たけしの遺伝子
キネマ北野
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 『キッズ・リターン』ちゃちゃ評
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ちゃちゃ


この作品を見たとき、余韻として私の心に残ったのは
「再生に対する大いなる希望」でした。

その年でもうそんな苦労を・・・と思ってしまうような
主人公の二人。
でもきっとどこにでもいる二人。
学生時代に二人が抱いていた不毛感、劣等感、
ただただ暇をつぶす毎日。
身に覚えのあるのはきっと私だけではないはずだ。

二人の進んだ道は一見対照的に見えるけど、ふたりはどちらも、
自分の拳しか信用してない。
その時点で二人の挫折は決まっていたようにも思える。
おる意味予定されていた挫折。
でもだからこそ、二人はそんなものはどぶに捨てて、
また一から、もしかして自身が変わらないうちはまた同じようなことがあっても、
それでもまたああやって、
「まだ何も始まっちゃいねえよ」なんて言ってくらしていくのだろう。

二人には、生命力がある。
私もそうありたい、なんて思ってしまう。

そして、北野映画ではいつものことですが、
音楽がとにかくむちゃくちゃかっこよくて、
「キッズ〜」でのテーマ曲は、何というかとても
心を鼓舞される曲で、それがなおさら二人を象徴しているように思いました。
久石さんとたけしさんはやっぱりベストタッグだと思います。

珍しくたけしさん本人のでていない北野映画ですが、
私的には「菊次郎」1位、「ソナチネ」と同率2位(←たまに変わる)で
大好きな作品です。

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