

たけちゃんのラジオ情報
ビートたけしのオールナイトニッポン
サザンの桑田 前編 〜 1983年8月頃の放送より
馬神
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たけし パチパチ拍手 「というわけでオールナイトもいろんなゲスト呼びましたけどビッグ初めてですね」
桑田 ずるっ 「ぶっ」
たけし 「オフコースの小田さんというのを呼びまして暗くなっちゃってすっかりわけわかんなくなっちゃったんだけど今日はいいでしょう。サザンオールスターズの桑田さん」
桑田 「どうも」拍手。
たけし「明るいね! いいね。でミュージシャンの人っていうのはやっぱりランクが上なんでしょうね。オイラが見ても。誰でもオレさ〜例えばここに堀ちえみが来てもあがっちゃうタイプなんだよね。小泉今日子でやっとかなあ。竹本孝之でやっとや〜と話ができるという感じでどうも昔から音楽の才能とかないから才能のある特にサザンなんか聞くとあがっちゃうんですよ」
桑田 「聞きます?」
たけし「聞きますよ〜」
桑田 「ホント! はあ〜」
たけし「ずいぶんカセット聞きましたよ。LPとかヌードマンとか空港で」
桑田 「そうですか! へえ〜。えっ空港で?」
たけし「空港で売ってんの。サザンオールスターズとか。夏をあきらめてさあ。あれはさあ、オレああいう曲歌いてえなあ〜と思ったらすぐあいつ、あの研ナオコが歌って……ヒットするというのは音楽というのはあれだね誰が歌っても当たるもんは当たるんだね」
桑田 「そうかねえ〜」
たけし「だって自分の歌いい歌じゃない誰が考えてもいい歌なんだけど研ナオコに歌わせるというのはやっぱりけっこうおもしろくないんじゃない?そうでもないの?」
桑田 「ん〜そうねえ。やっぱりこう一人歩きして研ナオコさんで一般的には聞いたとかね。サザンのLP入ってるんですかみたいなところがあるからねえ〜」
たけし「桑田さんの声やたら意識して歌っているじゃない。かすれ方とかさあ〜。ああいうのムッとしない?」
桑田 「ムッとしないけど」
たけし「金入りゃいいやとか!」
桑田 「ハハハ。そういう部分もありますけどね」
たけし「俺さあ〜。全然わからなくてさあ。サザンオールスターズの時しか知らないから勝手にシンドバッドででてきた時しか。その前は学生なんですか?」
桑田 「学生です」
たけし「青山学院?」
桑田 「はい」
たけし「学生バンド組んで中学ぐらいから?」
桑田 「いや大学に入ってからやったんですよね。1年の時初めて」
たけし「でもいい声ですよね。ブルースみたいな。なんていうんだろう黒人みたいな声でしょう。もんたみたいに喉傷めたことないの?」
桑田 「あります。あります」
たけし「やっぱああいう声だしたくて?」
桑田 「ああいう声というか、あのクラプトンとかレイチャールズとか好きだったのでねえ。わりとああいうのマネするわけですよ」
たけし「クラプトンいいねえ。レイラとかワンダフルトゥナイトとかクラプトン初めて聞いた時白人のああいうギターの奴とは知らなかったの。音楽聞くと黒人の人かなあと思ってたんだけど白人の人でも黒人を意識した声をだすんでしょうね」
桑田 「クラプトンはねえ。黒人に憧れて、あんないい男なのにさあ〜黒人になりたかったとかのコメント見るでしょう。そうするとワ〜コンプレックスの固まりみたいでさみしそうでいいなあとかさあ。このさみしさを逆にパワーにするとこういう音楽になるんだ。俺なんかちょうど大学入った頃に失恋したりして自分でこの変が俺の魅力だと思っているのが女の子にはわからないとかね。この失恋のやり場をどこにもっていこうかと。音楽とかブルースだとか見るとこれしかないとかっこつけようみたいな」
たけし「女はわからないね! 女は負けた男の悲しさというのは絶対わからないもんだね」
桑田 「そうかねえ〜。やっぱりねえ〜」
たけし「わからないねえ。女がいるでしょ。一人いい男いるじゃない。で、ぶさいくな俺、例えばいい男と俺がいて女がいるでしょ。やっぱりコンプレックスあるからいい男に勝てないのわかっているけどそのいい女は当然このいい男をとるだろうとわかりきっててそばに行ってあらためて確認させられるってあるじゃない。その悲しさというのはすごくあるんだけど、でも自分をなぐさめることはさあ〜。いいんだ俺はこういう悲しい気持ちはいいんだぜとそこに逃げ込んで音楽作るといい歌になるとかさあ〜」
桑田 「ちょうどその立場あったわけ。いい男いてさあ〜。皆、俺よりこっちの方がかっこいいと言う訳。でも俺は当然こっちのがかっこいいと思わないのね! 俺のが良いんだ絶対。というテレパシー送るわけ。でも通じなかったというか……」
