◆東大入試採点の舞台裏◆

東大入試でどんな問題が出るのかという情報は氾濫していても 東大入試ではどのような採点基準でどのように採点しているのか という情報はなかなかありません。そこで東大入試の採点方法を 教えたいと思います。

まず特徴的なのは、採点基準は 科類によって違うということです。 理科一類なら理科一類の、理科二類なら理科二類の、 理科三類なら理科三類の採点基準があります。各々の科類の難易度は 理科三類>>理科一類>理科二類ですから、理科三類の採点基準が 一番厳しく、理科二類の採点基準が一番易しく、理科一類の 採点基準がその間ということになります。

東大は合格発表とともに科類ごとの合格最低点&最高点を発表しますが、 私が受験した年は理科一類の合格最低点が理科二類の合格最低点よりも 低い点数でした。しかし、採点基準が科類によって違うのですから 理科一類が理科二類よりも易しいということにはなりません。 勘違いしないように要注意。

採点基準が科類によって違うのは科類ごとに採点グループが割り振られて いるためです。同じ採点官が科類を超えて採点することはないということです。 そして科類で分けられた採点グループはさらに分割されて 小さいグループに分かれます。この小グループごとに採点基準の意見交換はなく (採点部屋が違うらしい)、小グループ同士でも採点基準が違うそうです。

全採点が終わると各小グループは他の小グループがどういう基準で採点したのかを 見ることが出来ますが、他の小グループと自分の小グループの採点基準が 結構違うことが分かったとしてもそこで採点基準を変えて採点し直すことは 滅多にないそうです。小グループ間の得点調整はないということです。

そんなことをいうと採点はいい加減で努力よりも運が大切なのではないか とか思ってしまいますがそんなことはありません(笑)。 ご存知だとは思いますが東大の入試問題は他大学と比べて難易度が高く、 辛すぎる採点基準ではみんな低得点でダンゴ状態になってしまうので (特に数学など)、部分点をなるべく 与えるようにして採点しているとのことです。 その方が得点の分布が広くなるということですね。 ですから分からない問題があっても白紙で出すというのは 大損ということです。何か書いてあれば少しぐらい点数くれそうです。

また、東大模試などでは大抵採点しているのはバイトの学生 なので採点基準が細かく設定されています(例えばこの式を導出していれば 5点、そこから次の変形ができていれば+3点、というように)。 一方実際の東大入試数学の採点では 「半分ぐらいできている」とか「だいたい合ってる」というような 大雑把な採点をすることも珍しくないようなので、 時間がなかったらとりあえず解き方の方針を書いておくとか すると意外と高得点を貰えるかも知れません解き方が正しければ計算ミスなどで答えが違っていてもほぼ満点を貰える そうなので

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