たけしの遺伝子
キネマ北野
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 『BROTHER』三河屋俵太評
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う〜〜む、難しいな。 北野作品ではこの『BROTHER』が感想を書くのが一番難しいかもしれない。(僕にとって)
とある雑誌で諏訪敦彦監督(M/OTHERの監督)が、
評論とは勘違いである、のような事を語っていた。
これは別に評論家を批判した訳ではないんですが。
ただその雑誌を無くしちゃったので、彼が何故(勘違い)と形容したのかは忘れてしまいました。(苦笑)
ただ何故(勘違い)と形容したのか判る気がする。
正しい評論というものは存在しないと思うし、
間違っている評論も存在しないと思う。
言いかえればどんな評論も正しいし、間違ってるという事だろうか?
という訳で僕がこれから書く『BROTHERの感想』も、 ある意味では正しいし、間違ってるのだと思います。(巧く逃げたな)
そこの所宜しくね、ウフ。

2DAYSの二日目の帰り、飲み会に向かう途中ちゃちゃ氏が聞いてきた。
『どうだった?』
『……う〜〜ん、』しばらく僕は考え込んだ。そしてこう言った。
『……僕はあんまり……。』

これは正直な感想です。あくまでも一回目を見た感想ですが。
(よくわからん……)とも思いました。
わからなかったのはのはストーリーではなく、 やはり余りにも破滅的とも思える日本人の生き様なのだろうと思う。

何故、加藤があそこで自決しなければならないのか?
何故、原田があそこで腹を切らなければならなかったのか?
この二つのシーンは正直よくわからない。 ただ二回目にこの映画を観て、(ああ、判らなくてもいいんだ)と思った。

最後、山本にマスターが(あんたら日本人は不可解だな)と呟くシーンがある。
山本にはその言葉は聞こえていただろうし、判っていただろうと思う。
だが山本は苦笑するのみで、何も答えようとはしない。
考えてみればこの映画に登場する日本人達は皆不可解であり、不気味だ。(僕にとって)
だが北野監督はその不可解さを説明しようとはしない。
不可解のままにえがいている。
一番判りやすい日本人は、途中で逃げ出す弟ケンの存在だけだろうか?(笑)

もしかしたら監督はこの映画で、彼らの生き様を判ってもらおうとはハナから思ってないんではないのだろうか?
『俺達は不可解なんだよ! だからどうした!』との開き直りにも似た監督の声が聞こえてきそうである。

僕はこの映画は決して分かり易い映画ではないと思う。
むしろ今までの北野作品の中で難解だし、一番好き嫌いが分かれるのではないかなぁ?。
勿論僕は好きですが。

でもやっぱりわかんないんだよね〜。(笑)

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