理科が苦手な人は恐らく東大入試ではかなり不利な人です。
理系といえるのかどうか危ういほど「数学嫌い」が多い東大理二(笑)でも
理科がダメな人はあまりいませんし、「理科が白紙で受かった」という
例はあまり聞きません(数学や英語がほぼ白紙で受かったとかいう人は実例を知っていますが)。
それだけ理科は点差が開きやすい科目だということです。
理科は基本的には知識と練習経験が
点数に直結する科目なので得点は上げ易いはずですから、理科が苦手な人は
まずそれを克服するべきです。
あと、初めて目にする人が驚くのは多分解答用紙の特殊さです(^^;)
6mm幅くらいの横罫線が引っ張ってあるのですが、とにかく書きづらいです(T-T)
日頃からヘンな罫線があってもきれいに書けるように練習しておくと良いかもしれません。
因みに代ゼミの東大模試は本物とインクの色まで同じ解答用紙だそうです。
というか、同じでした(笑)。代ゼミの東大模試を受けた人は
その解答用紙をコピーするか貰うかして赤本とか解く解きにそれに
書いて練習すると良いと思います。
化学などと違って一問目がこの分野、というようには決まっていません。
よく出る分野は分子遺伝、代謝、反応と調節、発生、生態、進化・分類ですが、
突然違う分野の質問が小問にまじっていたりするので総合的な問題が多く、
「ヤマを張る」ことはできません。進化・分類などは他大学ではあまり出ないところも
多いのですが東大は結構重視しているので注意が必要です。
東大の生物にはそこまでの難問はあまり出ません。リード文が長く、
リード文の中に解答のカギがあるので長いリード文を素早く正確に読み、
要点を捉えることが絶対に必要です。見慣れない題材が扱われることも多いですが
必要な知識の多くはリード文に書かれているのであまりマニアックな知識は
必要ありません。それよりも与えられた知識を使って考察する力が求められている
出題になっています。ただし分子遺伝の分野については教科書を超えた知識
が必要になることが多いです。バイオテクノロジーの発展的知識がないと
答えられない設問も多いので注意。
後期試験の論述量は半端じゃないですが前期試験は大抵一問1〜2行、
多くて3〜4行です。とはいえ論述問題の数は多いので、時間は結構厳しいです(手も疲れる…)。
日頃から文章を読みなれる&書きなれることが重要です。生物の資料集
には沢山の実験等が図や写真入りで紹介されています。資料集を何度も読み込む
勉強法は非常に有効です。ポピュラーな実験は何も見なくてもその
原理や方法をスラスラ書けるようにしておきましょう。教科書に載っているような
重要な絵や図は何も見なくても手早く描図できるように
何度も練習しましょう。
生物は化学や物理よりもちょっとマイナーなので良い参考書が少ないです。
東大生物は教科書を逸脱した問題を出すことは少ないので
とにかくまずは教科書を読むことが大切です。
その際には資料集を活用し、写真・図・グラフをしっかり頭に入れましょう。
そうやって知識が固まったら問題演習によって知識を増やすのが効率的だと思います。
でも東大で同じクラスの友人に聞いたところ、「使った参考書はチャート式生物だけ」
という人がいて、「教科書を読んだらチャート式生物を二回読んで(!)、
それで赤本を解いたらスラスラできた」と言っていました(確かにその人は大学でも生物が
かなり出来る人です)。
辞書のような本を読み込んで全部知識にすれば確かに相当な実力になると思います。
そうやってとにかく知識を片っ端から入れていくか、ある程度知識を取り入れたら
問題演習をしていくか、自分の好きな方法をとれば良いと思います。
後者の方が一般的だとは思いますが(^^;)
■知識を取り入れるのに役立つものたち
新生物1B・2(チャート式)
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とにかく辞書のような本。上記のように通読するツワモノも意外といるようです。
多くの人はこれを辞書代わりに使っていると思います。
全分野を詳しく網羅した受験参考書はこれが一番なので分からないことが出てきたときの
強い味方になると思います。生物受験者の多くが持っている本です(実際、
以前Z会東大合格者参考書人気ランキングでも1位になった)。カラーで
図も多いので頭にも残りやすく、大学受験生物の参考書のなかでは
一番全てを網羅したものだと思います。
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視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録(新課程用)
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作図が出来るようになる必要があるといっても参考書によって
描かれている図が違ったりして何をどこまで描けばよいのかと困った時にも、
かつて行われてきた生物学上重要な実験で大学入試でも重要な
実験を全部教えてくれる本はないだろうかと思ったときにも、
進化・分類が重視されているといってもなかなか詳しく載っている参考書が
見つからない時にも、
分子生物学の発展的な知識が必要といわれてもいったい何を読んだら良いのかと
路頭に迷った時にも、
必ず答えは資料集にあります。
単なる資料や写真の羅列ではなく、
大学入試のポイントはしっかりと押さえられていて、
「ES細胞と再生医療」「遺伝子組み換え食品」「環境ホルモン」「熱帯雨林の林冠から」「ヒトゲノム解読競争」
など入試でも重要な最先端の研究の基礎知識が研究者本人の解説による特集で紹介されている
素晴らしい資料集。 これだけ中身があってもちろんオールカラーで893円は安すぎると思ってしまいます。
大学に入っても必ず役立ちます。実際、受験生の時に使っていた生物の資料集は
大学二年生になった今もかなり役立ってくれています(^-^)
まだ資料集を持っていない人・良い資料集に巡り合っていない人・将来生物系に進みたいと
思っている人は是非手に入れて欲しい一冊です。
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大学受験精選生物1B・2問題演習
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Z会の『生物1B・2の演習』という本の押田先生と、大町先生による
