、新しいゲームを出すペースが、早すぎると思うのだが・・・」
「あ、やはりそう思いますか、私もそう感じていたんですよ。
もしかして何か意味があるんですかね?」
「・・ふむ、そうだな、少し調べてみるか、HMR調査開始だ!!」
HMR第3話『ファイルbT73〜コナミの陰謀を暴け!の巻』
第二章『調査』
「じゃあ、私は電話で取材を申し込んでみます。」
「よし、頼む。」
意気揚揚と電話に向かうユウスケ。
「もしもし、私、HAMEX−MEN編集部のユウスケと言う者ですが・・・」
いえ、こちらこそお世話になっています。
・・実は、貴社のビーマニシリーズの事で、少々伺いたいのですが・・」
「お、やっているなっつーか。」
「・・・!」
「ん、どうした?」
電話を置くユウスケ。
「チョンキバヤシさん、実は・・」
「・・・なに、また取材拒否だって!?」
顔を見あわせる、一同。
「ど、どういう事なんだ・・!?」
「なにか知られたくない事情でもあるというのか!」
「・・・いいや、これで3度目だっつーか!
絶対ユウスケの聞き方が悪いんだっつーか!」
「そ、そんな!」
「よし、では聞いてみようか。」

「えっ?」
「実は、今の電話の内容を、テープに保存していたんだ。」
コナミ広報 :はい、こちらコナミです。
ユウスケ :もしもし、私、HAMEX−MEN編集部のユウスケと言う者ですが。
コナミ広報 :いつもお世話になってます
ユウスケ :いえ、こちらこそお世話になってます。
実は、ビーマニシリーズの事で、少々伺いたいのですが
コナミ広報 :・・・
申し訳在りませんが、その件についてはお答え出来ません。
では、失礼します
ユウスケ :あっ!
「・・・たしかに、不自然だな。」
「どうやらこれは、本格的に調査する必要が有りそうだ。」
「ウィ」
第3章『変調』
翌日。
HAMEX−MEN編集部。
「さて、みんなの調査の結果を聞かせてもらおう。」
「はい、ではまず私から。
調べて見て解ったんですが、最近のコナミの行動は、思ってた以上に活発ですね。
PSで、ビートマニア、DDR、ギターフリークス、ポップンミュージック。
DCでポップンミュージック、DDR。GBでビートマニア。WSでもビートマニア。
そしてさらに、PS2でドラムマニア。おまけに携帯用ミニゲームで数種類。
こんなに出しています」
「こうやってあらためて聞いてみると、物凄い数だな」
「そしてこれらのソフトは、必ずと言って良いほど専用コントローラーを必要とします。
本体付属のパッドでも遊べるには遊べますが、操作性は推して知るべし、と言ったところで。」
「なるほど。つまりソフトを買うと、必然的に専用コントローラーも買う事になるのか」
「そういう事になります。
そして、専用コントローラーはソフト一本分・・もしくはそれ以上の値段がします。
決して安価なものではないですね。
更には追加ディスク・・アペンドディスクという物で利益を上げようとしていますね。」
「ここまで利益の追求が凄まじいとは・・・。」
「ええ、ゲーマーの間でも、その懸念は出ているようですね。」
「つぎは私が。」
「ああ。アッサク頼む。」
「コナミは野球ゲームの実名使用権の独占を図っていますね。」
「なに、独占だって!?」
「はい、それ以後実名で野球ゲームを出そうとすると使用料を取られるそうです。」
「権利の独占か・・・感心しないな。
これでは、コナミの悪い噂も肯ける。」
「じゃあ、俺の番だっつーか」
「よし。聞かせてくれ、タイメイ。」
「色々と調べてみたんだが、最近のコナミはとんでもない数の訴訟を起こしてるっつーか。」
「訴訟だって?」
「ああ、コナミの作り出した音ゲーに似通った物を作ったメーカーを、片っ端から訴えてるっつーか。」
そう言いつつ、みんなに資料を配る。
「!?何だこの数は!!訴訟の件数が100を越えている!!」
「多すぎるな・・・。何故ここまでムキになる必要があるんだ・・・。」
「自社の音ゲーの売り上げが下がるのを恐れての措置ですかね。」
「そうか。・・・なるほどな。」
そういうと、チョンキバヤシが立ち上がる。
「チョンキバヤシ、何か分かったのか!?」
「ああ、わかったよ、コナミのやりたい事がな!」
「そ、それは一体!?」
「・・なりふり構わぬ利益の追求、権利の独占、そして、なにかあれば即、訴訟・・・
これらの事実から導き出される事は・・・
ゲーム業界の支配だよ!!」
「!!?」

