わくわくどきどきタイ旅行記 Return
私がタイに行ったのは去年(1998年)の冬。
日本はとても寒かったのだが、タイ空港に到着し、飛行機を降りた途端、上に着ていた長袖が、邪魔な荷物になってしまった。
空港の出口に怪しげなタイ人2人組みが「ヒカルさんですね?」と、慣れた日本語で話し掛けてきて、片方の人が私たちの荷物を
持っていってしまう。
早くも大ピンチ!しまった、日本人は狙われると地球の歩き方に載ってたな...かと思ったら、
現地のツアーのスタッフだったので一安心。余りにも唐突だったのであせったぞ!
とにかく用意されていた車に乗り込む。
これがまたやたらと飛ばす!この車、時速何キロ出てるんだ?
後で知ったのだが、タイは交通事故が多いので自転車を使わないらしい。どうりでバイクが多いと思った訳だ。
で、ホテルに着く。繁華街のすぐそばだ。あれ?あれはセブンイレブンじゃないか?
何か少し安心(情けない)。早速行ってみる。おお!漫画が40円!
思わず「みどりのマキバオー 10巻」購入。あとメントスも。
紫色の妙な肉マン?も売っていたのだが、そこまでは勇気が無かったので買わず。
適当に買い物をした後、疲れたので寝る。
午前中、自由行動なので、バンコク市内を地図だけを頼りに歩く。何となくほこりっぽい。
三輪バイク「トゥクトゥク」がすげー速さで走っている。かなり恐い。
OLのバイク2人乗りは常識。スーツ姿のお姉様達が、すごい速さで飛ばしている。
道路を渡るのは命懸けだ。渡ろうとしているタイ人を近くに見つけ急いで渡る。あぁ、ありがとう、スーさん(仮名)。
買い物してみる。連れが「タイシルクが買いたい」とのことなので、地図で調べ行ってみる。
あったぞ。「日本人歓迎」と日本語で書いてある。でも店の中は真っ暗で、ドアには鍵が。休みかな?ノックしてみる。
店員が出てきた。電気、冷房のスイッチをつける。
これまた後で分かったのだが、タイの人たちは、お店にお客がいない時はとにかくサボる。
高級な店でもだ。お客が来た時だけ働けば良いといった感じだ。
でもお客が来たら対応はすばやい。確かに。その方が効率が良いかも。
あと目立つのが国王の肖像画の描かれた看板。
あちらこちらに飾ってある。タイは王国なので、王家は尊敬されている。
だから、たとえ観光客だろうと、王家を侮辱する行為に対しては厳しい罰が加えられるそうだ。
今日はバスツアーの遺跡巡りに参加。バスにでかいパンダのマーク。これまた「怪しい...。」
でも乗っているのは皆日本人。パンダバスは日本でも有名なタイの観光会社だったのだ。また少し安心。遺跡を巡る。
途中、土産売り場で、日本の千円札を掲げたタイ人が
私たちに向かって「アサハラショーコー!」と叫んでた。やばいよ。見て見ぬふり。
ムエタイのTシャツ(300円)と象の形のキーホルダー10個セット(150円)を購入。
あと印象的だったのは野良犬&野良猫の多さ。
しかもみな、やる気がなさそう。死んでるのか?と思うくらい動かない。
象牧場に寄る。生まれて初めて象に乗る。でかい。バナナが好きなのも本当のようだ。
10分くらい乗る。これはかなり貴重な体験!
帰りは豪華客船でバイキング。チャオプラヤ川を行く。
やはり日本人の仲間意識というのは強いらしく、ツアー客の皆さんとは老若男女問わず、仲良くなりました。
その時、必ず聞かれるのが「新婚旅行ですか?」確かに見えなくもないな。
テーブルでくつろいでいると、ウエイターに「コーヒーorティー」と聞かれたので、
「No Thank you.」と答えつつ、顔を上げると、こ、これがウワサの??なんとウエイターはオカマ(系)だったのだ!
タイにはオカマが多いとのうわさだが、こんな所で見るとは!
