パキスタン  インダス川の源流を行く     2000, 4月15日制作
 
  あこがれのカラコルムヒマラヤ

  それはエベレストのある

  ネパールの西ヒマラヤに対し

  東に位置する

  流れのその奥は

  夢にまで見たカラコルム

  魔の山 ナンガパルバトも

  近くにある

  パキスタンからヒマラヤを越し

  遙か中国へ壮大なカラコルムハイウエイ

  でもここはインダスの流れから

  切り立ちへばりつくような道

  ガンジスの源流でも あわや!の思いをした

  なぜか懲りずに

  似たような道をたどる俺 
 
  遙か 高みにある道から

  インダスは小川のよう

  川にかかる橋はマッチ棒のよう

  広いところは

  100m近い幅の流れ

  それに比べて

  人の手で開いた道の

  なんと か細いことか
 
  荒々しい流れ

  インダスに

  心細げな つり橋

  それでも 地元の人には

  生命の橋

  
 
  更にきびしく

  わづか一本のロープで

  結ばれる いのち橋

  俺はなぜか この荒涼とした

  自然に惹かれる

  何もない 原始の世界を

  数日かけて 土ぼこりの中 走る走る


 













   それでも荒れ果てた

  河原に 一本の野バラ

  ほっとして気持ちもなごむ

  なぜきびしい旅に

  惹かれるのか自分でも分からない 
 
  たどり着いた秘境フンザ

  五月なら あんず 桃など

  花の桃源郷



















  しかし六月の今は

  その花もない

  ただ美しいただずまいを 見せるヒマラヤが

 
  しかし登るにつれ 恥じらうかのように

  雲のベールに 身を隠すヒマラヤ

  恋いこがれる 思いで待つ数日

  しかし願いは通じず 雲の彼方に あこがれのヒマラヤ 

  雑草として生える ラベンダーに 想いを託し

  ガンダーラへと旅立つ
         
  さようなら! いつの日か カラコルムヒマラヤの 優しく迎えて くれる日を 万感の思いでさようなら! 
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