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おでん

 柔らかく煮えたちくわやさつま揚、ぷっくり膨れたはんぺん、とろけるようなちくわ麩・・・好きなたねを取り合うのも、熱燗でのんびりひとりつまむのも楽しいおでん。
 今でこそ、冬の定番の人気鍋ですが、元祖は、豆腐やコンニャク、芋を串に刺し、みそをつけて焼いた「田楽(でんがく)」。これは室町時代からあった料理のようです。田植えの時、一本の竹馬に両足を乗せてピョンピョン跳ねながら踊った「田楽舞」と、串刺しのようすが似ていることからその名が付けられ、やがて「お田(おでん)」と呼ばれるようになります。
 ただし、コンニャクだけは串に刺さないで、ゆでて味噌をつけたものも「お田」でした。
つまりこれが現在の味噌おでん。大阪でおでんを売り歩く時の口上に、こういうものがありました。








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