「コナミという会社は、ゲーム業界全てを牛耳ろうとしているんだ。」
「・・・なるほど。たしかに、それならつじつまが合うな。」
「で、でも、それって、会社という組織の元来目指す所だから、問題はないですよね。」
「ああ。やり方はどうかと思うがな。」
「なんだよ、そういうことだったのか。
胸のつかえが取れたっつーか。」
「ええ、これで一安心ですね。」
「よしゃ、安心した所で踊りに行くっつーか!
今宵もダンスフロアに旋風を」
そう言いつつ立ち上がろうとするタイメイ。
しかし・・・
「アーーダダダダ!
つーかつーか、足と腰が痛くて立ち上がれないっつーか。」
苦しそうな表情を浮かべるタイメイ。
「わ、私も、腕が・・・何だこの激痛は!!」
いつになく真剣な顔のアッサク。
腕を抱え込んで倒れこむ。
「どうしたんですか!?タイメイさん、アッサクさん!」
心配そうな顔のユウスケが言う。
「・・・クッ、どうしたんだ、お、俺も、いきなり右腕に痛みが・・・。」
脂汗を浮かべるチョンキバヤシ。
「どうする、救急車を呼ぶか?」
リサリサの冷静な対応。
「・・いや、何とか痛みが和らいできたっつーか。」
「痛みが引いてきましたね。」
「ああ、何とか大丈夫そうだ。」
「よかったですね。でも一体なんだったんですかね。」
「・・・最近忙しかったから、疲れがたまってるんだろう。」
「それなら良いんですが・・」
「ユウスケとリサリサは何ともなかったのか?」
「はい、なんともないですね。」
「平気だな。」
「そうか。」
(・・・何故ユウスケとリサリサだけ何ともないんだ?
もしかして俺はとんでもない思い違いをしているのではないだろうか・・・。)

「・・・皆、俺はこれから一週間ばかり休む事にする。」
「そーだよそーだよソースだよ。休養は取ったほうがいいっつーか。
つーワケで、俺も1ヶ月ばかり休む事にするっつーか。」
「いや、違うんだ、ちょっと気になる事がある。
俺一人で調べてみたいんだ。」
第4章『復活』
そして、一週間後。
−−HAMEX−MEN編集部−−
「チョンキバヤシさん、今頃何やってるんですかね」
「どーせ、あんな格好良い事言っておいて、一人で遊んでるんだっつーか。
人の休みは却下したくせにな!
さーてさて、俺も買ってきたドラマニPS2で遊ぶっつーかね!」
「タイメイ!!それに手を出すな!!」

「!?」

「チョンキバヤシさん!いつ戻られたんですか」
「今さっき戻ってきた所だ。それより、みんなを集めてくれ。話したい事がある。」
「なんで、遊んじゃいけないんだっつーか」
「今からそれを説明してやるよ。」
「それじゃあ、なにか分かったんですか!!」
「ああ、分かったんだよ、恐ろしい事がな!」
−−会議室−−
「よし、みんな集まったな。」
「・・・で、何が分かったんですか?」
「色々分かった事があるが順を追って話そう。
まずはこの前の俺、タイメイ、アッサクの体に起きた変調だが、
気になって調べて見たんだ。」
「え、あれは単なる疲れによる物じゃないんですか?」
「それが違うんだよ。同じ仕事をしているリサリサとユウスケには、
なぜ症状が現われなかったのか。そこが気になっていたんだ。」
「たしかに。」
「俺たち三人と、リサリサ、ユウスケとの違いを考えてみたんだ。」
「何か違いなんてあったんですか。」
「ああ、あったよ、決定的な違いがな。
いろいろ考えているうちに、俺たちとあの2人では・・・、
音ゲーをやるかそうでないかという違いがあったんだ!!」
「!!!」

