「最後かもしれないだろ?
 だから・・・全部話しておきたいんだ。」

HAMEX−MEN年越しOFFレポート(ウソ)

2001年12月末日。
俺は年越しHAMEX−MEN・OFF会(リサリサ宅で集まって鍋をつつきながら年越し計画)
に向かうべく、京急の駅に向かっていた。
その途中、ゲームショップ店頭で、あるゲームを発見した。

         …その時俺は、予想すらしなかった
            それが、あの、恐るべき事件の幕開けとなるなんて…!

そのゲームはキングオブファイターズEX〜ネオブラッド〜

随分前のファミ通で読んだ記事では、97〜99までのストーリーを補完する内容で、
ストーリーはKOFの小説を執筆した人が手がけるとの事。
ストーリー重視の格ゲー好きな(ジャスティス学園や、キカイオー等)
自分としては、ちょっと気になる存在だった。
写真で見る限り、画も綺麗そうだったし、GBAなら音声関係もきっと大丈夫だろう。
そうか、もう発売だったか。

丁度良い事に、4人でマリオカートをやろうと、ゲームボーイアドバンスも持参している。
完璧だ。
とりあえず購入を決意する俺。
ここで、せっかくの格ゲーなので、路連れを一人用意しようという考えがひらめく。
速攻でOFF参加者のYuuさんに電話。
彼は俺の知り合いの中でも、数少ないKOFプレイヤーである。
しかもGBAも持っているので、路連れにするには絶好の人物と言える。
「あ”〜、チョン吉ですけども〜」
「あ”〜、なんすか?」
「キンターズのGBAのヤツ売ってるんで、一緒に買って対戦しません?」
KOFかあ…
数十秒の熟考
「あー、すいませんがパスで。」
「ラジャ」

Yuuさんには断られたが、とりあえず電車の中で遊べそうなのと、
既に購入に向けてチューニングしてしまった自分の心を抑制できず、購入。

電車の中で早速プレイしようと思ったが、向かいに座ってる親子連れのガキが
GBで遊んでいたため、ヘタに興味をもたれては厄介、とプレイを断念する。
内容に想いを馳せながら約30分の道のりを過ごす。

わざわざ作家の名前まで出すのだから、よほど気合の入ったストーリーなんだろう。
むしろ格闘オマケ?そりゃちょっと困るなあ、ナッハッハ!
等と妄想の翼を羽ばたかせながら…。

今思えば…この時が一番幸せだった。

紅白をラジオで聞きつつ、タクシーで道に迷いながらも、
なんとかリサリサ宅にたどり付く。
Yuuさんは遅れて午前3時頃に合流との事で、リサリサ氏、メダパ氏、アーヴ氏の3人が揃っていた。
リサリサ&メダパが台所で鍋の用意をしている間、リサリサ部屋にてアヴさんとコタツに入ってボケーっと鍋を待つ。
そこで、カバンをおもむろに開き、KOFを取り出す俺。
アヴさんが
「ゲ、ゲェ!」
等と失敬な事を言っているが(HAMEX内ではKOF=クソゲー説が定着している為)
気にも止めずにソフトをセット。

軽く説明書に目を通すと、「方向キー=カラクターの移動の誤字を発見して、愉快な気分になる。

電源ON。
ショボ目のデモ画面&音楽。
特に音楽はかなりヘボヘボで、少し退いたが、なあに、前にやったスパロボAだって音はヘボかったじゃないか、
と気を取り直す。

「とりあえず大好きなリョウ=ナガサキ(出典:ゴッセージ先生著/龍虎の拳漫画)でやってみるよ!」と
リョウ、キョウ、テリー、ジョーを選択。
「順番選択でジョーが選べないんだが、これはどういう事なんだ…?」
と思ったら、どうやらジョー東(説明書ルビによるとジョーあずま)はストライカー専用キャラらしい。
つまり、操作不能。
ジョーあずまは別にどうでも良かったので、気を取り直してリョウでプレイ開始。
技の入力受け付けはどうだ!とばかりに、とりあえず虎煌拳を放つ。
虎煌拳は確かに放たれたが、リョウ=ナガサキは「ふっ!」と気合声を放つだけ。
こ、これは…!

同じGBAで、以前買った「ストリートファイター2Xリバイバル」がボイス関係で頑張っていた為油断していたが、
昔の移植モノに良く見られた、音声のカットである。
「迂闊っ…迂闊だった…!
 演出命のKOFから声を取ったら何が残るっ…否っ…何も残らんっ…!
 残骸っ…!」(言い過ぎ)
格ゲーとして重要な「動き」も極めて悪く、もとのアーケード版からして既にカクカクだったモーションだが
本作ではカクカク加減にさらなる研きがかかり、もはや何をやっているのだか、ワケがわからない状態。

