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アフタ−・フォ−ディズム
フォーディズムは1970年代以降危機に陥った。それゆえに,各国はフォーディズムのオルタナティブをもとめて模索を続けた。それが1970年代後半から1980年代であり,現代はアフター・フォーデイズムの時代である。そしてフォーディズムの危機のなかでいくつかの方向が形を整えてきた。それは,まず,テイラー主義をそのままにしつつインデックス賃金の方を解体させていく道=危機を何よりも分配危機ととらえ,フォーディズム的な契約的・硬直的賃金を打破して賃金・雇用を市場化・フレキシブル化し,利潤回復をめざそうという「ネオ・フォーディズム」的な危機脱出の方向と,テイラー主義を緩和ないし打破して新しい労働編成を模索しようという方向=ポストフォーデイズム,に分かれる。前者はアメリカやカナダなどの道であり,政治的には,新自由主義,新保守主義である。これに対して,後者は,強力で統一的な労働組合のもとに全国レベルで労使交渉が行われ,労使妥協は明文化され,そして,労働編成においても,流れ作業の廃止(構想と実行の分離の抑制)の試みがなされたスウェーデンの道(ボルボイズム)と,労使妥協においては見るべきほどの前進はないが,労働編成においては構想と実行の分離というテイラー・フォード主義を超出して,高い生産性をあげているモデル(日本のトヨタイズム),に代表される。

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