たけしの遺伝子
たけしRADIO
たけちゃんのラジオ情報

 テリーとうえちゃんのってけラジオ
 北野武監督ゲスト 2回目 〜 2001年2月19日の放送より
佐藤公哉(相談役)


うえやなぎまさひこ(以下うえちゃん):さて、ニッポン放送アナウンサーうえやなぎまさひこ、そしてテリー伊藤さん、男ふたりでお送りしております、『テリーとうえちゃん・のってけラジオ』。

テリー伊藤(以下テリー):やってますよ。

うえちゃん:『BROTHER』大ヒットおめでとうございます!ということで。

テリー:バンザーイ!良かったですよねたけしさん。

うえちゃん:北野武監督です!

北野武(以下北野):もう大変だよ、映画館パニクっちゃって。死人が出るかって。

テリー:抗菌まな板が。

北野:あぁ、抗菌まな板も何も、映画館の前でデモ隊が出て。早く見せろ、って。見せろ見せろってすごいんだ。

うえちゃん:米よこせとかいろんなこと言って周りで囲んでたっていう。

北野:額縁ショー扱いだから。

テリー:あとでね、次回作の話なんかもちょっとね。武さん考えてるでしょ?

うえちゃん:撮りながら次の次まで考えちゃう。あー、もう考えてらっしゃる?

北野:もうね、『BROTHER2』!

テリー:うはははは、『帰って来たBROTHER』!?

北野:『帰って来たBROTHER』『これが本物のBROTHER』『峠のBROTHER』『本舗BROTHER』!

テリー:あの時にね、最後また生き返っちゃったりね。

うえちゃん:『BROTHER故郷へ帰る』とか、いろんなパターンが。

北野:実は生きてたという。

テリー:でもさ、武さんがさ、続編みたいなのをやると面白いよな。

うえちゃん:絶対撮らないですよね、武さん。

北野:撮らないよ、すぐ死んじゃうんだもの。あっ、死んじゃうんだよな。

テリー:寅さんみたいにね、ずーっとやってると。

うえちゃん:『菊次郎の夏』なんか絶対、撮ろうと思ったら撮れるでしょうけど、続編はお撮りになんないですよね。

北野:あれ面倒臭くて。ガキが言うこと聞かねえしなァ。助監督があやしたりなんかして、下駄で殴ってやろうかこのガキゃ、と思ったけどねえ。

テリー:武さん、全然話違うけど、今年の初めにやった、ダンカンが主演やった『菊次郎と〜』。

北野:あ、『〜さき』?またダンカン、どうにかなんねェかあいつ。

テリー:見ました!?僕はあれ見ててねえ、思ったんですけど、あれやっぱ武さんがやらなきゃマズイんじゃないかな、と思って。

北野:あれはテレ朝が喜んでるだけで、ある程度視聴率取ったって。

テリー:視聴率良かったんですよね。

北野:良かったけど、だけど俺嫌だよ、あんなの。

テリー:どうでした、自分で見てて。

北野:こんなになったよ。

テリー:恥ずかしいですよね。

北野:ウチの兄貴たちみんな怒ってたよ、ふざけんなって、ウチはそんなにヒドかないって。

テリー:あはははは!いやいや、あれ見ててさ、またダンカンの着てる洋服が趣味悪いんだよ。これは武さん怒んじゃないか、見てて、とか。

北野:だから、飽くまでもフィクションだって言ったから。

うえちゃん:口酸っぱくなるまで言ってましたよね、これは事実じゃないって。

北野:しょうがないもの。事実だなんて言ったら大変なことになる。

うえちゃん:事実じゃないって言わないと俺は怒られるんだ、家族に、って言ってましたけどね。

テリー:そりゃそうだ。

北野:嫌んなっちゃう。

テリー:実はですね、武さんに質問がもうたくさん来てるんで、お願いします。あっ、また下らないのが来ましたね、いきなり。練馬区にお住まいのxxさん、21歳の学生さん。「武さんはね、映画好きなんですが、レンタル・ヴィデオでアダルト・ヴィデオなんか借りたりするんですか?」

うえちゃん:また下らない。

北野:失礼なこと言うな、ちゃんとウチには浅草キッドというね、見事なアシスタントがいて、大体一本のテープに20本分のダイジェスト版を入れて、月に一回は送って来るわけだよ。

テリー:そりゃそうだ、いくら何だって武さんが借りるわけじゃないですよね。

北野:あんまりダイジェストがあると、どこでどうしようかって悩むじゃない?

テリー:あはははは!