ウインクされちゃいました。でも、タイのオカマはあまり違和感がない。ケバくないし、かなり奇麗め。うむ...。
で次に連れて行かれたのは超高級宝石店。タイ人は入れないそうだ。
店員がしつこく勧めて来るのを振り切る。日本は現在不景気です。
ホテルに戻り、寝る前にTVをつけてみる。ドラマがやってるようだ。
言葉は分からないが、状況や表情から何となく内容は把握できそう。
勝手に翻訳して満足する。これがかなり、というか無茶苦茶面白い!
タイのトレンディドラマは一押しです!必見!絶対見ろ!絶対だ!
あと、お笑いっぽい番組と歌番組を交互に見る。これまた面白い!
タイのテレビ番組は一押しです!必見!絶対見ろ!絶対だ!
というのも、タイの文化や人柄、エンターテイメントがこのTVの中で凝縮されているのです。
「えー旅行行ってまでTV?信じらんない!」
いや、いろいろな角度から、この国を見てみようと、試みている訳でして。
旅行のコンセプトにもよるのだが、その国の文化が知りたいのならば、繁華街とTVを見るのが一番だと思う。
1秒単位で未知の体験が出来る事間違い無し。
ホテルの食事はほとんどバイキング。日本人、西洋人がほとんどなので、その人たちの舌に会うような味付けがしてある。
パクチーは苦手だが、満足。
ただ!タイの料理は味が濃い!というのも甘いものは超甘い!甘党の私にとっても甘すぎる。
そして当然辛いものは超辛い!
ここで発見したのはタイの料理は「甘い」「辛い」「酸っぱい」の3種に分けられるようだ。
「しょっぱい」とかはあまり無い。
連れの彼女はお口に合わなかったようだ。腹をこわす。
ホテルの浴槽にお湯を入れる。蛇口をひねると茶色い水が。
あれ?しばらく出しっぱなしにする。変化無し。壊れてるのかな?
でもこのホテル星4つだぞ。どうやら飲料用でないタイの水は
少し色が濁っているようだ。チャオプラヤ川も茶色かった訳だ。
なんだか納得して入る。ちなみに飲料水は全てミネラルウォーター。
タイの水道水は飲んではいけないようだ。
またタイTVドラマを見つつ寝る。
今日は寺院めぐり。すごい人込みだ。早くも迷子になるがガイドに救出される。おぉ、恐かった。
この時期は日本からの観光客は少ないらしく、ツアー客は何と私たち2人だけ。
ほとんど専属ガイドなのでラッキー。日本人らしく写真撮りまくり。
ツアー後、お世話になったガイドのトムさんに礼を言う。任務を終えた彼はさっさと立ち去ってしまった。
少々不安になったが、そのまま空港へ。惜しみながらバンコクを発つ。
空港の売店で、タイのTVガイドを買う。当然読めない。
空港内をぷらぷらしていると、ゲーム筐体を発見!なんとにせストII!やらん訳にはイカンでしょう。当然の如くやる。
レバーがイカレてて波動拳すら出ず、3回戦で敗退。
早朝プーケットに到着。降りた瞬間、南国の甘い香り。これ本当に。
送迎の車に乗り込む。相変わらずものすごいスピードだが、もう慣れた。
ホテルに着く。なんか豪華そう。丁度クリスマス前なので、サンタクロースの人形が飾ってある。
南国タイにサンタ。違和感を憶える。とりあえず、写真に撮る。
エレベータ横には「ドリアン禁止」。
どうやらドリアンの持ち込みは禁止されているようだ。残念。また写真に収める。
夕飯はタイ料理のフルコース。オープンテラスで夜の海を眺めながら。
といっても真っ暗でほとんど何も見えません。足元には猫がうろうろ。
料理は日本人が担当しているが、相変わらずスパイス効き過ぎ。
連れの彼女が再び腹を壊す。私が頑張って、二人分食べる。
腹を壊さなかった所を見ると、どうやら我ながら結構胃は丈夫らしい。
購入したTVガイドを見つつタイドラマを見る。今日は嫁姑もののようだ。
風呂の湯は相変わらず茶色い。慣れたけど。疲れたので寝る。
プーケットといえば海!でも今日は曇りとの事なので、海は明日にまわしてタウンに出掛ける。
