葉鍵ロワイヤル HAKAGI ROYALE /葉鍵板の住人達 ハカロワ出版企画
全7巻。
なんていうか、良くも悪くも素人の作品だったかなぁ、と思う。
細か細かに見れば結構いい感じで、感動するところもなくもないんだけど、大まかな展開とか、ラストとか、そういうところがちょっと。
百人以上(確認はしてないけどそのぐらいいそう)の人によって書かれてるのだからしょうがないか。
全部のゲームをやってたわけじゃなかったから、その辺もちょっとマイナスに作用したかな。
いくつかのゲームのストーリーを利用してラストに向かうから、それの一部が分からないのは痛かった。
まぁ、概要はさすがに読んでいくうちにわかっていくんだけど、やっぱゲームやってるのとやってないのじゃ違う。
バトルロワイヤルは、原作にしろ映画にしろ、あの短さで終わったからよかったのだと思う。
あのラストを受け入れるために必要な映像の長さが60〜120分という基本的な映画の長さであり、それが冗長させないための長さでもある。
文章であれば尚更で、物語が長ければ長いほど、ラストに求められる質は大きくなってしまうのだ。
そして、これは葉鍵のゲームキャラを基にしたバトロワの2次小説。
ネタバレと言うまでもなく、殆どの人は結末をある程度予測できるし、そこに向かうしかないのだ。
「もし、葉鍵のゲームキャラたちが、バトルロワイヤルの状況に出くわしたら……」のコンセプトで始まり、完結まで書ききられたのは見事と言う他ないが、
残念ながら全体として感動までは至らなかった。
満足したかというと、読んだ価値はあったのだが、対価ははっきり言って大きかった(大体1万円)、というのが正直なところだ。
紙媒体で読んだから高いのだが、これだけの長さをウェブ上で読む気ははっきり言って起こらない。