北野:こないだ下痢しちゃったことあるんだもの。ずーっと見てて、早回しして戻したら、腹痛くなっちゃって。

うえちゃん:腹冷えちゃって。

北野:お尻から出してどうすんだ、って。

うえちゃん:結構パソコンなんかでも、エッチなサイトを見てるの見てないの、って――。

北野:俺パソコン買ったのよ、あの、イヤらしいの見たくて。インターネットとか。俺初め「インターネット買って来い」って言ったらゲラゲラ笑われて。

テリー:インターネットを買って来い!?

北野:買ったのよ。それで、マウスってあんじゃん。あれ、口のマウスだと思って。

テリー:最初判んないですよね。

北野:「写真お願いします」とか言って。「あれは、マウスってねずみですよ」ってシッポが生えてて、それでこうやって行ったら、モザイクが、ビヨーンってVAIOっていう字が、モザイクがさ「来たなっ」と思ったら、そしたらもうVAIOで、あと、やっと変な写真出たの。で、手があんでしょ。手の形で揉んだりして。違う違う、そこクリックするんです、って。手が出て来て、撫でられんのかと思って。

テリー:面白すぎるじゃないですか。

北野:ダメだよ。そしたら、変なチカチカ光ってるところがあって、「今ここをクリック」とか言って、すごい写真とか出て来たら、ロシアの方へ飛ばされて、事務所で「何か見ませんでした?(電話代の請求が)12万来てるんですけど」って。

テリー:今それ問題になってるんですよね。

うえちゃん:問題になってるんですよ。

北野:ビコビコビコビコ光って、膨らんだり引っ込んだりするから、ピンって押したら、とんでもねえ金取られるんだよ。

うえちゃん:あなたが18歳未満だったらやめてくれとかね、以上だったらENTER、って。

テリー:この前も番組に来てたよね。浜崎あゆみのサイトだと思ったら。

うえちゃん:浜崎あゆみからメールが来たと思って開いた途端にものすごい莫大な料金が取られちゃって。誰よりも早く引っかかってどうするんだっていう。

テリー:大田区にお住まいのxxさん、34歳の主婦の方からいただいています。「武さん、あと一年の命だとしたら何をして暮らしますか?」ってことでね。

北野:そういう失礼なことを、何だ、あと一年の命って。俺は今まで通り暮らすね。

テリー:あっ、なるほど。

北野:もう、びた一文まかんないね。家帰って覚醒剤、外行って強姦。

テリー:うはははは。いいひとになっちゃったりするんじゃないですか、急に。

北野:そうだよ。結構アレじゃねえか、信仰宗教作ったりなんかして。うまいこと生き延びたらこっちのもんだもん。あとは足の裏どころじゃないよ。玉の、シワが多い、だって(苦笑)。

うえちゃん:見られる方も見る方も大変、っていう。

北野:それだけの勇気があれば病気も治るっていう。

うえちゃん:ひとにそんな、タマキン見せられるんだったら大丈夫だろうお前は、って。

テリー:松戸にお住まいのxxさん、47歳の会社員の方からいただいていますが、「私も16歳の娘がいるんですが、ほとんど会話をしておりません。武さん、どんなコミュニケーションをしたらいいんでしょうか?」。

北野:俺なんか、だって、息子が小学校六年になるまで家に帰ったことねえもん。俺、世田谷の家行ったら、子供が出て来て「あっ、たけしだ!」って言ったんだから。「お母さん、たけしがいるたけしがいる!」って。ふざけんな、お前の親だこの野郎、って。でも内緒にしてたから。

テリー:武さんの場合は、テレビで見てるからですよね。

北野:あとね、息子と娘には、メール。メールが毎日来て、毎日メール書いてる。「お父さんはこう思ってます」とか言っちゃってさ。しっかり頑張んなさいとか。

テリー:武さんも言ってるんですか?どんな話をするんですか?

北野:ああ、俺なんか、学校の問題とかね。学校行ってるんだけど、今グレーシー柔術に凝って、それやってみるかな、なんて。やればいいじゃないかって。

テリー:息子さんが。

北野:でも強くなったら困るよね。話せば判る、とか言って。お父さんに使っちゃいけないよ、とかさ。

テリー:あれですか、息子さんが、例えば将来、芸能界で役者になりたいとかね、まァお笑い芸人になりたいって話は?