午前中は涼しくて過ごしやすかったのだが、暑くなってきた。タイすきの店に入る。
タイでは珍しく薄味で何か新鮮。彼女は喜んでいるようだ。
彼女が土産屋で象の模様の入ったかばんを気に入る。交渉の上、半額以下まで下げ購入。
タイの土産屋では、たいてい交渉で半額以下まで下げてくれる。値段はあって無いようなものだ。
隣同士にある店でも値段が倍以上違うとかは日常茶飯事なので注意が必要。
で、暑さに限界が来たので三輪タクシーを拾って帰る。
運転手に「ムエタイ見てく?」と言われたが、疲れていたのと怪しげだったので断り、直帰。
しばし休んだ後、夕食を食べに。迷った挙げ句中華にする。
メニューが英語、タイ語、中国語だったので読めない。適当にうまそうなのを選んで頼む。なかなか美味しい。
夜、繁華街に出る。西洋人がほとんどだ。中には現地の若い女性にお金を渡している人もいる。
少し恐い雰囲気。何事も無く無事帰れる。
タイにもゲームセンターがあるようだ。妙に足の長いソニックの看板を見つけ入る。
ゲームのほとんどが日本製で、しかも1プレイが高いのでほとんど誰も遊んでいないようだ。
で、やっぱりあったのがプリクラ。値段も大体同じくらいなのだが、操作説明が全て日本語なので、
コンパニオンのお姉さんが必ず横についていて、操作は全てそのお姉さんがしてくれるようだ。これにはオドロキ。
そしてもっと驚いたのが、なんと体重計も有料で置いてあるではないか。
1バーツ(約3.6円)入れると体重を量ってもらえるのだが、日本ではこんなの見た事なかったので何か新鮮。
しかも若い女の人が並んで計っていたので、「体重、皆に見られてえも平気なのか?」とか思った。
その時、気付いたのだが、タイには極端に太った人がいないようだ。辛いもの食べて汗を流しているからだろうか。
この日は買いたいものがたくさんあったのだがお金が足らず断念。今日は寝る。
朝っぱらからまたTVを見る。「タイ戦隊タイ5(仮名)」。
戦隊もののタイ版。子供向けの番組のようだ。いかにもタイ人ぽい、仏教系の服装をした若者が、爺さんと闘っている。
爺さんが杖を投げると馬に変身!CGちとヘボいけど、とてもイイ感じ。やたら爆発とかが派手。てんかん起こすぞ、絶対。
今日こそ海!と思っていたのだが、何と朝から雨。ショック。
それでも暖かいので海に行く。何か日本海みたいな天気だ。(訳分からん)
浜辺に寝椅子が遭ったので座ると、現地の人がやってきて
整えてくれる。「コップン・カー(ありがとう)」というと「No! 100バーツ。」どうやら場所代払えとのこと。
「Sorry.I have no money.」と断り、去る。
で、結局海にはほとんど入れず、メインイベントの一つが中止になりがっかり。
子供たちは元気に泳いでるんだけど、この天気は私たちにはちと寒い。
結局、旅の疲れもあったせいか、部屋でだらだらと過ごす。
夕飯は、最後くらいはと、近くにある高級イタリア料理屋に行く。
店長オススメの蟹サラダと、スパゲティを頼む。蟹サラダは文字の如く、ものすごい蟹の量だった。
2人で1つにすりゃよかったと後悔。サラダだけで結構満腹になってしまったが、
またまたさらに大盛りのスパゲッティが出て来る。彼女はギブアップ。
現地の人に残すのは失礼かと思い、日本男児の意地で二人分食べる。
美味しかったんだけど、すんごいつらかった。トゥクトゥクで帰る。
早朝出発。朝食が抜きだったので心配していたら、フロントで弁当につめて持ってきてくれた。
親切にしてもらい少し感動。プーケットを後にする。
途中、乗り換えのため、バンコク空港に寄る。最後のお土産を買って、飛行機に乗り込む。
眼下に遠ざかるタイ。旅行のたび思うのだが、あっという間だったなぁと思う。
いつの間にか、寝てしまう。起きたら九州上空辺りだった。
日本に帰ってきてまず思ったのは、寒い!もあるが、何て安全運転なんだ!とつくづく思った。