「早春の賦 小林 多喜二」上演のお知らせ      ホーム

  と き:2003年6月9日(月)   6時30分〜
 場所:岡崎市民会館 ホール
 前売券:一般3500円 シルバー3000円

 

私にとっての小林多喜二と舞台
 制作委員八田満穂さん(岡崎出身)からのメッセージ

 私が小林多喜二を舞台の上に立ち上がらせようと思い立
 て、
45年近くなります。今回の津上・米倉・釘崎・八田
 制作委員会方式を含めると
3度の舞台作りに関わって、
 喜二との節目節目で企画し
上演してきたことになります。
  どうしてそこまで多喜二に執着するのか、私の中で、「戦
 前、権力によって虐殺された一人の青年がいた」というこ
 に、どうしてもこだわって
しまうのです。自分の信条に従っ
 て命がけで小説を書いた
多喜二、それだけなのに、その小説
 を毒のように嫌ったの
は天皇制権力で、貧しい人々は多喜二
 に拍手喝采を送った
のです。民衆はなぜこれほど貧しくなけ
 ればならないのか
を怒り、その悲しみを肌身で受け止めて訴
 えつづけた多喜
二。その彼が青春の真只中で、国家権力によ
 って虐殺されな
ければならなかった悔しさ。もし今に生きて
 いたら、どれ
ほど偉大な作家になっていたか知れない無念さ。
 それを今
に生きる私たちが多喜二に代わって訴えなければ、
 彼はど
うにも浮かばれないのではないか。そんな気持ちが私
 を今
日まで駆り立て続けてきたのです。
  そして2度とこんなことがあってはならない、それを日本人
 みんなに考えて欲しい。そのためにも、この芝居はやり続け
 るのだと今も自分に言い聞かせています。

南風洋子さん
   (
民芸)(母役)の思い

稽古場で日呂登さんの顔を見ていると
 涙が出そうになる。
ほこらしくて、
 いとしくて、せつなくて。何度も撫で
 たブロンズの多喜二のデスマスクと、
 日呂登さんの顔が一つになる。
 こんな息子がほしかった。