心の病は、とてもあいまいなものです。
カゼをひいたなら咳が出たりするので他人から見ても分かりますよね。
しかし心の病は本人はとても苦しくつらいのに、他の人はその症状を理解するのが難しいのです。
分かりやすく、手の怪我を例に取りたいと思います。
例えば、あなたがお料理をしている最中に包丁で指をざっくりと切ったとします。
刃物の傷は鋭く深く、血がたくさん出てきますよね。
また、切った指は痛いでしょう。
どの程度の痛みですか?
大して痛くないから我慢できますか?
それとも失神しちゃうほど痛くてたまらないでしょうか?
同じ切り傷でも、痛みに対する耐性は人によってちがうので、痛み方も人それぞれです。
我慢強い人、鈍感な人、それから過敏な人・・・
心の病も、切り傷と同じなのです。
心の病は、その人の気質と環境、ストレスなどによって発生します。
だから、同じストレスを与えても、平気な人と傷を感じる人といるわけです。
精神力が強い人は、ストレスをストレスとは感じないかもしれません。
また、心が敏感な人は、耐え切れなくて病気になってしまうかも知れません。
また、心に傷を負わせる要因はさまざまです。
家庭であったり、学校での友達関係、あるいは先生によってであったり、会社員の方なら職場での人間関係であったり・・・
外で受ける心への傷の痛み方は、人それぞれですが、その痛み方・感じ方は、その人の育った家庭環境の影響が大きいと私は考えます。
例えば、愛情たっぷりに(甘やかされて、という意味ではありません)育てられた人は、ストレスにはとてもつよいし、心に受ける傷もあまり感じないようです。
また、傷ついたときにフォローし、バックアップしてくれる家族もいるのでいざというとき、心強いでしょうし、その分、打たれ強いかもしれません。
しかし、育った家庭環境に何らかの問題があると、その人は大人になってからも何か生きづらさを感じ、そして心の傷の感受性も豊かになってしまうのです。
また、いざとなったときに助けてくれる家族もいないでしょう。
アダルトチルドレン(AC)とは、このように子供の頃に家庭で受けた心の傷を持ったまま成長していった大人たちのことを指します。
家庭で受けた傷・・・始めはアダルトチルドレンと言う言葉は、アルコール依存の親の子供たちを指していました。
しかし、親がアルコール依存でなくても、親によって受ける子供の心の傷は多々あります。
(詳しくは次の「アダルトチルドレンの項でお話しします)
厳密には、アダルトチルドレンは病気ではありません。
アダルトチルドレン(以下AC)を抱えた人が何らかの精神的疾患にかかることはあるでしょうが、ACとは病名ではないのです。
私はあるメールフレンドによってアダルトチルドレンの事を知り、また自分がそうであると最近自覚したことについて、ホームページという形でいろいろな人に知ってもらいたいと思いました。