「し・・しかし、所詮はゲームだぜ?
単なるゲームでそんなことが起こる訳ないっつーか」
「俺も初めはそう思った・・・。だが、それ以外考えられないんだ。
・・みんな、フラフープという玩具を知っているだろうか。」
「ええ、有名なおもちゃですね」
「リング状のプラスチックで出来た奴ですよね。」
「そうだ、それは数十年前、一大ムーブメントを引き起こした。
しかし、そのブームも、意外な幕切れが訪れたんだ。」
「意外な幕切れ・・?」
「多くのプレイヤーに、フラフープによる腰の回しすぎで腸が捻れてしまうという、
腸捻転という現象が起こってしまったんだ。」
「そ、それと今回の事とどんな関係が?」
「それが大有りなんだよ。これを見てくれ。」
そういって一つの表をボードに張りつける。
「・・?」
それには人体の構造図がかかれており、
指、肩、腕、腰、足、に赤いマーキングがされていた。
「これは・・・!?」
「これは、音ゲーをやる事による身体への負荷のかかる場所だ。
音ゲーをやり込む事によって、これらの個所に、想像を絶する程の負荷がかかるんだ。
つまり、音ゲーをやり続けると、やがてはフラフープの時のように身体に悪影響が現われるんだよ!!」
「そ・・そんなバカな・・・!」
「コナミの作り出したゲームは、すべて、計算され尽くされた物だった・・・。恐ろしいほどにな。
プレイヤーは遊んでいるつもりでも、身体はどんどん破壊されていくんだ!!
そして、身体を破壊されながらも金をつぎ込み奴等の資金源になる。
一石二鳥だな。」
「しかし、一体、何のためにそんなことを・・・」
「・・・人類の淘汰だよ!」
「〜〜〜〜ッ!!」

「一企業がそんなな事をして何の得があるんだ!!」
「確かに、企業ならそんな事はしないさ。
・・・だが、軍事国家なら、やりかねん事だとは思わないか?」
「軍事国家だと!どういう事だ!!」
「まず、俺がやる事をよく見ててくれ。」
そう言うと、チョンキバヤシは白い紙にコナミのロゴマークを書いてみせる。

そしてそれを線に沿って切る。
「・・・・?」
「こうすると、曲がりくねったNの字のような紙が2つ出来上がる。」
「そんな事に何か意味があるんだ、チョンキバヤシよ。」
「まあ、最後まで話を聞いてくれ。
実はこのロゴマークには恐ろしい秘密が隠されていたんだ。
この二つの紙を交差させるように重ねあわせる。」
「だからなんなんだっつーか。」
「何かの形に見えないか?」
「あ、この形は・・・卍ですね?」
「そういわれてみれば・・似てるな」
「そして、この図形を裏返す。
さらに・・こうするととどうなる?」
そういって、図形を右方向に45度回転させるチョンキバヤシ。

「こ、これは!!」
「ハーケンクロイツ(鍵十字)!!!・・・まさか、ナチス・ドイツか!?」
「そう、ナチスだ。これこそがコナミの真の姿なんだ!!」

「〜〜〜〜〜ッ!!!!」
「そんな・・・。」
「そして、判明した事実はこれだけじゃないんだ。」
「まだ何かあると言うのか、チョンキバヤシよ!!」
「上・上・下・下・左・右・左・右・B・A、
皆、これを知っているな?」
「ええ知ってますよこれはコナミコマンドですね。有名な裏技ですよ。」
「しかし、そのコマンドが、何か?」
「ああ、とんでもない秘密が隠されていたよ。
この文字の規則的な配列、気になったんで某大学の研究室に依頼して、調べてみたんだ。
その結果、このコマンドはある物を巧妙に隠しておくため、暗号化された物だという事が判明した。
・・・これを見てくれ。」
そして、チョンキバヤシが一枚の紙を取り出す
「こ、これは!!?」
息を呑む一同
「これは・・・、何かの細胞の配列のように見えますが・・・。」
「そうだ、人の−−−DNAの配列表だよ!」
「ひ、人の・・・ですか。」
「そしてもう一つ分かった事がある。これは人の脳細胞の配列だという事なんだ。」
「一体誰の・・・?」
「アドルフ・ヒトラーだよ!」
「!?」