あまりの出来に呆然としている間にリョウ=ナガサキが倒される。
2番手、草薙京。
気の抜けたボイスがHAMEX−MEXでも大人気なあの男だ。
とりあえず波動P。(技名知らん)
「もえろー」「もえろー」
声質が合わなかったのか、声優が本当にヘボだったのかは解らないが、
とにかく笑えるボイス!
(後にヘッドホンで聞いたところ、比較的マシに聞こえた為、GBAのスピーカーとの相性のせいだと思われます)
側で聞いていたアヴさんも爆笑。
この声で500円分はモト取った!
とアヴさんと笑いあい、波動Pを連打した俺だったが、
今思えば、残り5500円分は最後までとれなかった。

どうも、CPUは足払いに弱いんじゃ無いか、という決定的弱点を発見してからは、
負け知らずで勝ち進むオレチーム。
(勝利ポーズのリョウ=ナガサキは口開けてアホ丸出しな顔です。)
ボス戦はショボいイベントの後
(本当にどうでも良い会話デモ)
八神庵との対決。
3VS1なのを良い事に、余裕を見せてパワーゲージ溜めたりしながら、
3人目のテリーのパワーゲイザーで勝利。
パゥワァーッ … ファ!
(パワーウェイブの「パワー」と気合声の合成。ちなみに、パワーダンクも同じボイス。無いほうがマシ。
 ちなみに、これ聞いた時、まっ先にSFCのGガンダムの ハイパーッ…ゴッド…フィンガ〜を思い出した)
しかし、画面はいつものような不自然なホワイトアウトをせず、戦闘続行。
「なんだって!
 これはまさか…暴走…!血の暴走か!?」
等と一人、なんとしても、代金分は楽しまねば!と悲壮感すら漂わせながら無理矢理盛りあがる俺をよそに、
普通に戦闘続行。
乱入キャラは1回勝てばお終い(orパワーアップor真のボス登場)、
チーム格ゲー不文律を、見事に打ち破る画期的演出
結局バーンナックル連打で庵を破り、真打ち、ギース登場。
ここで、バーンナックルのボイスを聞いたリサリサさんが
バァーン・ナグゥ」とか言い出したので、「SFC版餓狼のCM?」と聞くと
「まさか解ってくれるとは!」と感動された。(テリーがリンゴ握り潰すやつ。)

で、特に苦戦することもなくギースに勝利。
どうしょうもないED会話〜スタッフロール。

「エディットチームはデモが汎用」というKOFの常識を思い出し、
日本チームで再トライ。
存在を忘れていた、千葉麗子が声を当てたという新キャラを使ってみるが
あまりのヘタレ声に急速にやる気を失う。

余談だが、札幌に住んでいた頃、ネオジオのイベントに友人と連れ立って行ったのだが、
ゲストにチバレイが来て、イベント第1部でSNKの人に
「(サムスピアニメの)私ぃ、ナコルルの声やりたいです〜
と抜かし
「やかましい、このプテラレンジャー・メイが!」
とばかりに、会場の失笑を買っていたが、
第2部冒頭で
「さっき決まったんですけど〜、ナコルルの声、アタシがやらせてもらえる事になりました〜」
電撃発表し、会場の無垢なナコルルファンをガッカリさせていた事を強烈に思い出した。
(問題のアニメは、チバレイがどうこう以前の問題だったので別にOK)

他のキャラが平均2つ程度しかセリフが無い状況で、チバレイキャラだけ喋りまくるワケも当然無く
基本的に やー だの えい だのしか喋らないのだが、
(他にも喋るが全然聞き取れない
それだけでも無気力感、脱力感がイヤというほど楽しめますよ
つーか、これだけしか喋らないのに、お前と言うチバレイは
ファミ通(だったか、自信無し)のインタビューで
久々にゲームの声のお仕事が出来て楽しかったで〜す
とか抜かしたのか!
(本当は沢山撮ったけどカットされたというオチかもしれないが)

で結局ラスボスまで行くが、さっきとほとんど変わらぬ展開。
ED絵も無し。
ギースのセリフも一字一句違わず

というか、なんとか先生にお願いしたというシナリオは、一体何処へ?

エピローグ

深夜2時。
Yuuさんより電話。
「つーか、電車横浜までしか走ってないんですけど。」
…遡る事一週間。
チャットにて。
avu「つーか、電車は24時間フルドライブだっつーか!正月だっつーか!」
Yuu「電車走って無くて、深夜の品川駅で立ち往生なんてゴメンですよ」
avu「つーかつーか!大丈夫だっつーーーかーーーー!
(誇張表現を交えてお送りしています)
………
……

結局、Yuuさんの危惧そのままに、品川駅で立ち往生となったわけだが、
ブルジョワパワーで電車で磯子まで行き、そこからタクシーで上大岡作戦に切り替え、無事合流を果たす。
到着したYuuさんにKOFを見せて、クソゲーだけど、やってみる?と聞くと
あー、買っっちゃったんですか?
 実は電話もらった時、知りあいと一緒で、その知人がサンプルロムでプレイしてて、
 あれはヤバイから止めとけって言われてー



知らなかったの…オレだけか…?
知らなかったの、オレだけかよ!
オレだけか!なんで隠してたんだ!

■おわり■




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