問題集。『生物1B・2の演習』の「標準的な問題を全範囲カバー」という姿勢はそのままで、
教科書的な知識は仕入れたけれど今すぐ東大対策をする実力はついていないという人に
必須の本。『生物1B・2の演習』よりも解説が非常に丁寧なので問題を解きながら実力を上げていける。
東大対策に移る前の問題集としては標準的な問題を網羅している本であれば何でも良いのですが、
生物の問題集で「使える」問題集は実は少ないのでまずはこの本をおすすめします。
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■東大生物対策用問題集
生物重要テーマの攻略53
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細胞、分化、代謝、遺伝、恒常性、生態・進化といった入試頻出分野に焦点を当てて
盲点を突くような問題を次々に出してくれる問題集。
http://www.yozemi.ac.jp/books/rika/nakajima1.html
で内容が見られます。レベルは高めなので基礎が固まっていないうちに手を出すのは避けたいですが、
内容は決してマニアックではなく、本質を突いているものであるため東大対策になるというよりは
生物をよりしっかりと理解できるものだと思います。「どうして今まで誰も教えてくれなかったの!?」の
オンパレード。これを一冊きっちりやれば生物の実力は格段に上がるはずです。ページ数はとっても
少なくて薄い本ですから頑張れば数日間で完成!
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生物合否決定問題攻略26
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これは完全に東大対策に特化した問題集。問題の形式も東大生物によく似ています(リード文は短いけど)。
これもhttp://www.yozemi.ac.jp/books/rika/nakajima3.html
で内容が見られます。高校の教科書にはまず書いていないことだらけなので生物が得意な人・
生物でかなり点数を稼ぎたい人向け。でもその人達にはかなりオススメ!ページ数は『生物重要テーマの攻略53』よりも
更に少ないのでサクサク進められます。この著者は的中問題が多いことで有名なようで、
実際私の受けた年にもこの本で扱われていたことが出たりしました。高校では習わないけど
知っていないと解けないという「これって出題範囲外じゃないの?」と云いたくなるようなギリギリな問題たちを
確実にクリアできるようにするための演習書。受験生物参考書・問題集の中では間違いなく一番難しい。
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生物考える問題100選
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生物の考察問題を100題載せた問題集。東大受験レベルの受験生の多くが手をつけている。
「生物にとっての水の役割とは?」など、マニアックな知識を仕入れるというよりはより純粋に「考察」
が求められるような問題が多い。どちらかというと東大後期の生物に近いような印象を受ける。
基礎を固めて考察力もある程度ついた時にやってみると考察力がかなり鍛えられるはず。
因みに、この問題集を見て問題を作っている大学もあるんだとか……。東大ではさすがにそんなことは
ないと思いますが、慶應医など生物がやさしめの私立であれば同じ問題が(多少親切な誘導つきで)
出たりしてもおかしくないと思います。
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生物考える実験問題50選
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その名の通り、深い考察が必要な実験問題を50題集めた問題集。
東大の過去問も載っており、まさに東大対策本といえる。
東大でよく出る「こういう実験をしたらこうなった、何故か?→その理由を確かめるにはどういう実験を
すれば良いか?」という練習が出来るので東大生物向きのアタマを作るにはうってつけ。
『考える生物100選』よりもこっちの方が評判が良い。東大生物のような実験問題を解けるようにするという
ゴールが定められた問題集なので、点数に結びつきやすい考察問題集であるといえる。
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東大入試プレ問題集 理科
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代ゼミの東大プレを収録した模試問題集。物理・化学・生物のセットです。
生物は他の予備校の模試問題集の中でダントツにレベルが高いです。
物理や化学を解かなくても、この生物の問題だけで充分に買う価値があります!!
かなり的中も狙って作られているようなので何度も繰り返し解くと良いです。
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実戦模試演習東京大学への理科
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過去の駿台の東大模試を収録した模試問題集。物理・化学・生物が一冊に入っています。
理科(特に化学)に定評がある駿台らしく、どの科目もかなり東大に近い(というか実際よりも難しい?)
セットになっています。生物もなかなか難問揃いで、以前駿台の先生が「これで40点取れたら凄い」と
云っていました。 |
2005入試攻略問題集 東京大学理科
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河合塾の東大オープンを収録した模試問題集。河合塾の模試問題集の強みは
とにかく解説の詳しさ・細かさ・採点基準などの明記などで、単なる問題の
寄せ集めではありません。これも物理・化学・生物のセットですが
3大予備校の東大模試問題集の中で
トータルで一番評価が高いのは河合塾です。生物は正統派な問題が多く、変にマニアックなものは出ないので
そういう意味で本番に近い。
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