たけし「通じないよねえ〜(笑)」
桑田 「無理してその男と仲良くしちゃうみたいな。俺は全然気にしてないよ〜みたいな」
たけし「仲良くしといてお余りもらおうという根性だからねえ〜」
桑田 「ハハハハ」
たけし「いい男がいてさあ。そいつと友達だと向こうも女二人でこっちも二人で2対2になったら向こうのいい女はいい男にとられてももう片方にいるじゃない女が。それをくれると思ったらそれはありえないのね!」
桑田 「ありえない(笑)」
たけし「片方のブスの方もいい男好きなのね。あれはずうずうしいんだけど逆にいえばブスな方ほどいい男が好きなのね! だからあの女はよ〜。片方いい女で女どおしでもわかっているからブスの方は俺んとこ来るぜというのは大きな間違い。二人ともいっちゃうんだよね。二人ともやられちゃったりしてさあ〜なぐさめたりするのは俺なんだよね。そういう時文句言ってくるの俺なの。あの人に言っといてよとか。あの変がわからないねえ」
桑田 「ハハハ。はあ」
たけし「いい男というのは元々あるんだねえ。いい男で通してきた郷ひろみみたいな奴はやっぱり弱者の味はないね」
桑田「俺なんかにもわからないもんね。郷ひろみとかさあ強者のあれ」
たけし「音楽やってるからいいとこもあるね。音楽というのは今のレベルからいうと強者なんだよね。お笑いのスーパースター関係ないからね」
桑田 「ちがうちがう。プレイボーイのインタビューでさあ。俺も同じようなこと感じてたわけ。例えばいろものとか漫才だから認めないのがあって物書いてるとか純文学とかだと認められるとか。だからそうだよなあ〜と共感しちゃったけどねえ〜」
たけし「でも音楽のがまだ好かれるよねえ」
桑田 「そうかねえ〜」
たけし「ミュージシャンというのは才能が全面的に押し出されたもんだと感じがするけどお笑いの奴は才能もくそもないというか。ハハハたけしだとか。この野郎引っ叩いてやろうか! そういうわけにいかないんだよね」
桑田 「ミュージシャン自身がそういうの勘違いしちゃうとね! すごいんだ。ミュージシャンだみたいな」
たけし「昨日ね。ジョニー大倉とね、飲んでてね。ミュージシャンが集まる店があってね。どうしてミュージシャンは酒癖が悪いのかねえ? わからないねえ」
桑田 「あ〜そうかなあ」
たけし「男と女に関しては結構出てきた時はやっぱり来たでしょ? ワイワイ」
桑田「デビューした時?」
たけし「うん」
桑田 「いや。来ないっすよウチの場合は」
たけし「ちょっとコミックの線があったからかなあ〜」
桑田 「いや。それが不思議なの。例えばコミックバンドみたいに見られたりしててもなんか例えば西城秀樹さんとかとレッツゴーヤング出たりすると俺なんかにもすごい黄色い歓声キャーというのがくるのね。びっくりしちゃったもんねえ」
たけし「あれは段取りなんだよね。その場に出てきたら全部友達なんですよ。ステージに一緒にあがった時点でサザンと西城秀樹は友達なんですよ〜」
桑田 「ああそうか、あるねえ〜。ハワイの空港で日本人の学生とか多くて帰る時、松田聖子さんも来てるんですよねえ。会いました? とか」
たけし「友達だと思っている」
桑田 「思っているみたいね」
たけし「画面に写った時点で一からげの音楽家なんですよ」
桑田 「たけしさんなんかもっとあるでしょ?」
たけし「俺の場合は違うのね」その画面に写ってもいろものなのね。はい。おつまってかさあ〜」
桑田 「そうかねえ」
たけし「つまがでかくなると逆にやられちゃうからつまがつまの対策を練ろうかとするとつまだけのメインでさあ。つまだけのところにいないとダメだね。音楽をだしたりヒット曲を歌って歌い手になりたいなあと思ったこともあるんだけどやっぱりぼんちのぼんちシートみたいなもんでいくら当たっても関係ないみたいね」
桑田 「たけしさんが歌っている所見たことあるけどTVでねえ〜」
たけし「かっこ悪くて……」
桑田 「照れちゃだめだと思うな。でも」
たけし「照れたくないと思うんだけどどうしても弱いんですよね。自分に汚いと思うね」
桑田 「照れるのもかわいいけどさあ〜あれ突っ張ってさあ〜ジョーコッカーみたいに歌って欲しい」
たけし「最近は照れるのは逃げだなという感じがしてきたね。ヘタなのはわかっているけどそのヘタさを隠すのに照れて歌っているというのは逃げ場を持って歌うのはよくない。これからは照れないで歌おうかなあ〜」
桑田 「ヘタというなら俺だってヘタだもん」
たけし「いや、うまいですよ〜。CMですか早いねえ。ここで一曲ボディースペシャルU」
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