「奴等がナチスだという事はさっきの鍵十字の証明でハッキリした。
そして、ここまで巧妙に隠す必要のある人物の物・・・。
状況証拠から考えて、ヒトラーの物に間違いないと思うんだ。」
「な、なんて事だ!!」
「そして奴等は、ヒトラーの復活を目論んでいるんだよ!!」
「!!!」

「・・・・チョンキバヤシよ。い、いくらなんでも考えすぎじゃないのかっつーか」
「ま、待ってください!」
「どうしたっつーか、アッサク。」
「ヒトラーの復活・・どこかで聞いたことのあるフレーズだと思ったんですが、
あれですよ!たしか昔、ファミコンでそんなゲームが出ていたんです!」
「ああ。良く気がついたな。俺もそこに注目したんだ。」
「ってことは、まさか!
そのゲームを出したのはコナミなのか!?」
「いや、調査の結果、『ヒトラーの復活』を出したメーカーはカプコン、残念ながらコナミじゃない。」
「・・・」
「だが、俺の考えでは、あのゲームを作ったスタッフは、今現在コナミにいる!」
「!?」
「解らないか?『復活』だよ!」
「復活・・?」
「グ、グラディウスW〜復活〜か!!」
「そうだ!
『グラディウスW〜復活〜』は、「ヒトラーの復活」を作ったスタッフの作品なんだよ!」
「!!!」
「それだけじゃないんだ。・・・お前達、グラディウスといえば、なにを連想する?」
「えっ・・?」
「俺は、以前から、グラディウスの中である敵キャラに違和感を感じていたんだ。
そう、それはゲームの世界観とまったく無関係のキャラクター・・」
「それは・・・モアイですか?」
「そうだ。モアイといえばイースター島の巨石遺跡だ。
そして・・・イースター島の語源は『復活祭』なんだよ!」
「〜〜〜〜〜〜ッ!!」
「ま・・まさに『復活』尽くし・・。グラディスにそんな秘密が隠されていたなんて−−−!!」
「・・・そうだ、忘れていたが!」
「どうした、リサリサ」
「この間のユウスケの電話のテープ・・
あれが気になってPCで分析してみたんだ。」
「声紋分析か!」
「ああ。その結果、とんでもない事が解ったんだ。」
「・・?」
「あの電話に出た人物の声紋が、ときメモのヒロイン「藤崎詩織」役の声優、
金月真美の声紋と一致したんだ!」
「な、なんだって!?」
「これが何を意味するか、ずっと疑問だったんだが、やっと答えがでたよ。」

「そうか、リサリサ・・・お前の言いたい事は解ったぞ・・・
コナミは・・・コナミはクローン人間作成の技術を、既に実用段階まで高めていたんだ!」
「ーーーーー!?」

「ナチスの象徴とも言えるハーケンクロイツ、ゲームによる資金確保、
ナチスの選民思想に基づく音ゲーによる人類の淘汰、そしてゲーム「ヒトラーの復活」
クローンテクノロジーの研究。条件が揃いすぎているんだよ・・・。
彼らの目的は、ヒトラーの復活と見て間違いない!!」
「それはつまり、第三帝国の復活なのか・・・!?」
「そんな・・・」
「俺たちには残され手立てはないのか・・・。ただ、見ているだけなのか・・・。」
「・・・」
タイメイの買ってきたドラムマニアとPS2本体をみつめながら、
何も出来ない自分達の無力さに打ちひしがれるHMRであった。
■おわり■
※このコンテンツは、事実を元にしたフィクションです