−当日の朝−
ある理由により2時間しか寝ていない俺は眠さ爆発。
(実はある人物から送られてきた動画ファイルを落としていたら朝になっていたのだ。
この時点ですでにハメられている)
もう最悪の状態である。
「着いたら寝れる・・・ついたらねれる・・・ツイタラネレル・・・ツイタラネレル・・・」
遠くなる意識。
4時間という長い時間、車を運転しなければならなかった俺は
そのことばかり考えていた。
(相棒は免許取消中だし・・・)
目的地に近づくにつれて天気が悪くなる。
普段の俺なら「釣りが出来なくてハメられたな」と思うところだが、今回は違った。
理由はこうである。
雨→外に出れない→釣り中止→眠れる。
とにかく俺は眠りたかった。
なぜか事故もなく旅館に着き、すぐに寝袋を広げ熟睡OK状態。
ベニーが「晴れたら釣りに行こうよ」と騒ぐので、しかたなく了解する。
「晴れたらね・・・晴れたら・・・」
微睡みながら俺は考えていた。
「俺はハメックスメンだからな、どうせ晴れるんだろうな、何時間寝れるかな・・・」
熟睡中の俺。
・・・
しばらくお待ち下さい。
・・・
その時・・・。
「ウィーーー晴れたよ!!」
ベニーが奇声を上げながら俺を起こす。
外を見ると、眩しいくらいに太陽が輝いている。
こうなる事は予測していたが・・・早い、早すぎるよ、ハメだよ。
40分間の幸せのあと、現実に引き戻された俺に、ベニーが追い打ちをかけた。
「釣り、行かねーーのかよ!!」
ハメックスメンとしての宿命を呪いながら俺は起きあがる。
そして二人は釣りに出発した。
このあと普通に釣りをして、普通に一匹釣ったところで突然の雨。
いじけて旅館に戻った俺達は、さらなるハメが待ちかまえている事も知らず
明日に希望を託し眠るのであった。
後編に続くでおくれよ!