HMR第3話後日談 『ファイルbT73.1〜 HMRvsコナミ・第2ラウンド開始!?の巻』
HAMEX−MEN編集部。
「お前達、ちょっと集まってくれ。」

「ん、どうしたっつーか。」
HMR隊員五人が集合する。
「実は、HMN・・・長崎支部から、調査報告書が届いたんだ。」
「!!」

調査報告書
99/5/14
以前のHMRの調査において、コナミの陰謀が白日に晒されたのは
記憶に新しいところですが、この度さらに恐ろしい計画が発覚しました。
添付した画像「m」はコナミの誇るときメモ2の情報誌
「Hibikino Watcher」の裏表紙ですが左下に注目してみると
赤いロゴで「enter brain」の文字が確認できるのです!(添付画像「m2」)
これを和訳すると「脳の中へ」。大胆にもコナミはときメモラー洗脳を宣言しているのです!
更にときメモ2ドラマシリーズ(仮)で同社の人気ゲーム
DDRと連動させることも発表しています。
この調子で「『勇気の神様』イントロ部分の♪デンデレ
デンデレ〜を弾きたい」という願望をエサにドラマシリーズ2で
ギターフリークスとときメモを連動させたり、果ては
「光ちゃんとカードゲームで勝負!」などと遊戯王と連動させるで
あろうことは目に見えています。彼らの陰謀を阻止するために
本部調査班による、更なる調査をお願いします。
報告者 HMN:ヌケニン=ナガサキ
調査協力 :馨

「・・・・・・!」
「はぁ、『ときめきメモリアル』で『DDR』ねえ。」
「どうしたタイメイ、なにか引っかかる事でもあるのか?」
「ああ。俺の考えでは、DDR・・つまり活発に身体を動かし、健康的に汗を流し、
華麗なステップを踏むゲームと、『ときメモ』・・言ってみれば暗い部屋の中で、家族の目を気にしながら、
ウジウジとCGの女と仮想恋愛を楽しむゲーム・・をプレイする層ってのは、
ハッキリ住み分けてると思うんだっつーか。」
「た、たしかに。」
「光と影、水と油って感じだな・・。」
「それを証明するエピソードがありますよ!」
「なんだ、アッサク。」
「実は、『ときメモ』ファンの間で、ビートマニアで『ときメモ』の曲が登場するという憶測が、
随分前から飛びかっていたんです。けどそれは、ついぞ実現されなかったんです。」
「その噂なら、俺も聞いたことがあるな。
だが実際登場したのは、サラマンダやメタルギア、それにツインビー等の曲だったそうだ。」
「素人考えだと、『ときメモ』と『ビートマニア』、この2大メガヒットゲームが手を組めば、
怖いもの無しのスーパーヒットが期待出来そうなものですが・・・・何故ですかね?」
「それはつまり、軟弱な『ときメモ』ファンには、高度な反射神経を要するリズムゲームは攻略不能だし、
硬派なリズムゲーマーは、『ときメモ』を忌み嫌っている・・そういう図式ってことだっつーかな。
コナミもそこの所がわかってるから、ビーマニと『ときメモ』のタッグは実現しなかった・・そういう事だっつーか。」
「確かに、そう受け取れますね。」
「つまり、調査してくれた長崎支部には悪いが、俺達が調査に乗り出すまでもなく、
このコナミの企みは失敗に終ると思うんだっつーか。」
「・・・なるほどな。
今の話を聞いて、確信が持てたよ!」

「どういう事だ、チョンキバヤシ?」
「真実はそのまったく逆さ!
プレイヤー層がかぶって無い事こそがポイントなんだ!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」

「お前達、『ときメモ』ドラマシリーズはプレイした事があるか?」
「・・というと、虹色の青虫、彩のラブソング、旅立ちの詩からなる、三部作だな。」
「実際にプレイした事はないですが・・」
「あのシリーズでは、ミニゲームの比重が非常に高いんだ。
おまけのゲームというよりは、ストーリーを先に進める為の障害と言っても、過言では無いほどにな。」
「!?」
「つまり、『ときメモ』ファンは、嫌が上にもミニゲームのDDRやギターフリークスを
プレイするハメになるって事か。」
「ああ・・」
「だ、だがな、チョキバヤシよ。
そんな風に嫌々プレイしたところで、『ときメモ』ファンがその後、音ゲーを好きになって、
ガンガン金をつぎ込むようになるとは、到底思えないぜっつーか。」
「そ、そうですよ。たとえプレイしたとしても、それはあくまで一過性のモノに過ぎないじゃないですか。
それじゃあ、なんの意味も無いですよ!」

