MAVIC
Mektronic



総評
 僅か15qにおける通勤タイムを短縮させる為の努力が行き着いた結果。MTBではなくロードレーサー、"von Richthofen"に手を出したまではよいが、すぐに重大な難問にぶつかってしまったのである。
 それは、あまりにもダッシュ・アンド・ゴーに特化していった今までのMTB達と違い、変速が一気に出来ない点と、その変速をする際にハンドルバーから手を離さねばならない為、車の間をすり抜けていく私には、直進性において多大なる疑問が巻き起こり、その結果導入されたのが、このワイヤレス式変速機のメカトロニックである。

 その使用感であるが、大変優秀と言わざるを得ない。変速も非常にスムーズで、私が絶対条件としていた一気変速にも、さすがにグリップシフトには及ばないものの、かなり良好な成績を収めている。そしてもっとも秀でているのがブレーキレバーの形状である。一部の形式を除いてレースで使用できないのも納得といえる形状である。これは実際に握ってみないと伝えにくいが、とにかく楽に握れて、そしてその位置に変速スイッチが配置されているのである。まさにかゆいところにも手が届くというスイッチの設置場所である。下の画像、右側が右ブレーキレバーの画像であるが、黄色いところが変速スイッチである。他にもメーター部分にも設置されている。

 



 ただし、弱点が無いというわけではない。特にその使用感に直結してしまっているのが左側ブレーキレバーの作りである。画像で見るとちょっと見にくいですが、左レバーの内側にフロントディレーラー用のレバーが付いているのですが(フロントは従来通りのワイヤー方式)、これのせいで左側の握りにちょっと違和感を感じる場合もあるのである。 
 他の使用感に直結しないものではメーターの表示自体はシンプルであるが、実際に表示できるデータに対して、同時に表示できる情報が少なすぎる為、そこに不便を感じるところと、


速度とリアスプロケット段数を表示している状態

リアディレーラーが無線式という為もあるが、巨大すぎる為転倒した際にはほぼ間違いなく破損する可能性があるという点とメーター、センサーの取り付け方法がブラスチック製の結線バンドを使っている為、動きやすいという点である。

 

 全体としては非常によい出来で、是非とも使われる事をお勧めしたい逸品ではあるが、前述の通りレースでの使用に際して制限がある。あまりにも高い価格等から積極的に勧められないのが残念な品である。


 ・・・と思っていた所、不具合多発。まず、私のものだけかもしれないが、動作不具合が多いということ。しかも質が悪いことに、調子が悪くなるのがサイクルコンピューター部分だけの上、見た目にはしっかり動作しているように見えてまう点である。そのため幾度と無く、コンピューターではなく、センサーやディレーラーがおかしいと勘違いしてしまったものである。
 更に最大最強の弱点としては、メカトロニックの設計上最大の弱点といっていいと思うほどの欠陥であるが、他のワイヤレスメーターとの併用が出来ないという点である。前述の通り、メカトロニックのコンピューター(メーター)は、私にとっては不満に感じるレベルであった為、トピークのパノラマワイヤレスと併用して使おうとしたのだが、メカトロニックから発信される電波がパノラマの電波を妨害し、パノラマが使えなくなってしまったのである。もちろんというべきであろうか、その逆の事象は確認できなかった。どうやらメカトロニックが豪快この上ない出力で電波を発信しているのが原因のようである。さすがはフランス人が作ったものである・・・。
 ちなみにではあるが、上記の症状はパノラマを有線式のものに交換した所、治まった。



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