東大理系数学は全部で六題から成っています。最近の東大の 傾向としては問題は昔よりも易しくなってきています。勿論それは 昔に比べればということで、毎年(たまには例外もあるんですが) かなりの難問も含まれています。とはいえ標準レベルの問題は 毎年必ず数問出題されるのでそこは点数の取り所です。 さらに云えば、その標準レベルの問題さえ解ければ数学が足を引っ張ることは ないのです。 ではどの問題が易しめの問題なのかを見分けるのはどうすればよいのでしょうか。 普通に考えれば試験開始15分くらいは全問をちょっとずつかじってみて、 どれが解けそうか試してみるのが良さそうです。実際、試験開始後しばらくは まず解く問題をどれにするかの選択にあてるのが良いと思います。しかし、 毎年決まった傾向として、 東大の数学は第一問目がウォーミングアップの問題 というものがあります。毎年必ず第一問目は易しい問題です。 まずは易しい問題で肩慣らしをしましょうという出題者の配慮です。 だからまずは迷わず 第一問目を解きましょう。 あとは微分積分(当然毎年出ます)も標準的な問題が多いです。数3(微分積分)は 充分に問題演習をやっておくべきです。
合格するために大体どれぐらいの点数を取ればよいのかは科類によって大きく違います。 まず理二志望者には数学が苦手な人が多いので数学が苦手なことがあまり不利になりません。 0完で部分点をかき集めたような 人たちもたくさん受かっています(そういう人を何人も知ってます)。 ということは理二は数学以外の科目で点差がついている可能性が高いということです (実際、東大に入ると分かりますが理二で数学が得意な人・数学が好きな人は結構稀で あんまりいないのですが、生物や国語や英語が得意という人はかなり たくさんいます)。もしも理二志望で数学が苦手なら、苦手な数学に 時間をかけてモタモタしてるよりも数学はほとんど捨てて最低限の得点だけを取り 他の教科に時間をかけるべきだと思います(英語とか理科とか古文漢文は勉強すれば すぐに点数に結びつく教科だというのもその理由です)。 勿論、理二志望で数学が得意ならかなり有利です。一題解ければ20点なので 大きいです。英語を白紙で提出して理二に入った人も知っていますが、 その人は数学は得意だったようで、数学で英語の失点をカバーしたのでしょう(^^; 確かに理二なら一科目ぐらい捨てても何とかなるんですが、 やっぱり一般的に言われていることを考えれば2完半ぐらいは欲しいというところです。 既に述べたように第一問のウォーミングアップ問題を解いて、微分積分 を解いたら(第一問が微分積分メインの問題になることは多分ほとんどありません) 二完に達します(笑)。あとは部分点を集めて半分くらいとれれば大丈夫でしょう。 理二なら採点も甘めなので部分点もくれやすいと思います。 一方、理一と理三になると話は違います。 東大入試採点の舞台裏に書きましたが東大入試の採点基準は科類別です。 理一と理三は数学を得意とする人が多いので採点が厳しくなり、部分点も貰いにくく なります。 理一志望、理三志望で数学が苦手だと他の受験生から大きく引き離されること になるので数学を捨てるわけには行きません。3完+αぐらいとれれば良いと思います。 中には2完半で理三に受かったという知り合いもいるんですが、その人は他の科目 (特に理科)がほぼ満点近く常に取れるような人だったので、普通は理一・理三志望 ならば3〜4完をノルマとして決めれば良いと思います。
前述のように、東大の数学とは云っても標準的な問題は毎年数問出ますから、 まずはそういう問題を解けるようにするために定石と呼ばれるような方法を勉強 する必要があります。そのために使われるのは青チャートだったり 一対一対応の演習だったりします。まずはこれらを完璧に仕上げることが 前提です。その後は東大の頻出分野を重点的に学習するのが良いと思います。 頻出分野は微分積分・空間図形・確率・整数問題。 複素平面も頻出でしたが新課程になって削除されたので出題はされないと思います (実際、新過程で削除されたらもう複素平面の問題が出せなくなるからと云わんばかりに 旧課程後半では毎年のように複素平面が出題されていた)。 「広く浅く」的な勉強では解けない問題も多く出題されるわけですから、 頻出分野に的を絞って「この分野が出たら解ける!」という状態にしておく べきでしょう。 |
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