北野:ないない。呆れけえってるから。文部省で、バカ野郎がいるじゃない?「どうして勉強しなきゃいけないんだ」って聞かれたら、お父さんどう答えるか、って。文部省というのは、ああいうバカなことをだね、考えちゃいけないよね。だから、「どうして勉強しなきゃいけないの?」って子供に聞かれたら、「じゃあ、お前は『勉強しなくていい』っていう理由を挙げなさい」。大したこと言えないんだから、だから勉強すんのに決まってるんだバカ野郎っていう、それとかね。そういう風に言わないと、子供の質問に対してそのまま答えようと努力するなんてのは、バカなことを言っちゃいけなくて。それはもっと下らないことを言えば、何故サッカーは足以外のものを使っちゃいけないんですか?っていうのと同じ質問なんだから。だから、それはゲームだろう、というね。だから、勉強するのは、これは社会生活で、人生じゃないかっていうね。はっきりね、ポンと言っちゃわなきゃダメだよ。

テリー:あのほら、この前成人式でね、何か大暴れしてるのいたじゃないですか。

北野:バカ野郎、うん。

テリー:あれはどうですか?

北野:あんなバカ野郎ない。あれ、一番下品なやつだぜ。ワルはワルなりにワルでもいいんだけど、あれはだって、絶対に何かされないっていう(前提の元に)おちゃらけしてるだけでね。お調子者なんだから。お調子者がああいうとこに行ってお調子的なことをやるのが一番良くない。だから、端から、あれやるんなら、来ないことだもの。そんなもんやってられるか、とか。それで、何だか変な和服着てるバカ野郎がいるだろ。

うえちゃん:金色の袴。

北野:あァ、何か林家三平さんの襲名披露みたいな格好して。

テリー:ははははは。

北野:バカじゃねえかこいつ、と思う。で、あんな格好してるということは、来たがってるわけじゃない。で、あの程度のものなら大丈夫だと思って。

テリー:確かにバリアがありますよね。安全っていうバリアがね。

北野:で、安全のバリアやって、大丈夫だ、っていう根性が気に入らないけどね。ワルはワルでいいけどね。自覚したワルね。

うえちゃん:この間『コマネチ!2』で、お嬢様と対談されてましたよね。井子さんと。あれもなかなか、ちょっと照れ臭そうな感じで。

北野:照れ臭いよ。娘、オッパイでかいしケツもでかくなっちゃって、ガイジンにやられちゃったらどうしよう、と思って。

テリー&うえちゃん:(笑)。

テリー:井子さんが外国人の方を連れて来て、「お父さん、彼氏です」ったら。

北野:黒人のジェームズか何か出て来ちゃって「Hi, papa」なんて言われたらどうしようかと思って。

テリー:結構認めちゃうんですか?

北野:認めちゃう。もうしょうがない、あげちゃう。どうぞ、って。しょうがないもん、だって。

テリー:そりゃそうですよね。

北野:もう娘が選んだんじゃしょうがない。まァしょうがないよ、諦めちゃう。

うえちゃん:のびのびとやってらっしゃるみたいでしたね、あれ、何か。

北野:だって最低だもん、高校から電話あって退学寸前まで行っちゃったんだから。アメリカから。数学や何かはほら、日本の方が教育レヴェル高いんでアレだけど、受験校入ってるから、したら徹夜が週に三日間ぐらい続くんだって。そうすると何か、試験の時にアメリカ史ってのがあるんだって。で、南北戦争についてのどうのこうので、判んなくて、だけど、トイレで寝ちゃったんだって。したら、学校中でみんな探したらトイレからふらふら出て来たら、校長が来て、「ショーコ、お前トイレなんかで寝てるから歴史が出来ないんだ」って言われたから腹立つから、次のテストの時に一生懸命勉強して、百点取ったんだって。そしたらまた校長が来て「ショーコ、やれば出来るじゃないか」ってこうやってハグ、ハグってやったんだ。そしたらよ、中指立てて「Fxxk you」っつっちゃったんだ(笑)。「お前んとこはどういう教育してるんだ、そんな言葉を言う奴はいないよ」って。ウチのカミさんのとこに電話がかかって来たらしいんだけど、しょうがないから通訳呼んで、「ウチの子は友達からその言葉を覚えたらしい」って。「そんな言葉を言うなんて信じられない」って、すぐウチのカミさんロス行って謝って来たけど。それで首がつながったりして。

うえちゃん:謝りに行くのも国際的になっちゃって。すごいですよ。じゃ、一回ここでCM行きましょうか。はい、北野武さんにお越しいただいております、ニッポン放送『テリーとうえちゃんのってけラジオ』、生放送中です。


(CM)



うえちゃん:『BROTHER』大ヒットおめでとうございます!