「ま、まさか・・洗脳か!?」

「なんだって、リサリサ!?」
「一度でも『ときメモ』のDDR及びギターフリークスをプレイした者は、以後音ゲー無しでは生きて行けない・・・
いわゆる”音ゲー依存症”に落ちいるような、そんな洗脳をしかけて来ると、そう言う事なのか!?」
「・・・その可能性も無いとは言えない。
だが、そんな複雑に考える必要は無いんだ・・!」
「え・・?」
「売るんだよ!
全ての『ときメモ』プレイヤーに一台ずつ、専用コントローラーを売る事こそが、コナミの狙いなんだ!」

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
「た、確かに、『ときメモ』ファン全員分・・
つまり、『ときメモ』2の累計出荷本数分の、音ゲー専用コントローラーが売れれば、
コナミの利益は莫大なものになる・・!」
「事実、昨年発売された、ギターフリークス専用コントローラーは余剰在庫がかさみ、
流通関係者の頭を痛めてるそうじゃないか。」
「た、たしかに、ゲームショップで叩き売りされてるのを見たことがある・・!」
「コントローラー一台当たりの純利益を2000円として考えて、
なおかつDDRコントローラとギターフリークスコントローラーで×2・・
『ときメモ』の出荷本数が約100万本だから・・・よ、40億円の利益!?」
「!!!」

「そして、もしそこに、さっきリサリサが言ったような”洗脳”が組みこまれたとしたら、
事態は更に恐ろしい方向へ、加速度的に進む!」
「・・・!?」
「俺には、DDRを初めとするリズムゲームブームの衰退・・
いや、終焉と言っても良いかもしれない−−が無関係とは思えないんだ。」
「どういう事だ!?」
「このままリズムゲームが廃れて行くのを、あのコナミが黙って見過ごすはずは無いんだよ。」
「確かに、それは・・」
「俺の不安がが的中すれば、今後大変な事が起こる・・・!
今ゲーセンを席捲しているリズムゲームコーナーは、『ときメモ』グッズに身を固めた、
オタクに占拠される事になるだろう・・・!
そして、大音響でゲーセンに響くのは、ノリの良いダンスミュージックから、
『勇気の神様』をはじめとする、『ときメモ』ヒロイン達の歌声へと変わってしまうんだ・・・!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」

「そんな事になれば、せっかく一般人にも親しみやすくなったゲーセンが、
またオタクの巣窟と化してしまうじゃないか・・!」
「そうだ。それこそがコナミの狙いなんだよ!
俺の予想では、今後コナミからは、オタク層や昔気質なゲーマー向けのゲームが続出されるだろう。
そして、コナミの策略に気づかぬ他メーカーは、今までのようにライト層に向けたゲームを出し、
大失敗する。」
「そうか!!そんな事になれば、このご時世・・・
大手ゲームメーカーだって、倒産の可能性は高い・・!」
「コナミは、ゲーセンの客層の操作・・・そんな遠大な計画を進めようとしているのか・・・・・!」
「自社の看板ゲーム『ときメモ』のファン層の『オタクさ』を利用し、
さらに『リズムゲーム』ブームの終焉さえをも逆に利用してしまおうと言う
大胆不敵さ・・!コナミ・・なんという恐ろしい組織なんだ・・!」

「『ときメモ』ファンのオタクを洗脳して、結果的にゲーセンの客層を操作する・・
それこそが”エンターブレイン・プロジェクト”の真相なのか・・・!」
「ああ。間違い無いだろう。あれは広告作成者がコナミの恐るべき陰謀を世に暴く為に、
必死の思いで打ったメッセージだったんだ・・・!」
「・・・・・・・!」
「・・・ここまで解っていながら、手をこまねいて見ている訳にはいかない・・。
戦おう!コナミの陰謀を阻止するんだ!」
「・・・おお!」
「これより、我々HMRは本件について、長崎支部と合同調査を開始する!!」

■おわり■
※この作品はフィクションです。