テリー:おめでとうございます!

北野:驚いちゃったもう。劇場、五百館に増やしちゃった。

テリー:はははは。でも、たぶん武さんはね、今までずーっと映画作ってるけど、かなり赤字だと思うんですよ。だから、ちょっと皆さんね、協力してあげて下さいよ。泣いてますから。

北野:一番問題なのは、森さんの動向をうかがってるの。森さんがね、髪の毛切って売っちゃったら少しはダメだなァと思う。まだ長いうちは大丈夫だと思う。

うえちゃん:社長の森さん。はい、じゃあ引き続き、リスナーの方からのね。

テリー:これ、私も実はね、参考にしたいと思うんですけど、大田区にお住まいのxxさん、27歳の会社員の方から。「後腐れなく女性と別れる方法を教えて下さい」と。

北野:これは寝ウンコですね。

テリー:あはははは。

北野:オネエチャンと寝てて、朝になると枕元にウンコがしてて、「あれ、またしちゃった」って言ってる間にね、オネエチャンは絶対別れると思うね。

テリー:さァ、次行きましょう!もう、しょうがないこと言ってますから、武さんが。

うえちゃん:またしちゃった、ってのがいいですね。

北野:どうしてなんだろう、って悩めばオネエチャンはいなくなる。

うえちゃん:ウンコの前にあぐらをかいて。

テリー:でも、武さんアレだよ、実際によくもめてる人いるじゃない、芸能人なんかでも、別れ際が悪いっての。あれ、何なんですか武さん?

北野:あれ、金払いが悪いんだよ。

テリー:金払いが悪い?

北野:金払いが悪いよあんなの。ちゃんと金払えばいいんだよ。

テリー:最後ね、ちょっと何か男っぽくないところありますよね。

北野:大体、全財産あげちゃわなきゃ。

テリー:そうですよね。

うえちゃん:おー、全財産。

北野:俺なんか、結婚してるうちから全財産取られてるんだから。

テリー:そうですよね(笑)。

北野:俺、三十何年、小遣い制だよいまだに。実際の稼ぎ知らないんだから。それで、長者番付って新聞に出るじゃない、何か。あれでウチのカミさんが俺を追い抜こうとしてるんだよ。

テリー:あ、そうですよね!俺もそう思った。あれ!?奥さん何で出てんの!?ってのはありましたよね。

北野:あいつ働いてないのにさ、オフィス北野社長だもん。社長か何かなんだろ?

うえちゃん:だろ?って言われてもねえ。

北野:だって、俺知らないうちに青山に家建ててたんだよ。

テリー:あれ、武さん行ってないんですか?

北野:こないだ行ったの。ピンポン、ったら「どなた?」って言うんだぜ。モニターに映ってるのに。嫌んなっちゃうよ。

テリー:川崎にお住まいのxxさん、56歳の自営業の方からいただいております。「武さんへの質問ですが、イチロー、新庄がメジャーに行きましたが、このことはどう思いますか?」と。

北野:やっぱり新庄だろう、一番面白いのは。

テリー:新庄いいですよ!

北野:これ、新庄が活躍してイチローがダメだった時、世の中はどうなんだろう?

テリー:そうですよね。みんな行っちゃいますね。

北野:イチローがダメだったらパ・リーグの灯は消えるね。下手するとあれだろう、元やめた奴だって行こうとすんじゃないかな。

テリー:新庄って、意外とあまり深くもの考えてないってことは――。

北野:あれ、出会い頭に打っちゃうんじゃないかと思って。

テリー:そう、そんな感じですよね。

北野:ノー天気で。

テリー:何かあんまりプレッシャー感じない感じがするから。

北野:イチローなんかすごい考えて打つから、結構、ツボに変な風にハマっちゃったら悩み抜いちゃうんじゃないかな。

テリー:ねえ、体力的にも弱そうだし。

北野:何か新庄はたぶんね、キャンプで帰って来ると思う。

テリー:ははははは!帰って来ますか!?

うえちゃん:早いですね。

北野:オープン戦前に帰って来ると思うよ。ダメだ!っつって。

うえちゃん:赤いマフラーして「ダメだった」って。

テリー:帰って来たら帰って来たで、面白いですけどね。えー、川口市にお住まいのxxさん、34歳の自営業の方からいただいておりますが、「今年巨人戦の始球式をやるそうですが」ってことなんですが。

北野:いや、長嶋さんと対談してたんだけど、「あれ、武さんは始球式はやったことないんですか?」「やったことないんですよ」「じゃあやったら?」って言うから、「いやあれは、宮沢りえだとかその時代のアイドルがやるもので、俺はいいですよ」って言ったら、「いやいや、やっていいですよ」って盛り上がっちゃったんだけど。

テリー:ねえ、やりましょうよ!

北野:もし来たら、やろうかなと思ってるんだけど。

テリー:ちょっとだけね、もし始球式をやるんだったら何かありますか、アイデアが。

北野:まずね、一塁牽制。

テリー:一塁牽制!?

北野:それから隠し球(笑)。

テリー:うはははは!

北野:あと、サインが合わない、ってキャッチャーに色々指示して。

テリー:試合始まんないじゃないですか!?

北野:最後にデッドボールってのがいいなァと思ってね。

テリー:ははは、でも武さんが行くとこりゃまた盛り上がりそうだねえ。

北野:バカ野郎、とかすごいだろうね。

テリー:でもね、武さんが行ったらたぶんね、ピッチャー・マウンドのところで一回倒れると思う。

うえちゃん:一応ボケますよね、一回ね。上がる前にね。

北野:やりたいなァ。

テリー:神奈川県の川崎にお住まいのxxさん、50歳の主婦の方からいただいております。「ビートたけし、北野武、どういう風に武さんは使い分けていらっしゃるのですか?」。

北野:だから、ビートたけしと北野武ってふたつの人形がいて、ホントの俺が、「今日の仕事は何かな?あっ、ビートたけしの仕事だ」っつったら、その操り人形をこうやって持ってって、今日は北野武の仕事だったら、北野武っていう人形を持ってくとかね。ホントの自分は違うんだ、と。

テリー:じゃ、ホントの自分は何なんですか?

北野:Sexしてる時だけ。

テリー&うえちゃん:ははははは。

北野:そん時に初めてホントの俺が現れる。

うえちゃん:おーし、ホントの俺を見せつけてやるぞ、みたいな。

テリー:結構、急に弱気になっちゃうんじゃないですか?

うえちゃん:意外と気弱で、えー、ごめんって。

北野:正座してやらしてくれって(笑)。

テリー:意気地ないんですってねえ。

北野:結構意気地ないんだよ。

テリー:俺もねえ、たけしさん結構繊細だから、意外とプライヴェートは――。

北野:俺、鏡見ててホントに嫌になる時あるもん。何かオネエチャンとデートなんかして、よく鏡のあるとこあんじゃん。パッと見た時に、俺がそのオネエチャンの前に座ってる自分が客観的に見えたりすると、ドーッと汗出るもん。「うわー、マズイなこれ」と思って。すごい嫌なの。ダメだね。

テリー:武さんほら、『BROTHER』の映画の中でね、いっしょに刺青入れて、うしろのバックショット撮ってるじゃないですか。あれはどのぐらい体――。

北野:あれはね、映画入るのにまず8キロ落として、ベンチプレスがね、180ポンド以上上げるようにしたね。だから、いい体になってたよ。

テリー:すごいですよね。

うえちゃん:大胸筋がでかかったですよね。

北野:うん、あれものすごい鍛えて、ウワッと上げたから。

テリー:ねえ。うしろもそうだし、今度前のね、ちょつと煽りの画でも。

北野:トレーナーつけてガンガンやった。で、やっといい体になったなァ、って刺青したんだけど。

うえちゃん:お酒飲んだりとか、睡眠時間あまりない時に、そんなジムったら、へろへろになったんじゃないですか?

北野:いや、そうでもないなァ、腹筋やったり。結局、映画入る一ヶ月くらい前から、役によって鍛え上げるから。あん時は酒飲まなくしたし。あと、酒飲んでも一切食わなくなったり。あとプロテイン飲んだり。

テリー:だから、ラジオをお聞きの皆さん、『BROTHER』をまだ見てない方がいらっしゃいましたらね。

うえちゃん:丸の内ピカデリー2とかね、いろいろやってますんでぜひ。

北野:だから、一回見ても、二回、三回と繰り返してくれりゃあね。

テリー:そうです!何度でもいいですよね。

北野:五回から金券になるからね。

テリー:するとまな板がつくんですね。

北野:あー、うんうん。

うえちゃん:ということで、えー、明日もですね、武さんに『のってけラジオ』に来ていただいて、いろいろお話をうかがいたいと思います。はい、ニッポン放送『テリーとうえちゃん・のってけラジオ』、お客様は北野武さんをお迎えしてお送りいたしました。

北野:何回でも来んだから。

テリー&うえちゃん:(笑)。

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